『手ぶらで生きる。』

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ミニマリストしぶ

月の生活費は7万円。テーブル、収納、冷蔵庫は持たない。財布も持たない。床に寝る。服と靴は毎日同じ。食べるのは1日1食…。
著者は現在、福岡で4畳半、家賃2万円の部屋に暮らしていますが、それでも豊かに過ごせていると言います。その理由は以下の通りです。

狭い部屋に住める人は、安い家賃で済むから、好きな場所に住むことができる。部屋の掃除も簡単だ。そして何より、浮いたお金で時間と生活にゆとりが生まれる
ミニマリストの思想の本質は、本当に大切な1%のために、99%をそぎ落とすことにある。

我々はつい受け身で物を選び、常識を疑いもせずに平均よりちょっと良い暮らしを望みますが、本当に大切な1%に集中すれば、生活は驚くほどシンプルに、かつ豊かになります。多様な価値観が受け入れられる世の中になり、「見栄」の重要度が減った今、ミニマリストの考え方は、もっと多くの人に受け入れられていい。

僕が今の部屋を選ぶ決め手となったのが、出窓の存在だ。食事の際は皿を置き、読書やネットをするときには腰をかける
持ち歩いて使うパソコンは「リュック」、薬類は「クラッチバッグ」、シェーバーや歯ブラシなどの水まわりの物は「トラベルポーチ」に入れて収納している。これらの収納用品に共通するのは、すべてが「収納以外の使い道がある」ということ。いずれも「収納」と「持ち運び」の両方を兼ね備えている

まずは、「本当に必要か」を吟味して買うこと。そして、買うときには「不用になれば売れる」物を選び、必要がないとわかった時点で早く売り抜けること

「ちょっと好き」ではなく「大大大好き」と思えるレベルの「好き」を大事にする

【消費活動=お金を払って「与えられる」側になること】
【生産活動=自分で生み出して「与える」側になること】

時間を生み出すツールに投資する
ミニマルな空間が「没頭」を生み出し、一点突破で結果を出せる

貧乏人の部屋には物が多い。ドラマの美術さんは、貧乏人の部屋には物を増やし、壁に隙間無くちぐはぐなタンスを並べたりして、「貧困」を表現するそうだ。逆に、豪邸のセットでは物を減らし、なにも置いていない面を増やして「余裕」を表現する

毎日長時間使う物にお金を多く使ったほうが幸福度が高い(=コンフォート原則)
自分が必要とするものを考え、そのニーズを満たすと思った最初のものを選択すること
生活コストを抑えて、稼ぐべき金額を下げる60万円以上は貯金しない。60万円の根拠は、「必要最小限かかる生活費の1年分」である

人にプレゼントをあげるとき、基本的に消耗品しか贈らない
物は少なく、「心の拠り所」は多く

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