誰もが人に影響を与えている

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福島正伸

人が最も影響を受けるのは、まわりの人、出会った人の生き方だ。自分も、まわりの人に大きな影響を与えている。影響を与えるというと、何か特別のことをしなくてはいけないのではないかとか、誰もやったことがないことに挑戦しなければいけないのではないかと、難しく考えてしまう。けれども、まわりの人に影響を与えるというのは、そんなに大げさなことではない。自分が人に影響を与えることなんてできるのだろうか、などと思う必要はまったくない。

たとえば、夫婦が子育てをするときに、二人仲よく、幸せに生きるだけで、子どもに、その人生を変えるほどの大きな影響を与えている。もし、子どもが幸せに生きている両親を見て、「お父さん、お母さんみたいになりたい」と思ったら、きっとその子は、両親の生き方から大きな影響を受けている。

一日中、笑顔で生きているだけでも、まわりの人たちに大きな勇気を与える。
心が安定していて不満や批判を言わないだけで、まわりの人に貢献している。
周囲の人に感謝をしながら生きているだけで、人と人との素敵なつながりをつくっている。

特別なことができなくても関係ない。自分らしく、自分のペースで、自分が決めたことを、できることからやっていけばいい。

精神科医エリック・バーン
「人生脚本」という概念がある。「人生脚本」は、6、7才頃までに受けた親の影響によって作られる。幼い子どもにとっては、両親は他の誰よりも一番影響を受ける存在だ。親からは、言葉だけでなく、様々なメッセージによって、色々な価値観が伝えられる。
職業もその一つだ。医者や教師の子どもが親と同じ職業に就くのが多いのは、そのためだ。親が生き生きと楽しそうにその仕事をしていれば、子どもはそう思う。しかし、愚痴を言ったり、いつも不機嫌だったりしたら、親にあこがれる子どもはいない。

これは子どもだけでなく、大人もまわりの影響を受ける。たとえば、「朱に交われば赤くなる」というように、悪い仲間と一緒にいれば、悪くなり、よき仲間と一緒にいれば、よき人間になっていくということだ。

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『99%の努力はいらない』

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信長

何かをやってもうまくいかない方に「根気が足りないからダメなんだ」という方がよくいる。さらに、うまくいってもいかなくても、毎日根気強くやる方が引き合いに出されて「見習え」とまで言われるのだ。もちろん、一時的には「根気」が必要な場面だってあるだろう。けれども本当に大事なのは「根気がなくても続く仕組み」をつくる事。案外、そこに気づいていない方が多い。

私たちがどんなに努力しようと頑張っても、その気があっても根気が続かないことだってあるからだ。だからこそ、最初から根気が続かないこともある前提で、それでもうまくいく仕組みを作る必要がある。
夢をかなえた方の多くは、ほとんど例外なく、それぞれのやり方で「うまくいく仕組み」を作っているのだ。私はもちろん仕組みづくりにはいつも全力を注ぐ。

今は出版事業も行っていて、ほかの著者のプロデュースも含め2ヵ月に1冊という個人出版事業ではかなりハイペースで本を出している。それ以外にも、いろんな仕事をして遊びの時間も取っているから「どうやってそんなに仕事しているの?」と不思議に思われることも多いが、純粋に仕事する時間はむしろ減っていたりするのだ。その秘密は、「仕組み化」を意識的にやっていることにある。
出版に関して言えば優秀な編集者さんやデザイナーさん、ライターさんを探して一緒にチームを組んでやる。私は、そうした方を探し、企画のアイデアを出すことに全力を注ぐ。そうした仕組み化を知らなかった新人著者時代は、何から何まで自分でやって、ものすごく苦労しながら1年以上もかけてやっと1冊の本を書いていた。今は、そのときの数分の1の労力で、よりたくさんの、しかもおもしろいと思える本を出せるようになったと自負している。

