1.経営計画はマネジメントの背骨であり、
最も効果的な経営の進め方である。
2.作る、役割分担する、毎月チェックするの
3つが揃って初めて経営計画になる。
3.経営計画は列車のダイヤではない、船の羅針盤である。
4.経営計画の肝は、実行管理できる経営計画を作ることである
1.経営計画は経営の背骨である
マネジメントの結果もたらされるべきものは、
具体的な目標、期限、担当を含む実行計画である。
目標は実行に移さなければ目標ではなく、
夢に過ぎない。
経営とは組織の意思と目標を定め、
人材を目標達成へと導いていくシステムである。
2.経営計画は実行を伴わねば計画ではない
計画とは「作って実行管理する」ことだ。
計画=立てるという思考パターンは間違いだ。
3.経営計画は列車のダイヤではない
経営計画無用論者は、経済の状況はどんどん変わるので
計画など作っても無駄だと言う。
それは計画の持つ意味合いを勘違いしている。
計画は計画通りに事を進めるためのものではない。
経営の意思を仮説として持つことを意味している。
仮説が在って初めて人は何かに取り組むことができる。
経営計画は、敷かれた線路を時刻通りに進むようなことを
前提にはしていない。
計画があればこそ、その実現に向けてチャレンジできる。
そして現実との差は皆で受け止め、
必死に考えつつ試行錯誤をしていける。
4.経営計画の肝は、実行管理できる経営計画を作ること
実行管理できる経営計画に必要なこと
a.ニッチNO.1戦略を持つ
b.具体的な活動計画を持つ(目標管理シートを使用)
c.経営を数字で見える化する(経営のコクピットを使用)
d.積み上げ型の予算を立てる
e.会議を軸とした実行計画のコミュニケーションの仕方を
定め、年間の日程を決める
経営計画の内容は、1.理念、目標、方針や指針、2.事業戦略
(組織や各部門の機能・課題を含む)、3.実行計画(年度方針、
目標管理シート、日程など)、4.予算、5.経営のコクピットなどを
幹部、社員も巻き込んで作って行く。
経営計画は一過性のものではない。
経営計画はドラッカーの言う、「小企業は大企業以上に
体系的かつ組織的なマネジメントを持たねばならない」を
具現化するものだ。
そして何よりも、経営幹部を育てる唯一の手段だ。
エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より