『組織にいながら、自由に働く。』

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仲山進也・日本能率協会マネジメントセンター

自由になりたいとフリーランスになる人が増えています。「人生100年時代」には、一生同じ会社に勤めることが困難なので、そのようになるのでしょうが、経験上、今は会社勤めをしていても、自由になることはできます。

■働き方の4つのステージ「加減乗除の法則」。
できることを増やす、苦手なことをやる、「加」。(仕事の報酬は「仕事」)
好みでない作業を減らし、強みに集中する「減」。(仕事の報酬は「強み」)
磨き上げた強みに、別の強みを掛け合わせる「乗」。(仕事の報酬は「仲間」)一つの作業をしていると複数の仕事が同時に進むようにする「除」
(仕事の報酬は「自由」)

「やらなければいけない仕事」と「楽しむこと」は別のもの、と“割り切ってしまう”と、仕事が楽しい」という状態への道が閉ざされてしまいます

天才というのは、「飽きずに夢中でやりすぎた人」

大成する人は、いったんハマったもので細かいところに興味をもち続けられる人。どんどん深掘り(挑戦)をしたくなり、ひとつの物事に対して夢中が長続きするから大成するのです。
ある人はこのことについて「解像度が高い」という表現をしていました。解像度が高いと細部までハッキリ見えるわけです。細かいところの違いがわかるから、飽きない。解像度が低いと大雑把にしか見えないから、興味をもち続けにくくなります。自分にとって最も解像度の高いジャンルを見つけよう。やればやるほど深みを感じておもしろさが増す分野を見つけて、深掘りしすぎよう

仕事=作業×意味

「好みでない作業」からは全力で逃げる

■働く理由の6種類
(1)楽しいから(2)社会的意義があるから(3)成長可能性があるから(4)感情的プレッシャーがあるから(やらないと怒られる・嫌われる・バカにされるから)(5)経済的プレッシャーがあるから(やらないとお金がもらえないから)(6)惰性(昨日もやっていたから)
前者の3つを動機に仕事をしているとパフォーマンスが上がり、後者の3つを動機にしているとパフォーマンスが下がります

歯車仕事から自由になるために、まずは「全体像が見える小さな仕事」にありつきたい

あるベンチャー創業者がこう言っていました。「ベンチャー精神とは、変化し続けようとする強い意志である」と

「許可を求めるな、謝罪しろ」(米スリーエム社の行動規範)

ンポポの綿毛理論
(1)メインの軸で突き抜ける
(2)突き抜けてからほかの軸を広げるとシナジーが生まれる

共創の秘訣は「凹をさらすこと」「自分の凹」は他人の凸を活かすためにある

「一見関連のない複業が、すべてつながっている」ようにする

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『会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』

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渡部清二・東洋経済新報社

単なる四季報の読み方ではなく、自身の足で稼いだ情報とミックスして見えてきた、大化け株の発掘法

「テンバガー(10倍上がる株)を見つけるには、まずは自分の家の近くから始めることだ。裏庭になければ、商店街や、職場である」これは、株式投資家のためのバイブルで、不朽の名著とされる『ピーター・リンチの株で勝つ』(ダイヤモンド社)にある一節だ

四季報読破をしていて、シートゥーネットワークを発見した。同社は、加工食品のディスカウントストア「つるかめ」を展開していたが、安売りを実現するために、例えばマヨネーズはトップブランドの「キユーピー」(2809)ではなく、値段は安いが味はたしかな「ケンコーマヨネーズ」(2915)を置いていた。ユニークな品ぞろえで差別化を図っていた点からも、この銘柄が“光って”見えた私は、証券セールスとして顧客に幅広くおすすめした。その結果、どうなったか。なんと株価は1年ちょっとで20倍以上に大化けしたのだ

☆注意してみている「気づき」のポイント
(1)世の中や会社が大きく転換するようなコメント
(2)突然伸び出す売上高などの業績
(3)チャートの転換

前回開催時、オリンピックにまったく関係なさそうなのに、大きく株価を上げた銘柄は何か。例えば国会議事堂に赤じゅうたんを納入する繊維企業、住江織物(3501)。そしてもう1社が、当時の四季報の会社「特色」欄に「創業明治42年の古い繊維機械メーカー」と書かれていた津田駒工業(6217)だ。株価上昇率を比べれば、住江織物は10倍、津田駒工業は18倍と突出して高いつまり、膨大な「畳」市場が、「フローリング」や「カーペット」に置き替わっていく時期だったのだ

時価総額を決めるのは事業のポテンシャル

今期に過去最高純益を更新する(予定の)企業は、当然ながら、株価も過去最高値を更新する可能性が高い

☆10倍株探しの4つのポイント
1.成長性を示す「増収率」が高い(20%以上)
2.稼ぐ力を示す「営業利益率」が高い(10%以上)
3.オーナー経営者で筆頭株主4.
上場5年以内売るタイミングは、そのストーリーが崩れたときだ

将来、「中興の祖」になり得る人物が率いている会社に注目

低位株は「テンバガー」(10倍株)の可能性を秘めている

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