ボスとリーターの違い

Pocket

ボスは部下を追い立てる。リーダーは部下を導く。

ボスは権威に頼る。リーダーは志・善意に頼る。

ボスは恐怖を吹き込む。リーダーは熱意を吹き込む。

ボスは「私」と言う。リーダーは「我々」と言う。

ボスは、時間通りに来いと言う。
リーダーは、時間前にやって来る。

ボスは失敗の責任を負わせる。
リーダーは黙って失敗を処理する

ボスは、やり方を腹に隠す。
リーダーは、やり方を教える。

ボスは、仕事を苦役に換える。
リーダーは、仕事をゲームに換える。

ボスは「やれ」と言う。
リーダーは「やろう」と言う。

 

 

Pocket

中国のIT

Pocket

米巨大IT企業のグーグルやアマゾン・ドット・コム、
アップルなどが膨大なデータを武器に、
猛スピードで経済圏を拡大している。

無敵にも見える彼らだが、グーグルの親会社、
アルファベットのエリック・シュミット前会長は、
「米IT企業の優位は終わり、国家の強力な後押しで
中国IT企業が台頭してくる」と述べている。

中国のネットサービス大手テンセントは昨年、
米国勢が独占していた時価総額世界トップ5入りを
果たした。
ネット通販で流通総額において世界最大なのは、
アリババ集団。
アリババ集団のスマホ決済サービス「アリペイ」と
テンセントの「ウィーチャットペイ」のユーザー数は、
合計で十数億人に達している。
この2社は中国のキャッシュレス社会を先導し、
IT企業の海外進出の切り札となっている。

海亀と呼ばれる米国帰りのITエンシニアを中心に、
スタートアップ企業も続々と生まれている。
企業価値が10億ドル超の世界の未公開企業、
「ユニコーン」222社のうち、59社は中国企業である。

こうした中国新興企業の資金調達を支えているのは、
主に欧米の投資ファンドだ。
中でも、未公開株式投資ファンドには、
世界中から巨額の資金が流入している。

 

 

Pocket

ラスト500mに商機あり

Pocket

65歳以上の高齢者は、総人口の25%を超えた。
独り暮らしの憂い者も600万人を超えた。

客の胃袋も、買い物袋も小さくなる。
町の姿も変わる。それに合わせる。

高齢者の行動範囲は、徒歩だと500m。
それを越えると、不便や苦労が高まる。

高齢者に限らず、時間に制約される
子育て・共働き世帯でも同じだ。

通信の世界では、ラスト・ワンマイルだが、
小売りの世界は、もっと短くラスト500mだ。

飽和が指摘されていたコンビニ業界。
それが一転、過去最高水準の出店に
踏み切っているのは、
徒歩圏内に鉱脈があることを再認識したからだ。

Pocket

自分の小さな箱から脱出する方法

Pocket

アービンジャー・インスティチュート

周囲の人を、人として尊重する事に気付く。
自分と同じように、切実な欲望や不安を抱えている
人間として捉えた瞬間に、箱から脱出できる。

自分の頑迷さに気付いて意識を改めれば、
結果も変化する。
様々な状況に対して、新しいアイデアや解決策を
生み出せるようになる。
チェス盤全体を見渡す事が出来て、
初めて良い一手が打てるのと同じだ。

〇役職でなく、人に共感を持つ
幸福を求めて、苦しみを避けようとしながら、
自身の状況に基づいて最善を尽くしている。
この点では、誰もが同じ人間だ。
これを念頭に置いて、接すれば
誰もがやる気を出してくれる。

〇ありのままを出す
完璧な人間など存在しない。
完璧を装う事は、人間らしくない振る舞いだ。
他社との関係は、過ちを認めた時に深まる。
何でも知っている振りをせず、
相手が内に秘めた感情に目配りする。

これらのアブローチを心から取り入れれば、
他人の視点や感情を予期して、感じ取り、
考慮に入れやすくなる。
そうすれば、相手も同じような配慮を持って
接して来る。

 

Pocket

株主主権主義の終わり

Pocket

株式会社のメリットは2つ
1.所有と経営を分離する有限責任
2.譲渡自由の株式制度

株主の多くは、株式を買った投資家だ。
責任限定であり、株を売却するのが前提の投資家は、
株式の所有者であるが、企業の所有者とは言えない。

資本を集めやすくする制度は、経営者と株主、
双方の無責任の温床になる。
それは、とても非倫理的な性格を持っているからだ。

〇現代の企業統治に必要なもの
1.広範な利害関係者に適正な利益配分をする。
2.受託責任を負う経営者の権力の正統性を担保する。

 