個人的なことで言えば、あるときから「散歩」をしようと思い立った。とはいえ、毎日ほかにもやることがあるので、つい散歩よりも目の前のことをやってしまう。そこで寝る前に、起きたら必ずすぐに散歩に出られるように、散歩用のウェアと靴を用意して、顔さえ洗えばすぐに出られる状態にしてみた。すると、「準備するの、面倒くさい…」という言い訳も自動的になくなり、いつしか散歩が習慣化された。
そのほかでは、少し変わった仕組み化になるが、私は自宅の部屋にはテレビを置いていない。部屋にあると、ついムダにテレビを見て過ごしてしまうからだ。その代わり実家でレコーダーに全録画して、経済情報番組やおもしろそうなドキュメンタリーなど必要なものだけを選んで見るようにしている。

ささいなことのように思えるかもしれないが、そうした日常生活での「1%の努力」が仕事にも影響してくる。どんなことでも、いろんなことにエネルギーを振り分けていたら、エネルギー量は分散してしまう。そうするとやはり、うまくいきにくい。

すべてのことを根気強くやるよりも、自分がやることだけに絞って取り組める「仕組み」を作ることで、エネルギーを1点集中したほうが最善の成果が得られるのだ。
会社における「仕組み化」とは、誰が担当になっても、うまくできるやり方をルーティンのシステムとして決めることだ。個人においても同じで、「忘れないための仕組み」や「習慣を根付かせる仕組み」など、自分をプチ強制的にやるように仕掛ける、仕組みづくりのことだ。

たとえば、読書の習慣を根付かせるなら、本を読んだ感想や、本の中の感動した箇所を書き写して、それをSNSで定期的(できれば毎日)にアップするなどの仕組み。毎日アップすることを自分に課せば、必然的に読書はするようになる。同様に、ダイエットするなら、仲間にSNSで毎朝計測した体重計の写真をアップする。これらのSNSを使った習慣づけの仕組み化はかなり有効だ。
あるいは、何かを持っていくことを忘れないためには、スケジュールのToDoリストに書き込んだり、玄関の靴ぬぎ場に、持って行かなければいけないものを前夜に置いておく。

「根気がなくても続く仕組みをつくる」あらゆる場面で、仕組み化は役に立つ。

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『呪われた部分 有用性の限界』

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ジョルジュ・バタイユ

スペインの街のいたるところで、手足のない浮浪者を見ました。彼らは、純粋に庇護を受ける存在であり、「生産性」「有用性」の観点から言えば、排除されるべき存在です。すべての人間の価値を「生産性」「有用性」で判断することは、我々の社会の存在理由を脅かすものであり、決して許されるべきものではない。

哲学の人間が経済を語るところに無理があるとの指摘がありますが、「有用性」を追求する資本主義の行き詰まりに気づく良いきっかけであり、人間の孤独が社会問題となっている現在、考える価値がある。

太陽は輝いている。輝く太陽の放射は、太陽がその物質の一部を、熱や光の形で、空間にたえず投射するものである。このようにして浪費されるエネルギーは、太陽を構成する物質が、太陽の内部で破壊されて生み出されたのである。
どの恒星も太陽と同じように、法外な自己喪失に耽っているのである

栄誉とは、有用性への配慮とは独立してエネルギーをそのものとして浪費すること、あるいはある側面では過剰に浪費することによって発生する効果である
何の役にも立たないものは、価値のない卑しいものとみなされる。しかし私たちに役立つものとは、手段にすぎないものだ。有用性は獲得にかかわる──製品の増大か、製品を製造する手段の増大にかかわるのである。有用性は、非生産的な浪費に対立する。人間が功利主義の道徳を認める限りにおいて、天は天のうちだけで閉じている。こうした人間は詩を知らないし、栄誉を知らない

人間が有用性の原則に屈するようになると、人間は結局は貧しくなる。獲得する必要性、この貪婪さが、人間の目的になる──人間の巨大な活動の終局であり、目的になってしまう

アステカ族は、太陽の輝きにふさわしい行為で、他の人々に模範となる行為を作り出した。アステカ族が目を逸らすことなく見つめていたのは、供犠と太陽の輝きの統一、自己の贈与と栄誉の統一である
私たちのうちには栄光への意志がある。この意志は、私たちが太陽のように生きること、私たちの財と生を浪費しながら生きることを求めているのである

