マーケティングのレジェンド1

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 スティーブ・ジョブズ Appleの創設者

“いくら素晴らしいものをつくっても、伝えなければ、ないのと同じ”
スティーブ・ジョブズはかつて、こう言った。
あれだけ素晴らしいものを作ったジョブズがこう言っているんだから、説得力はハンパない…

あなたもご存知の通り、アップルが作る製品は最高に素晴らしい。恐らく世界最高の商品じゃないかな。
そんな世界最高の商品を作ったジョブズが、「伝えなければ、ないのと同じだ」と言ってる。もちろん言ってるだけじゃない。
ジョブズが初めて「Macbook air」というノートパソコンを発表した時、その伝え方にこだわっていた。当時のノートパソコンと言えば、重くて分厚くて、見た目もゴツゴツしていて、あまりカッコいいものでは無かった。一方で、ジョブズが作ったMacbook airは、とても薄くて見た目もスタイリッシュ。もちろん、機能だって素晴らしい。最高に素晴らしい商品だった。
そんな素晴らしい商品にも関わらず、ジョブズは「どうやってそれを伝えるのか?」に非常にこだわった。
そしてご存知の通り、ジョブズは「Macbook air」を紙封筒から取り出してみせた…。それを見ていた人々は一気に心を奪われた。
結果、Macbook airは記録的な大ヒットになったが、その要因は「商品が素晴らしかった」以上に「伝え方が素晴らしかった」と言う人がとても多い。

ところが…ほとんどの社長がこんな悩みを持っている。あなたの周りにも心当たりがあるんじゃないだろうか。「ウチの商品、1度使ってもらえば分かるんですけどねぇ…」気持ちは分かる。
きっとこういう悩みを持っている人は、本当に良い商品やサービスを提供しているんだと思う。満足しているお客さんがたくさんいるんだと思う。それは素晴らしいこと。
でも、世界最高の商品を作ったジョブズだって「それをどうやって伝えるか?」ってことに全身全霊を注いでた。僕たちは、そこから何を学ぶのか?
いくら素晴らしいものをつくっても、伝えなければ、ないのと同じ。これを肝に銘じて、あなたの素晴らしい商品を、もっともっと多くの人に広めていこう

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『手ぶらで生きる。』

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ミニマリストしぶ

月の生活費は7万円。テーブル、収納、冷蔵庫は持たない。財布も持たない。床に寝る。服と靴は毎日同じ。食べるのは1日1食…。
著者は現在、福岡で4畳半、家賃2万円の部屋に暮らしていますが、それでも豊かに過ごせていると言います。その理由は以下の通りです。

狭い部屋に住める人は、安い家賃で済むから、好きな場所に住むことができる。部屋の掃除も簡単だ。そして何より、浮いたお金で時間と生活にゆとりが生まれる
ミニマリストの思想の本質は、本当に大切な1%のために、99%をそぎ落とすことにある。

我々はつい受け身で物を選び、常識を疑いもせずに平均よりちょっと良い暮らしを望みますが、本当に大切な1%に集中すれば、生活は驚くほどシンプルに、かつ豊かになります。多様な価値観が受け入れられる世の中になり、「見栄」の重要度が減った今、ミニマリストの考え方は、もっと多くの人に受け入れられていい。

僕が今の部屋を選ぶ決め手となったのが、出窓の存在だ。食事の際は皿を置き、読書やネットをするときには腰をかける
持ち歩いて使うパソコンは「リュック」、薬類は「クラッチバッグ」、シェーバーや歯ブラシなどの水まわりの物は「トラベルポーチ」に入れて収納している。これらの収納用品に共通するのは、すべてが「収納以外の使い道がある」ということ。いずれも「収納」と「持ち運び」の両方を兼ね備えている

