笑顔は体を強くする

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幸福な笑顔が遺伝子に及ぼす影響は、遺伝子解析で確かめられている。

目標を達成して幸福感を持っている人は、炎症を起こしにくく、
ウイルスや細菌に強く、病気になりにくい遺伝子の発現形式に変わっている。
幸福感があると、2万個もある遺伝子体系であるヒトゲノムに影響を与える。
NK細胞が高まり、病気になりにくくなる。

おかしいモノを見て、ただ笑っているだけでは、
享楽的幸福なので、楽しいという感覚が同じだけ。
遺伝子の変化までは起こらない。

遺伝子を変化させるためには、次の2つだけで十分だ。
まず、アミクダラ・パニックを起こさないように心掛ける。
次に、心から本当に良い事を伝えて、感動すること。

ストレスが来ると、脳内の扁桃体(アミグダラ)が不快か、快かを判断する。
快だとスルーするが、不快と認識するとパニックを起こす。
アドリナリンが高まり、交感神経が刺激される。これがアミグダラ・パニックだ。
これが頻繁に起こると、記憶の中枢である海馬が委縮する。

笑いが体に良いとはいっても、他人を嘲ったり、
人を叩いて笑いを取るブラック・ジョークはアミクダラ・パニックを起こすので
避けたい。

 

 

 

 

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日本人と労働

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完全失業率と犯罪発生率との関係が、
日本では驚くほど密接である。

欧米諸国では失業率は大きく変動する。
しかし、10%を超えたとしても、
それに見合う沢山の犯罪は起こらない。

日本人にとって、労働は心の安定をもたらす
魔法の杖である。
日本人にとって、労働は宗教的行為に近いからだ。

エンジンオイル、OEMの㈱櫻製油所でした。

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EVへのシフトは、かなり先になりそう

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1.蓄電池の性能
今のリチウム電池は重すぎる。
同じ電力貯蔵量のままで、重さは半分か3分の1に
ならないと、ガソリン車の走行性能に太刀打ちできない。

2.急速充電のインフラ
今の充電設備は、フル充電に1時間以上かかる場合もある。
給油所並みの短時間を目指して設備容量を増やすと、
一般家庭の100倍の電力を消費するインフラを、
沢山作らねばならない。
安全に管理するために、送電網や蓄電池の整備が
課題になる。

3.環境対応と両立するエネルギー源の確保
50キロワットの急速充電器を使って、
1度に2万台のEVに充電するには
原子力発電所1基分の発電設備が必要だ。
火力発電で賄おうとすれば、
二酸化炭素排出量は減らせない。
地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」を
満たすためには、大幅な節電が求められる。
その環境下でEV用として、特別に確保するのは難しい。

4.コスト
今のEVは、各国政府による購入支援なしに、
ガソリン車に、コスト面では対抗できない。
財政難の中、いつまで支援を続けられるか分からない。

ガソリン車やディーゼル車の禁止を打ち出した
英仏などの事情は同じだ。
EV化の方針を掲げる背景には、欧州特有の事情がある。
欧州はディーゼル車による大気汚染が深刻だから
EVに置き換えたいのだ。
ガソリン車は巻き添えを食っている印象がある。

EVの最大市場である中国も、
国内産業を育成しつつ、大気汚染を食い止めたい
という思惑がある。

ガソリン車が、すぐに消えることはない。
内燃機関のエンジンは価格が安く、
燃費向上の技術革新は、これからも続く。
第一、火力発電に依存したままならば、
EVが普及しても片手落ちだ。
環境面では、何も変わらない。

エンジンオイル、OEMの㈱櫻製油所でした。

 

 

 

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守らない勇気

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多くの不祥事は、偽って真実とは異なる情報を発信する。
不祥事は、どんな組織にも起こり得る。
発生後の対応が大切だ。
対応を誤ると、傷口を広げてしまい、
ダメージは、遥かに大きくなる。