人間は、過剰な情熱に耳を傾ける時ではなく、さもしい必要性に動かされる時にこそ、劣った存在に、しかも残酷な存在になる

「栄誉ある行動」だけが人間の生を決定し、その値打を示すのである
工業の過度の発展は、発展だけを目的とするものであり、人間を目的としない

共同体は、危険に特有の偉大さを欠いた瞬間から、崩壊し始める
人間は、豊かに死ぬか、貧しく死ぬかのどちらかしか選べない

自律するためには安定性と、貪慾を満足させることが必要であるが、ここで立ちどまってはならない。これは貪慾な自律なのである。これを超えたところに、喪失と結びついた自律がある。これは奪う自由ではなく、与える自由であり、富を蓄積する自由ではなく、みずからを喪失する自由である

資本主義の世界で勝利を収めるには、蓄財し、資産を増やす材にだけ投資する必要がありますが、この考え方では、社会の一体感は生まれませんし、1000年もつ建物も生まれません。
「有用性」では、社会に本当のエネルギーは生まれないのです。現代の人間が生み出したのは、100年もつ面白みのないヘーベルハウスであり、人間の美意識を刺激するパルテノン神殿ではない。人間には、栄誉が必要なのです。

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『激安!「空き地」投資』

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8加藤ひろゆき

先日、福岡に行って不動産屋を訪問したら、福岡市の中心部はもう売りたくても売り物がないとのこと。駅近のビルはほぼ出ることがなく、既に所有している方も手放したがらないのだそうです。建築費が上がっている現在、わざわざ建設するよりも、何も考えずに、単純に土地を貸すだけでいい更地のみで貸す場合は、保険が不要

■いいテナントの条件
・開業前にある程度の自己資金を持っている
・真面目な人

ときどきメンテナンスは必要だ。いつかは敷いた砂利が沈んでいき、若干窪む。そうなったときは、近所のホームセンター「ジョイフルAK」で袋に砂利を詰めて、サンバーに積んで走った

住宅密集地の土地は、必ず駐車場として貸せる間口は最低2m。できれば2・5mは欲しい。奥行は5m。できれば6mあるといい。車庫を建てる場合、高さが2m以上あれば、ハイエースやアルファードのような大型マシンを停めることができ、家賃も上がる。車庫は50万円、設置に20万円の費用がかかる。安い業者であれば30万円で建てられる

賃貸契約をするときに、家賃などの条件をよく考えてからインフラを整備するほうがいい

更地のデメリットは、入居者が決まるまでに時間がかかることだ
更地はできるだけキャッシュで買う

太い木が多数茂っている土地の開拓は困難であるが、適度に放置プレイされている土地はいい。例えば、以下のような放置状態が狙い目である。
・笹薮
・細い木が無数に生えている
・若干の高低差がある
・かつて賃貸した形跡があるが、数年間、放置プレイ
・残置物が残っていて撤収が面倒
・高齢者が持っている土地で、余命があるうちに手放したいもの

中古戸建が300万円前後で買える場所がいい

土木会社の社員をアルバイトに雇おう

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『地元の力を生かす「ご当地企業」』

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帝国データバンク、中村宏之

北海道観光客数は、北海道新幹線が開業した2016年度には823万9000人と初めて800万人を突破。外国人来道者数も同年度に230万人と2年連続で200万人を突破するなど、着実に増加しているコンビニエンスストア「セイコーマート」をグループで展開するセコマ(札幌市)は、コンビニエンスストア部門の顧客満足度でセブン-イレブン・ジャパンをおさえて2年連続の全国1位(サービス産業生産性協議会調べ)

