『イノベ株を狙え!』

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イノベーション関連株(イノベ株)には
3つの類型があります。1つ目が「創造型」、
2つ目が第2の本業をつくる「増築型」、
3つ目がIT活用などで本業を再構築する「再生型」です。

日本とシンガポールを拠点に日本の成長株を発掘する
シンフォニー・フィナンシャル・パートナーズ。
ファンドの「稼ぎ頭」が電子商取引のインフォマートだ。
請求書の電子化という、
ありそうでなかった新市場を開拓する。
過去5年間で時価総額は14倍近くに膨らんだ

四国の高知市に「創造型」の会社がある。
無騒音・無振動でくいを打ち込める世界初の
「圧入式」くい打ち機を開発した技研製作所だ。
くい打ちに付き物だった騒音や振動がなくなり、
住宅密集地や夜間の工事も可能になった

全国に1万1000カ所以上ある動物病院。
個人経営がほとんどの中で、
唯一上場(東証マザーズ)しているのが
日本動物高度医療センターだ

全国の葬儀会社に同社専用のスキャナーとプリンターを置き、
葬儀会社の社員は素材の写真をスキャナーに置いて
ボタンを押すだけ。
アスカネットからみると、いったん葬儀会社に
スキャナーとプリンターを設置すれば
遺影加工の依頼が途切れることはない。
いわば「ストックビジネス」としての強みが発揮されやすい

山形県に本社を置くエヌ・デーソフトウェアは、
介護施設向けの支援システムを手掛けている。
家族や会社向けなど介護士は
複数の日誌を作成する必要がある。
手書きだと1つ1つ記入する必要があり、
手間がかかっていた。
NDソフトのシステムを使うと、
記載内容を共有できるため、
日誌ごとにゼロから記入する手間がなくなる

2017年7月、競争の激しい決済市場で
日本独自のサービスが登場した。
ビリングシステムの「PayB(ペイビー)」がそれだ。
スマホに専用アプリを入れると、
時間や場所に関係なく公共料金やネット通販の支払いができる

コカ・コーラにサッポロ黒ラベル、オタフクのお好みソース……。
消費者におなじみのこうしたブランドには、実は共通点がある。
金沢市に本社をおく渋谷工業が開発した充填機が
中身を詰めているのだ。
同社の充填機の国内シェアは約6割。高シェアの秘密は
同社独自の減菌化技術だ

日本のロボット関連銘柄に投資する「ロボ・ジャパン」を
運用する、
野村アセットマネジメントの田中伸一シニア・プロダクト・
マネージャーは「スマートフォン(スマホ)と同じで、
ロボットも基幹部品は日本企業が多い」と指摘する。
その代表格がロボットに欠かせない
波動歯車の専門メーカーとして知られる
、ハーモニック・ドライブ・システムズだ

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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