逆に事後対応が適切ならば、ダメージは軽く抑えられ
社会的評価を、前よりも上げる事もある。

適切な事後対応とは、不正によって偽っていた
状態を元に戻す事。
事実関係を隠すことなく、オープンにすること。
ここで゛隠蔽すると2次不祥事となる。

小さな不祥事を隠し続けてきた組織が、
大きな不祥事にも同じ対応をして、
致命的なダメージを受けた例は多い。

今は、情報は短時間で世に拡散される。
特にマイナス情報の足の速さは驚くほどだ。
「臭いモノに蓋をする」では乗り切れない。

類似情報の有無なども含めて徹底して調査する。
従来の立場や現状を守るという発想は捨てる。
徹底的に膿を出す攻めの姿勢が、組織の未来を守る。

情報の開示は大切だ。
遅れれば遅れるほど、隠蔽の疑いをかけられる。
調査不十分の段階で中途半端な開示をすれば
歪曲・矮小化していると非難を受ける。
当事者意識を欠く、責任を回避する言い方は、
社会を敵に回す。

敢えて守らないという勇気を持ちたい。
腹をくくって、1から出直すトップの覚悟が問われる。

エンジンオイル、OEMの㈱櫻製油所でした。

 

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本音で流通問題を切る

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船井幸雄

これからの大きな変化に上手に対応する為、
とりあえず現業で業績を向上させてください。

業績の悪い人、企業が考える事、実行する事は
だいたい上手く行かない。
これが「ツキの原理」です。

ここ数年、業績が悪化したのでリニューアルした。
そんな小売店の99%は失敗している。

これは、悪い時に、悪いからとリニューアルを
行うからだ。
リニューアルをやる時は、とりあえず
その店の業績が前年比何十%かは伸びている
状態にしてから実施して下さい。

店が古くても繁盛している店は沢山ある。
何事も、お金で解決しようとする事は、
物事の本質から外れてしまう。
店さえ綺麗にすれば繁盛間違いなしと
思い込んでしまうからです。

店が繁盛するかしないかは、
店の本質的な魅力が在るか無いかで決まる。
いくら外見を飾り、内装を豪華にしても、
商品やサービスに魅力が無かったら、
お客様はやってこない。

まず、お金を掛けないで、本質的で面倒な努力をする。
金さえかければ上手く行くと安易に流れてはいけない。

エンジンオイル、OEMの㈱櫻製油所でした。

 

 

 

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内部留保

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日本の企業は内部留保ばかり増やして、
設備投資や賃金の増加に金を回さない。
けしからん。

政治家だけではなく、経済学者までが、
このような訳の分からん批判をしている。
勉強不足である。

内部留保とは、現金の事ではない。
決算書の利益剰余金、もしくは利益準備金のことである。
これは、既に再投資されて設備や在庫になっている。

決算書のBS右側を見る。
利益剰余金は、純資産(自己資産)の中に入っている。
会社の売上から調達した資産ということだ。
お金は既に使われており、BSの左側の資産に化けている。

エンジンオイル、OEMの㈱櫻製油所でした。

 

 

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エクスペリエンス・マーケット

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●モノを売るな!ニーズを聴くな!
必要なモノを既に手に入れている消費者には欲しいモノは無い。
何が欲しいですかと聞いても、新しいモノなんて発想できない。
だから、ニーズを聴いてはいけない。
消費者が想像もできないモノやコトを、見せてあげる。
そして欲しいと思ってもらう。

●差別化するな、独自化せよ
差別化しようとするのは、お客様を見ていない証拠。
競合他社ばかりを気にして、消費者不在に陥りやすい。
貴方の価値を認めてくれるのは、競合他社じゃなく、お客様である。

●お客様は神様ではない
お客様を、お客様扱いしていると上下関係ができてしまう。
お客様と思うのではなく、仲間や友達と思う事が、これからは大事になる。

●ロジカルシンキングするから成功しない
今の時代はロジックやデータよりも、直感が大切になっている。
一見ロジックでは説明できない事が、商品やサービスの価値になる。
商品開発も同じだ。企画書では売れる商品は開発できない。
情熱や好きだという感情こそが大事だ。

●顧客満足させてもリピーターは増えない
顧客満足とリピートには相関関係が無い。
どうして二度と来店してくれない、利用してくれないかというと
忘れさられてしまうから。
リピーターを増やしたいのなら、コンタクトを取ることが大事。
ニュースレターやブログなどのメディアで発信して関係性を築く事。

●ONとOFFを分けるな、公私混同せよ
成功している経営者やビジネスパーソンは、
24時間仕事が頭から離れない。
家族と過ごしていても、遊んでいても、眠っている時だって、
仕事のコトを考えている。それが成功する条件だ。
だから公私混同なんです。
24時間仕事をしている人と、8時間しか仕事していない人では、
結果が3倍以上違ってくるのは当然です。
だから、仕事を好きになる事。
遊びのような仕事、仕事のような遊びが必要だ。