青森県外食への支出は47都道府県の中で一番低い企業が本社を置く都道府県別では女性社長比率が10.6%と日本で最も高い

宮城県人口構成などの観点から新商品のテストマーケティングの地に選ばれることが多く、電子たばこ「glo(グロー)」は全国に先駆けて仙台市で発売された

栃木県寿司ネタや煮物などに使われるカンピョウは、決して主役にはならない脇役の存在だが、国内生産高の98%が栃木で生産されている

新潟県冬はとても厳しい地域ゆえに、石油ストーブの出荷額が全国トップである。代表的メーカーがコロナ(三条市)とダイニチ工業(新潟市)の2社でいずれも上場企業である

福井県福井県の眼鏡産業は、現在日本製の眼鏡枠生産の95%以上のシェアを誇るまでに成長。典型的な産業型集積となった。鯖江市の眼鏡産業をみると、製造卸を手がけるシャルマンがトップ。中国に工場を構えていることもあり、他の追随を許さない。眼鏡メーカーでは浜本テクニカル、エクセル眼鏡などが有力企業

山梨県2027年にはリニア中央新幹線が開通予定で、品川駅と新甲府駅が20分足らずでアクセス可能となるため、ニュービジネスが誕生する可能性がある

香川県日本で最初に油圧式クレーンを開発し、建設用クレーンでは国内トップシェアを誇り、海外にも積極的に製品を輸出しているタダノ(高松市)がある

佐賀県1923年以降の約90年間で震度1以上の地震発生回数が全国一少ない

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『たった4時間でどんな相手とでも英語が話せる6つのルール』

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奥村美里

「英語はシンプルな短い文をたくさん継いで話した方がいい」特に、早口のニューヨーカーに対抗するには、これしかありません。会話をはずませるうえで大切なのは、「間をおかず、短い文をどんどん続けて話す」こと

あいまいな表現は具体的にする「試行錯誤」とか「自業自得」といった四字熟語はもちろん、「就職活動」「検査入院」というような一般的な言葉もあります。使いこなせればとても便利なのですが、英語においては、これらの熟語はやっかいなものです。というのも、どうしても頭の中で、日本語の熟語をそのまま表す英熟語を探そうとしてしまうから

引っ越しの準備はできましたか?Are you ready to move?
荷造りは終わりましたか?Did you finish packing?
もう新しい家に行けるんですか?Can you go to your new house, now?
病み上がりだからムリしないでね。先週、病気だったんでしょう。がんばりすぎないでね。You were sick last week. Don’t work too hard.

・英会話では共通項をムリに見つけなくていい。
・ブリッジ(橋)を見つけることが大事。ブリッジとは、自分が話したい事につながる話という意味「これ、どうでもいいことなんじゃないかな」というような内容でもあえて話しましょう自己紹介は「自己宣伝」と心得る

■自己紹介に便利なフレーズ<ビジネス編> 
I manage~ ~を担当しています
I’m in charge of~ ~を担当しています
I’m responsible for~ ~を担当しています
We specialize in~ 我々の会社は~を専門としています

■リピート&コメント作戦
ステップ1 相手の発言をいったんリピートする
ステップ2 相手の発言についてコメントする
ステップ3 相手の発言に関連した質問をする
例)1.リピート Oh, Sydney?
2.コメント The city is famous for the opera house.
3.関連質問 Are you originally from there?

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『モノを元に戻す技術』

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ドミニック・ローホー

こんまりさん曰く、「定位置を決める。使った後は定位置に戻す」をやれば、決して散らからないのですが、そのためには『モノを元に戻す技術』が必要です。

片づけの心構えと基本ルール、そしてモノの置き場所を決めて戻すためのルール。片づけは物理的なルールなわけですが、これが守れないために、みなさん多くの時間とエネルギーをムダにしている。
ビジネスパーソンの時間の多くは、「モノを探す」ことに費やされていますが、使われているのは時間だけではありません。

片づいた部屋にいると、自分を尊重できる

片づけるとは、モノを将来使い易くすることだよ。(日本人の祖父から孫へのアドバイス)

散らかった空間で暮らしているといつも何かを探さなければならない。そのたびに、東洋の概念では時に「生きるために必要なエネルギー」とも言われる自分の「気」を少しずつ吸いとられるのです。それは時間のムダであり、お金のムダでもあります

現代の科学技術のせいで、私たちは丁寧に生きること、つまり何をなすにもそれぞれ一つに集中することを忘れてしまっています
私たちの行動を妨げるのは疲労です。モノが山積みで散らかった部屋に住んでいると、マニキュアが剥がれているのに気づいたらすぐに除光液とコットンを探しに行ったり、バースデーカードを見つけるために引き出しをあさったりするといった日常の些細なことが、どれもうんざりする事のように感じられます

私たちは誰のために、これほど高い場所代を払っているのでしょう?私たち自身のためでしょうか? それとも私たちが所有するモノのためでしょうか?