Pocket

「長寿には生甲斐が必要」中村雅美

Pocket

サミュエル・ウルマン
「人は、年齢を重ねただけでは老いない。
理想を無くした時に、老いるのである。
人は、希望がある限り若く、
失望とともに老いる。」

柴田博
「いつまでも若々しくあるためには、
希望や理想を持つ事が大切だ。」

ウェル・エージングのキーワード
〇長寿
文字通り、年齢相応の幸せを享受すること。
単なる延命を狙った長命ではない。
〇QOL(生活の質)の向上
生活環境など肉体的、物質的な面だけではなく、
精神面も含めて日々の生活に満足感を覚える事。
〇社会貢献
生甲斐を持つことで、幸せな日々を達成する事が
大切だ。

エリクソン
人のライフサイクルを8つに分ける
乳児期、幼児期初期、遊戯期、学童期、青年期、
前成人期、成人期、老年期

老年期には、英知が育つ。
肉体的衰えは、あるとはいえ、
人の総合能力は生涯発達するものだ。

年齢を重ねると共に、円熟味を増すと言われる。

人格は、もちろんだが、
精神的能力など、総合能力は、
若い時代とは、格段に違う事がよくある。

 

 

Pocket

「エクセレント・カンパニー」ピータース

Pocket

顧客に密着する。顧客の体験を重視する。

その為に必要なのは、人の力。
従業員が顧客と同じ視点でモノを見て、
顧客が何に心を躍らせるのかを
理解できなければならない。

従業員のモノの見方に影響を及ぼし、
優れた価値観を定着させるのが、超優良企業だ。

価値観は、世の中の変化と共に変わっていくものだ。
新しい価値観を獲得できた企業が生き残り、
それができない企業は淘汰されてしまう。

超優良企業として生き抜くためには、
環境の変化と共に価値観を変えて行く力が不可欠だ。

こうした価値観の転換は、大企業になるほど難しくなる。
市場を細分化する「ニッチ主義」で
顧客のニーズに対応している企業がある。
絶対的な解て゜はないが、きめ細かい市場への対応は、良い参考になる。

 

Pocket

「グッドワークス」P・コトラー

Pocket

フリードマンが「事業経営者は、株主の利益最大化以外には、何の責任も持たない。」と論文を発表した。

そのおかげで、1970年代まで、世界的企業は、
企業の社会的責任(CSR)には、消極的だった。

今や、フリードマンに賛同する経営者は少ない。
むしろ、企業は社会に存在する解決すべき諸課題に
積極的に関与する事で、自らの事業に好影響を
もたらそうとしている。

それには、善意だけでなくて、マーケティングの活用が
有効である。
社会的な貢献に向けた企業の主義主張であるコーズを、
戦略的に取りいれて行くべきだ。
これは、企業や、そこで働く人に達成感を与え、
企業の社会規範の確立へと繋がる。

ペットフードメーカーの犬の里親探し、
損保会社による10代ドライバーの安全教育などは
良い事例である。

Pocket

ドラッカー「マネジメント」

Pocket

マネージャーとは、組織の成果に責任を持つ者。
部下の仕事に責任を持つ者ではない。

組織の成果を上げるために
〇問題ではなく、機会に目を向ける
〇人の強みを引出し、人の弱みを無意味にする
〇今日必要な事と、将来必要な事とのバランスを見る

機会と人の強みに、常に焦点を当てる。
答えを見つけるよりも、問題を明らかにする方が大切だ。
組織社会における唯一のリーダー層が、マネージャーだ。

組織を率いて、成果を上げる事。
人の強みを生産的なもの、公益のものにする事。
これが、マネージャーの社会的使命だ。

その社会的使命と責任を全うする為に、
必要な権限を与えられている。
資本主義を認めているが、倫理性が欠如しがち。
その社会的な正当性には、疑問を感じる。
そこに、正当性と価値観、人間性の息吹を吹き込むのが
経営者であり、マネージャーだ。

 

 

Pocket

お客様は神様ではなくなった

Pocket

「安ければ何でもいい。そんな市場からは撤退しろ」
パナソニックの津賀社長は、腹をくくった。

「お客様は神様」を金科玉条に、
あまねく広く売ろうとしていた。
商品モデルを増やし、値段を下げ、
そのあげくが大赤字だ。

量で稼ぐ路線は、今や、韓国や中国の企業に
お株を奪われた。
円が安くなっても、どうにもならない。

ある分野や、ある地域などの切り口で、
それぞれの顧客に密接して、
そこでトップシェアを目指す。

高度成長期に、均質な商品を大量に供給して
成功をおさめた産業は、転換を求められている。
製品やサービスから企業の構造まで、
広い意味でのイノベーションが必要である。

「V字回復は目指さない。すぐ駄目になるからだ。
私は、根っこから変える。」
津賀社長の考えは正しかった。

Pocket