まずは、「本当に必要か」を吟味して買うこと。そして、買うときには「不用になれば売れる」物を選び、必要がないとわかった時点で早く売り抜けること

「ちょっと好き」ではなく「大大大好き」と思えるレベルの「好き」を大事にする

【消費活動=お金を払って「与えられる」側になること】
【生産活動=自分で生み出して「与える」側になること】

時間を生み出すツールに投資する
ミニマルな空間が「没頭」を生み出し、一点突破で結果を出せる

貧乏人の部屋には物が多い。ドラマの美術さんは、貧乏人の部屋には物を増やし、壁に隙間無くちぐはぐなタンスを並べたりして、「貧困」を表現するそうだ。逆に、豪邸のセットでは物を減らし、なにも置いていない面を増やして「余裕」を表現する

毎日長時間使う物にお金を多く使ったほうが幸福度が高い(=コンフォート原則)
自分が必要とするものを考え、そのニーズを満たすと思った最初のものを選択すること
生活コストを抑えて、稼ぐべき金額を下げる60万円以上は貯金しない。60万円の根拠は、「必要最小限かかる生活費の1年分」である

人にプレゼントをあげるとき、基本的に消耗品しか贈らない
物は少なく、「心の拠り所」は多く

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『アウトプットは錬金術』

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成毛眞元日本マイクロソフト代表取締役社長
現在書評サイト「HONZ」を手掛ける

よくセミナーで「こっち側」と「あっち側」という言い方をしますが、情報を発信する側と受ける側では、圧倒的に情報量が違う。それは、情報発信する人には自ずと情報が集まるからです。先生が生徒より優れているのは、そこに「情報の非対称性」があるからです。そして、社会人がこの「情報の非対称性」を生むのに手っ取り早い手段が、情報発信する、つまり「アウトプットする」ことなのです。

今の時代、情報収集、勉強をして、知識、教養を溜め込んで満足しているようでは、もうダメだ。得た情報をどう発信して、自分の血肉とするのか、価値あるものに変えていくのか、もっとわかりやすく言えば、「お金」に変えるのかを意識せよ

AIに代替されない仕事は、編集後にアウトプットをする仕事
アウトプットしないと、アウトプットは上達しないのだ。さらに、アウトプットしないと、アウトプットの才能の発見が遅れてしまう
それまでは別のものとされていた話し言葉と書き言葉を隔てる垣根がぐっと下がったのは圓朝と四迷、この二人の天才がいたからだ。これからももしかすると、文章と、今は文章とは違うと思われているものが、どこかにいる天才によって融合される日がくるかもしれない

社会人が書くべき文章、また、求められる文章とはどのようなものかというと、ズバリ、紹介文だ800字と思うな、100字×8だと思え

第1ブロック:その本の印象の紹介。100文字で、この文章を読む人に、どう思ってほしいかを伝える
第2ブロック:その本の読者の想定
第3ブロック:その本の中身の紹介1。100文字で、その本の面白さはどこにあるのか、その全体感を伝える
第4ブロック:その本の中身の紹介2。別の側面をピックアップできると良い
第5ブロック:その本の具体的な中身の紹介1。つまり引用だ
第6ブロック:この本の具体的な中身の紹介2。ここも引用だ
第7ブロック:この本の著者の具体的な紹介。第2ブロックあたりで著者については紹介済みのはずだが、文章を紹介した後なので、それを書いたのはどんな人? という関心を持った読者へのサービス精神をここで発揮する
第8ブロック:なぜこの本を取りあげたのかだめ押しをする

リズムのお手本としておすすめなのが都々逸調だ。都々逸とは「三千世界の鴉を殺し ぬしと添い寝がしてみたい」のような七七七五調の定型詩だ

単に「古い家、買いませんか」ではなく、「レアで二つとない年季の入った建材買いませんか」という提案をするのだ。これが、他人がスルーしている現象をマネタイズしながらアウトプットする唯一の方法だ実際には、みんながアウトプットするようになると需要と供給の関係で書き手の収入は下がるはずですが、それでも優位な立ち位置が取れれば、まだまだ可能性はあると思います。

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