ブライアン・トレーシー
人間の最も深い部分にある欲求は、
自分の価値を周囲に理解してもらい、
自分が価値ある存在だと感じたいという渇望です。
“魅せる力”の秘密とは、したがってとても単純なことなのです。
つまり、相手に「自分は重要なのだ」と
感じさせてあげること、これに尽きます。
一緒にいる相手に「自分は重要な存在なんだ」と
思わせてあげればあげるほど、
その人はあなたのことを魅力的な人だと
強く思うようになります。
だから相手に「自分は素晴らしい」と
思ってもらえるようにすることがとても大切なのです。
その方法がいたってシンプル。
以下の5つの行為で成り立っているのです。
1.受け入れること
2.感謝すること
3.賛同すること
4.讃えること
5.注意を払うこと
①受け入れること
あなたが目の前にいる人にあたえることのできる
最高のプレゼントは「無条件に受け入れること」です。
これは、相手のすべてを、
何の制約も条件もなしに受け入れる、ということです。
絶対に批判したり、欠点を指摘しないで、
まるでその人の存在が自然界の奇跡でもあるかのように、
その人に関するあらゆることを受け入れるのです。
これが“魅せる力”の出発点になります。
無条件に相手を受け入れるという気持ちは、
どうやったら表現できるのかって?
あまりに簡単で申し訳ないのですが、
これは「笑顔」しかないのです!
②感謝すること
次に大切なのは感謝です。
相手の何らかの行為に対して、
感謝したり、褒めたりしてあげること。
その行為の大小にかかわらず、
そうしてあげることによって
相手の自尊心は高まっていくのです。
相手は自分のことがもっと重要で価値ある存在だと
思うようになり、
もっともっと高い能力が自分には備わっている、
と考えるようになります。
では、どうやったらこの素晴らしい感情を
相手にもたらすことができのでしょう?
これも簡単なことです。
相手があなたのために何かをしてくれたら、
その物事の大小にかかわらず、
常に「ありがとう」と言ってあげるのです。
③賛同すること
「赤ちゃんはそれを求めて泣き、
男はそれを求めて命をかける」…
こんなふうに言われることもあります。
つまり、すべての人の潜在意識の奥には、
自分の行為や行動、何かを成し遂げたことに
他者から賛同してもらいたい、という欲求があるのです。
「賛同する」ということを
いちばんわかりやすく表現するのは、
「褒める」ということでしょう。
相手の行為に対して褒め言葉を投げかけてあげれば、
相手の自尊心が高まる、ということを覚えておいてください。
④讃えること
エイブラハム・リンカーンは言いました。
「人は誰もが褒められるのが好き」なのだよ、と。
心の底から純粋な気持ちで、相手の特長や能力、
あるいはその人が達成したことなどを褒めてあげれば、
その人は自分自身に対しもっと気持ちよくなれるのです。
自分が周囲から認められ、評価されたと感じるのです。
相手の服装でも相手の特長
(たとえばいつも時間を守る、など)でもいいのです。
何かの優勝や何かの受賞でも、
そのほか小さなことでも大きなことであれ、
常に相手の中に褒める要素を探し、
それが見つかったら、そのたびごとに褒めてあげることです。
⑤注意を払うこと
最後の項目です。
5つの中でいちばん重要なことです。
注意を向けるということは自尊心を構築するための
最もパワフルな行為であって、
そしてこれこそ瞬間的に相手を魅了するための
重要な鍵なのです。
相手に熱心に注意を向ければ向けるほど、
その人は自分がさらに価値のある重要な人間だと
感じるようになります。
エンジンオイルのOEMも、こうやって
みんなに配慮して円滑にやっていきたいですな。
簡単な事ですから、やらねば損。