●綿密な計画よりも、大雑把で臨機応変な計画を
綿密な計画を立てても、世の中の変化は激しい。
無駄なことである。
5年計画を出せ、なんて言っているようでは経営者は失格。
5年先なんて、誰にも想像できないSFのような世界になっている。
そんなのは計画できない。
大雑把な計画を立て、臨機応変にJAZZの即興演奏のような
経営をするのが、今の成功する経営。

●ビジネスは戦いではない、戦略思考を捨てよう
何かにつけて、戦争用語を使う。
そういうビジネスをしていると、いずれ消費者から見放されてしまう。
戦略思考を捨てる事。

●どちらが儲かるかではなく、どちらが楽しいかで選ぶ
楽しい会社、楽しい店、楽しい人。
人は楽しい所が好き。楽しい人が好きです。
だから楽しい店が繁盛する。
SNSが普及して、隠し事のできない時代です。
隠しても伝わってしまうのです。

●関係性が重要
人は同じ商品を買うのなら、関係性の深い方で買う。
これは、真理。当たり前のこと。
だから、関係性を築くことが大切です。
既存顧客を死ぬほど大切にする事。
そうしていたら、新規客も増える。それが現れ原則です。

エンジンオイル、OEMの(株)櫻製油所でした。

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コッターのリーダーシップ論

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1.具体的な行動
環境は変化する。
自らの組織は、どのように対応するのか。
方向性を設定せねばならない。
それを具体化したものが、ビジョンとなり、戦略となる。
ビジョンも戦略も、あっと言わせるような
斬新なモノでなくてもいい。
有効なビジョンとは、みんなの利益に資するもので、
地に足の着いたものでないといけない。

2.人心の統合
組織は、多様な人々で構成されている。
彼らを1つに方向づける必要がある。
方向付けするには、コミュニケーションが重要だ。
リーダーは多くの人々と会話せねばならない。
メンバーの理解を深めるには、リーダーの信用も大切だ。
日々の実績や評判の積み重ねで、信用は左右される。

3.エネルギーを与える
ビジョンを実現するためには、個々のメンバーが持つ
エネルギーを爆発させねばならない。
リーダーは、そのエネルギーを与える役割を担っている。
強制的に正しい方向へ向かわせるのではない。
達成感や自尊心、理想への参画意識など
人間が持つ基本的欲求を刺激する。
そうして、メンバーを自主的に変革に参画させる。

4.次のリーダーを作る
リーダーは、メンバーがリーダーシップを
発揮できるように導く。
組織内に次々とリーダーが出て来る状況を創りだす事が
最大の役割となる。
リーダーには、メンバーを自律的に動かす為の
深い人間の洞察力が必要だ。

エンジンオイル、OEMの㈱櫻製油所でした。

 

 

 

 

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ダイバーシティ・マネジメント

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世の中のテクノロジーは、急速に進化した。
IT・ネットワーク技術も進展した。
このために、世界で起きたことが瞬時に
自社や自分に影響を及ぼすようになった。

今では、情報収集力、情報発信力、コミュニティを
作る力があれば、個人でも世界中の人とビジネスできる。

ビジネスオペレーションも変わった。
つい最近までは、組織内でステップを踏んで進める
モノカルチャーの20世紀モデルだった。
今は違う。
多様なアイデアを絞り込まずに、
まず、試しながら評価して行く。
これが21世紀のヒューリスティックモデルだ。

そして、ダイバーシティの第1歩は、女性の活用だ。

エンジンオイル、OEMの㈱櫻製油所でした。

 

 

 

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グローバル化疲れ

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エマニュエル・トッド(仏、歴史人口学者)

先進諸国の多くの人々は、
1980年代から続くグローバル化がもたらした
格差拡大、移民の急増、民主主義の機能不全、
グローバル・エリートの身勝手さなどに
辟易し、疲れ切っている。

英国のEU離脱や米大統領におけるトランプ現象の
背景には、人々に広がった「グローバル化疲れ」がある。

世界には、現在、「脱グローバル化」や
「国民国家への回帰」の兆しが表れつつある。

英国や米国などの一般市民は、
現在のグローバル化の果ての不公正な秩序ではなく、
より公正で民主的な「脱グローバル化」の秩序を
模索し始めている。

 

 

 

 

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