『トヨタの現場の「やりきる力」』

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原マサヒコ

人間のやったことなんて、
人間がやれることの100分の1にすぎない

トヨタの現場では「“ネジをしっかり締めろ”なんて言うなよ」と
よく囁かれていました。
どういうことかというと、「しっかり締める」などという
抽象的な表現では捉え方が異なるので
個人差が出てしまうというわけです。
実際にネジを締める時にどうするかといえば、
トルクレンチという工具を使って「105N・mで締める」
などと数値が決まっています

「頭の中で理解した」というのが「わかった」ではなく、
「行動に移せる」というのが「わかった」

動くためにも現場に行きなさい

人の動きではなくて仕事の流れに合わせてすべての作業を標準化

マニュアル化でできるものはどんどんマニュアル化し、
空いた時間で新しいことを考える

〇行動を増やす時のコツ
(1)行動の補助を作る
(2)動機づけの条件を作る
(3)行動のハードルを低くする

●行動を減らす時のコツ
(1)行動の補助を取り除く
(2)動機づけの条件を取り除く
(3)行動のハードルを高くする

自分が変わったと思っても、
世間から変わったと思われなければダメ

集中するためのポイントは、「別のモノを視界に入れないこと」

実行力に優れた人の心の中には、
実は「2つの締め切り」が作用しているといえます。
それは、前述の「終了の締め切り」だけでなく
「開始の締め切り」です。
つまり、始める前から「いつまでに着手する」という
期限を決めているのです

〇周囲から助けを得るための5つのヒント
(1)話を聞くための姿勢と空気を作れ
(2)ジャッジをしないこと
(3)尋問や詰問をしてはいけない
(4)何ができるかを一緒に考えてあげること
(5)自分を頼りにしてくれたことへの感謝を伝えよう

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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