大規模な自然災害や大事故、緊急事態が起こったとき、散らかった部屋にいては助かる見込みはありません

家族のことを真剣に考える。一人だけで暮らしているわけではないのに自分のまわりを散らかすことは、家族に対する敬意が欠けているということだと理解しましょう

捨てることは情熱にもなり得る

自分が持っている一つひとつのモノを愛し、尊重してください。袋の中や整理箱の奥に、モノを不幸なものとして寝かせておくことはもう辞めましょう

ほんとうの思い出をしまっておくところは、頭の中である。(モニーク・ド・グラモン)

幸福とは、自分が持っているものを欲し続けることである。(聖アウグスティヌス)

モノは使う場所に置くこと「大がかりな片づけ」をする事はお祭りのようなもの

立てて収納する

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ゼレンスキーのダボス会議での演説

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ゼレンスキー大統領はいつもの調子でダボス会議で演説を行いました。
戦争は、公正で安定した平和で終わらせなければならない。一時的な停戦ではなくロシアを敗北させることが重要だと強調し、引き続き欧米諸国からの強力な支援を強く要望しました。
しかしそれに対する参加者の反応は、2年前がまるで嘘のように冷ややかで、明かに状況が変化してしまったと誰しもが認識しました。

ウクライナへの支援に限界が来ているEUはウクライナの早期加盟のために引き続き支援を表明していますし、EUから独立した英国も引き続き強い支援を表明しています。
しかしながら、莫大な連邦債務に苦しみ始めた米国は、共和党が下院議会を握っているので、もうウクライナを追加支援する予算は皆無の状況。

最後まで支援を受けられると甘く考えていたゼレンスキー大統領は完全に行き詰まりました。
またウクライナが負ければ、NATOとの戦いになると危惧してきたNATO加盟国・EU加盟国は、たった2年の戦争ですっかり疲弊してしまった様子。もはや資金についても兵器の提供についても、完全に及び腰です。

ウクライナの敗戦は第三次世界大戦の引き金を引くという、いつもながらのゼレンスキー大統が煽る演説はすっかり色あせており、完全に説得力を無くした。
これが欧米の軍産複合体メンバーの年次総会でもあるダボス会議の場で露見してしまいました。

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『遊ぶ鉄工所』

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山本昌作京都の注目企業、HILLTOP株式会社の代表取締役。

同社では、かつて人が機械に張り付く時間が8割だったのが、現在は、デスクでのクリエイティブな時間が8割、機械の前が2割。機械が働くのは人が帰った夜中です。これで利益率が20%を超える。同社の受注の8割は、製作数1~2個の多品種単品。月に3000種類をオーダーメイドで作る、クリエイティブな現場です。知恵を絞って新しいことをやるのは楽しい、同じことの繰り返しは楽しくない。そのことから、同社では既に作ったものをデータベース化し、楽しいことしかしない製造業を目指しているのです。本格的なロボット、AI活用時代に企業がどう変わるべきなのか、これは一つのモデルとして注目すべきケースです。毎日同じ製品を大量生産していた町工場は、「24時間無人加工の夢工場」へと変身。今のヒルトップに、油まみれで働く社員は、一人もいません・「量産ものは、やらない」・「ルーティン作業は、やらない」・「職人は、つくらない」普通の鉄工所の場合、就業時間の8割が機械の前、2割がデスク仕事ですが、ヒルトップではこの割合を逆にしました。昼間は、デスクで人がプログラムをつくる。人が帰った夜中に、機械に働いてもらいます当社では、1社依存率を30%以下にとどめています。取引先を分散すれば、1社失っても倒産リスクを回避できますこれからは、「ものづくりをしない製造業」が生まれる可能性がある「利益」を追いかけるのではなく、「人の成長」を追いかける日本の大企業(親会社)が採用する「ジャストインタイム生産方式」も、下請いじめの一つウィン・ウィンの相手とだけ取引

