『頭に来てもアホとは戦うな!賢者の反撃編』

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田村耕太郎
「賢者の反撃編」というタイトルが付いていますが、あくまでアホとは戦わないのが著者の基本スタンス。

アホになってしまうことは、個人や組織の戦闘力を落とすことにつながる。アホが跋扈する組織には有能な人材は近づかない

Don’t fight every battle.

戦わないためには武器を持って目的に集中することだ。アホを含め、誰に対してもリスペクトを持って、楽しく、親切にし続けるのだ

アホを自分から遠ざけるためには、つけいる隙を与えないことも大事だ。そのために必要なのが「余計なことを言わない技術」である

徳川家康もブッダも言っていたが、人生には苦労しかない。しかし、キレて投げ出したら終わりだ
世界共通で高い評価を受けるには、「あいつはいつも感情が一定」と思われること

敵をつくったりするのは愚かなことなので、あくまで表面上は友好的に、しかし無駄に利用されないことが必要

アホと戦わないために、思い通りの転勤や社外でキャリアアップできるモビリティを得るためには、社内でコツコツとした準備が必要

人は社会的な生物ではあるが、今際の際を迎える時は一人である。その瞬間を、自分の意思で生きてきたと振り返れる人間こそが賢者だ

正面からやり合う戦いは、勝っても負けても後味が悪い。そこでオススメするのが、戦略的にちょっとだけキレることだ

わかり合えない人こそが自分の認知能力を拡張してくれる

どんな成功を成し遂げていようが、間違っても「俺はすごい」オーラは出さない。言葉遣いも相手が年下であろうが、自分が上客であろうが、丁寧に敬語で対応する

変化に適応できない人間はアホへと落ちる可能性がある

自分を律しないで一見楽な道を行くと、お金がなくなったり、信用を落としたり、健康を損なって大病して時間をなくしたり、結局苦しい道を行くことになる

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

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『VISION 夢を叶える逆算思考』

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三笘薫
サッカーワールドカップ・カタール大会「三笘の1ミリ」で一躍有名になった、三笘選手による自己啓発書

サッカーという競技の本質を、「最短で素早くゴールに向かうこと」と定義し、そのためにあらゆることをやる。一流選手の分析や、そこから導き出された仮説、戦略を実現するための緻密なトレーニング…。

■海外に挑戦してみたい子供たちへの 「3つのアドバイス」
1.自分にしかない武器を持つこと
2.自分を分析する力
3.毎日の努力を積み重ねる

最初に「サッカーノート」という言葉と、それを書く効果を広く知らしめたのは、日本代表の大先輩でもある中村俊輔さん。選手によっては箇条書きのスタイルを取る人もいたが、僕はたまたま、文章として書くことを選んだ。文章で書くことで、「試合の中でこうした課題が見つかった」
「今日はどういう練習をして、何ができて何ができなかったか」、あるいは「こんな発見があった」、だから「次はこうしようと思う」と、自分に起こったサッカーに関するすべてを順序立てて整理することができた

当時ボランチだった僕の頭に浮かんできたのは、「どうしてシャビ選手やイニエスタ選手は、誰よりも早くセカンドボールを拾えるんだろう」という疑問だった。そう考えて映像を見直してみると、2人ともこぼれる前からボールの行方を予測して、先に動き出していることが分かった

「自分が勝負を決めてやるんだ」という気持ち、また、そうしなければならないという責任感は常に持っていなければいけないと思う。周りの選手やコーチに「パスを出せ」とか「全部自分だけでやろうとするな」などと言われたとしても、1体1のドリブル勝負を仕掛けて成功させれば、その瞬間にそうした声は称賛に変わるからだ

いつでも自分が蹴ることができる位置にボールを置く

普通は「加速する時に体を倒し、減速する時に体を起こす」と習うはずだ。でも、谷川先生は逆だった。上半身を倒した状態では前にしか進めないが、上半身を起こせば横や後ろにもスムーズに進めると教えてくださった

さまざまな情報を取りこむほど、攻撃をする選手にはドリブルをする際、自分にとって有利な状況が生まれる。これは得た情報の分だけプレーの選択肢が増えるからだ。そのためには、なるべくずっとボールを見ないで止めたり扱えるようにならなければならない

サッカーでは自分がやりたいプレーよりも、相手の立場に立った時に嫌だと感じるプレーをすることが重要
データに基づき、成功確率の高いやり方を愚直にトレーニングを通じてマスターしていく。

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

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