ウェルビーイングって何だ

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〇成長や成功ばかりが人生のゴールではない。成長や成功について過剰な評価をせず、そこにいる人をあるがままに受け入れる。自分から見ても合わないと感じる人がいても、避けるよりも慣れる。人の弱さや嫌な部分も許容する。変化があっても、最初の地点に戻っていい。成長できなかった自分も、受け入れる。

〇良い事も悪い事も訪れるのが人生。人生も、あるがままに受け入れる。ハプニングも素直に受け入れる。

〇自分の恵まれた環境に気づく今日も御飯が食べられるという日常のありがたさに気づく。

〇安心感や感謝の気持ちが長い人生の軸になる上ばかり見ていると目の前の事や、今日一日の事を疎かにしてしまいがち。これを当たり前ではなく、ありがたいと思う人は良い状態で一日を終えられる。

〇周囲の他者とつながり、困った時に助け合える誰かのために大切なものを手放すことで、運命が好転する。誰かを助ければ、自分も助けてもらえる。どう生きるかを自分で選んで決める困った時に助けてくれる人がいるこれが必須条件

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『西洋美術史 世界のビジネスエリートが身につける教養』

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木村泰司 

欧米エリートと渡り合うためにも、語彙と教養は必須。なかでも、美術に関する教養は、知らないと思わぬ恥をかくことがあります。

紀元前6世紀末以降、アテネでは守護神アテナに捧げられたパンアテナイア祭の際に、定期的に美男コンテストが開催されていました。美しいということは神に近づくことであり、また神もそれを喜ぶという考え方が浸透していた。「美男=神への捧げもの」という考え方です。「男は顔じゃない」ではなく、美しいか否かが人格までを決めるほど、美しさが重要だったのです

「ペロポネソス戦争(前431~前404年)」以降、社会と美術の雰囲気が一変していきます。粛清が行われるなど恐怖政治がアテネを支配する中で、美術における嗜好はその反動から享楽的なものを求めるようになります
その結果、紀元前5世紀の崇高で荘重な様式ではなく、紀元前4世紀のものは優美さを漂わせたものが多くなりました。たとえば、古代ギリシャの彫刻家プラクシテレスによる「ヘルメス」は、オリンピックの勝者の体をモデルに制作されてはいますが叙情性が漂う優美な彫像になっています

ヘレニズム時代にギリシャ文化圏が一気に広がったことで、それまで通用していたギリシャ人特有の価値観以外の表現が見られるようになります。大王の後継者たちによって支配された地域とギリシャの文化が融合された「ヘレニズム文化」が生まれ、美術の様式も変化していったのです。具体的には、ギリシャ的な思想ではなく、より個人的な感覚や、理想主義ではなく個性を重視した写実主義へと変化しました。神ではなく君主や特定の人物を表すようになった結果、写実性の強い描写が発展したのです

ゴシック様式の大聖堂は、民衆の意識を地上から天井へと促し、宗教的高揚感を高める効果がありました
ステンドグラスは文字が読めない人々にキリスト教の教えを伝えると同時に、窓から取り入れられる光をより美しく効果的に演出しました。「光」はキリスト教徒にとって「神」であり、ゴシック建築では視覚的に神の存在を意識することができたのです

マニエリスム特有の混沌とした、当時の社会情勢から来る不安感を表す、見るものに不安気な印象を与える作風へと変貌しています。マニエリスムの特徴として、とくに絵画においては画家の個性や特有の技法が強調されている点があります

レンブラントに限らず、17世紀のオランダの画家たちは、市民社会になったがゆえに、同時代の他国と違う、現代的な経済的苦労を抱えることになります。つまり、王侯貴族や教会といった圧倒的な富を誇る大パトロンではなく、市場を対象にする不安定さです。そのため、多くのオランダ人画家は副業を持っていました17世紀のフランス文化が「王の時代」で男性的なものだとするならば、18世紀のロココ文化は「貴族の時代」であり、女性的な文化と言っても過言ではないでしょう

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『運のいい人の法則』

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リチャード・ワイズマン

私はたくさんの実験を行い、数百人にインタビューをして、数えきれないほどのアンケートを集計した。そして、ついに、幸運の秘密を突き止めた。運は魔法の力でも、神様からの贈り物でもない。そうではなく、心の持ちようなのだ。どのように考え、どのように振る舞うかなのだ。

私たちは「運のいい人」「運の悪い人」として生まれてくるのではない。幸運や不運の大半は、自分の考え方や行動によってつくりだすことができる。
さらに、一連の研究を通じて、幸運な人生には四つのシンプルな法則があることもわかった。

第一の法則は、チャンスを最大限に広げること。運のいい人に共通する性格は偶然のチャンスをつくりだし、チャンスの存在に気づかせて、チャンスに基づいて行動させる。
第二の法則は、虫の知らせを聞き逃さないこと。運のいい人は直感と本能を信じて、心の声に耳を傾け、正しい判断をする。
第三の法則は、幸運を期待すること。運のいい人は将来に対する期待度が高く、予言が当たるかのように「思っていたとおり」になって、夢や目標の実現をうながす。
第四の法則は、不運を幸運に変えることだ。運のいい人は立ちなおりが早く、不運に見舞われても、それを幸運に変える力を持っている。
運の悪い人は、チャンスに気づかない。チャンスは誰にでも訪れているにも関わらず、それを見逃してしまう。日頃、否定的な見方をしているような人だ。否定するのがクセになっているから、反射的に「できない」とか「無理」と言って否定する。それは、日常の中に小さな幸せを見つけることが上手な人と、下手な人がいるのと同じだ。下手な人は、嫌なことばかりみて、不平不満、愚痴、悪口、泣き言ばかり言っている。しかし、上手な人は、いいところばかり見て、楽しい、幸せ、うれしい、ありがとう、感謝、という言葉がたくさん出てくる。

幸せ探しが上手な人は、運がいい。また、直感がするどい人は、素直な人だ。素直な人には子ども心がある。子ども心がある人は、好奇心があり、驚いたリ、笑ったり、感動したりする。子どものように感性が豊かだから、直感が降りてきやすい。
何かを始めようとするとき、「それは面白いやってみよう」と挑戦する人と、「これとこれの問題があるから難しい」と足を引っ張る人の二つのタイプの人がいる。難しいからやめようという人は、永遠に挑戦することはない。失敗を恐れて何もやらなければ、運はやってこない。未来を信じ、未来への期待度の高い人だ。

プラスをマイナスに変えることが上手な人は、いつもポジティブな気持ちでいられる。オセロのゲームのように、ずっとマイナスであっても、いつかどこかでひっくり返せると思っていれば、いつも機嫌よくいられる。

「幸運は不運の顔をして現われる」と言われる。不運な出来事も、後から考えると、「それがあったから今の自分がある」、「あのおかげで助かった」、ということは枚挙にいとまがない。

「運は心の持ちよう」とは、中村天風師のいう、「人生は心一つの置きどころ」。

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