■データベース化までの流れ
(1)加工作業の細分化、分類
(2)職人への聞き取り
(3)職人同士の意見、考えのすり合わせ
(4)当社標準データの作成、保存、共有
(5)作業環境の整理整頓(決まった場所に決まったツールを配置)

会社の中のあらゆるもの、刃物やボルト1本に至るまで番号づけして、すべてに細かく「番地」をつけた
次に、職人一人ひとりがバラバラに持っていた機械セッティングやプログラミングのノウハウを全部吐き出させて、統一基準となる標準値を定めました

■ジョブ・ローテーションを行う3つの理由
(1)モチベーションの低下を防ぐ
(2)社内にノウハウ、ナレッジが蓄積される
(3)社員の「引き出し」が増える

「職人は、つくらない」というのは、「獺祭」で有名な旭酒造と一緒で、これから伸びる製造業の条件だ。これまでの常識にあぐらをかくのではなく、積極的に人間らしい職場を追求していく。常識に挑む。そんな姿勢から、21世紀の優良企業が生まれるのかも知れない。ルーチン化した仕事をいかにしてロボット、AIに任せるか。

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『黒柳徹子の言葉』

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桑原晃弥(てるや)

《いくつになっても「好奇心のかたまり」であり続けよう》(黒柳徹子)

〈子どものときから「わぁ」と言って、そのまま大人になってしまって、「わぁ」と、いまでも言っている人間なのです。〉「タマネギのひみつ。」

黒柳徹子は「好奇心のかたまり」だと言われています。ある時、コピーライター の糸井重里が、自分の会社で黒柳と対談するにあたって、社内をフランスの女優サラ・ベルナールの書斎のように飾りつけて迎えました。すべては黒柳の好奇心を刺激したいという思いからでしたが、 その期待通り、黒柳は部屋を見て、また糸井の話を聞きながら、何度も「わぁ」と口にして、「面白い」と言ってくれました。そんな黒柳を、糸井は「尊い好奇心」と呼んでいます。

黒柳は、番組の収録中も、きれいなもの、珍しいもの、凄いものが映し出されると、「わぁ」とか「へぇ」「凄い」と驚いて声を出します。「自分が映りたい、目立ちたい」という「ワイプ芸」ではなく、純粋な好奇心からの声が、ディレクターや視聴者にとても面白く感じられるのです。

黒柳によると、「わぁ」とか「面白い」 と思っていると、免疫力を高め、認知症になるのが遅くなるそうですが、もちろん黒柳はそのために言っているわけではありません。子どもの時から「わぁ」と言いながら 成長し、今も「わぁ」と言い続ける、そんな好奇心のかたまりだからこそ、黒柳はいつまでも生き生きとしているのです。

「ディズニーの成功を支えている最も重要な要素は、遊び心と好奇心だ。遊び心とは、笑うことを愛することだ。好奇心とは、常に人間の心にあって、想像力によって刺激されて生まれたものだ」(ウォルト・ディズニー)

驚きや感動が多い人は、子どものような感性を失っていない人。「わっ」と驚いたり、「ハッ!」と気づいたりする。そして、いつもワクワク、ドキドキして、キラキラと輝いている。気づきや驚きや感動の多い人は、一緒にいると楽しい。食事を共にしたり、旅に一緒にいくならこういう人がいい。

定年をとうに過ぎた年齢なのに若々しい感性を持っている人がいる。反対に、実年齢は若いのに、すでに老人のような人もいる。その違いは、「好奇心」や「驚き」「ハッとする」という心を失っていないかだ。「もうこの人は終わったな」という人は、好奇心や感動という情熱がなくなった人。
「好奇心」と「感動」をなくしたとき、人は老いる。いつまでも…「尊い好奇心」を持ちたいですね。

エンシンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

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