「競争の戦略」ポーター

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模倣の難しい能力を、業界内部の構造を
分析して診てみる。
戦略の特徴が似ている者同士に分類して、
業界内のポジションの違いを分析する。

すると、それら戦略グループの間には、移動障壁がある。
その事業に参入した経緯や背景が違えば、
経営資源の量や質も異なる。
他の戦略グループに移動するのは難しい。

業界内で、特定の企業群が他に比べて
高い収益性を持続させている場合、
彼らは非常に強力な移動障壁を持っている。

強力な移動障壁とは何か。
模倣の難しい能力を確立できていれば、
その戦略ポジションには、
他者は容易に移動してこられない。

移動障壁となるような能力があれば、
同質的競争に陥らずに済む。

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「コアコンピタス経営」G・ハメル他

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業界の競争ルールを変える新興企業の追随者になってはいけない。

未来の為の競争に勝つには、主導権を創造しなければならない。
主導権を創造する為には、業界を作り直さねばならない。
業界を作り直す為には、まず会社の基本戦略を作り直さねばならない。

〇過去を忘れる
成功体験は、経営幹部を習慣に縛り付ける。
そして、過去の戦略を正当化する盲信を生み出す。
しかし、過去の成功パターンが将来の成功パターンになるとは限らない。

〇未来を、しっかりとイメージする
未来をイメージする為には、子供のような純真な目を持ち、
既存製品のコンセプトに縛られない、大胆な発想が大切だ。

〇企業のコア・コンピタスを土台に戦略設計図を描く
戦略設計図は、現在から未来に向けた道筋だ。
これに必要な能力は、建築家が、まだこの世に存在しない建物を
心に描くような想像力だ。
新しい事業の失敗の裏には、この未来への展望作りの失敗がある。

 

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