『地頭力を鍛える』

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細谷功 、星井博文

頭の良さには3種類あると説かれていますが、そのうち「物知り」は、急速に価値を失いつつあります。

〇3種類の頭の良さ「物知り」「機転が利く」「地頭がいい」
もちろん、2番めの「機転が利く」も価値がありますが、知的リーダーになろうとするなら、目指すべきは「地頭がいい」でしょう。

「限られた時間と情報で最善の答えを出す」 
スピード重視だから65点くらいでいいと思っているんだよ
「とにかくデータを集めてとにかく時間をかける一生懸命細部にこだわり準備することに重きをおく」 
100%の準備が整う日など永遠に訪れることはないのにね

〇地頭力固有の3つの思考力
・仮説思考力「結論から考える」
・フレームワーク思考力「全体から考える」
・抽象化思考力「単純に考える」
大切なのは「他の人と比べてどうか」という点ではなく、「自分の中での成長度、伸びしろ」なのです

〇地頭力のない人がかかる病気:「ないない病」
・情報がないからできない
・時間がないからできない
・お金がないからできない
・人がいないからできない
大きなストーリーができたことで最終目的まで効率的に到達できる時間も情報もない中で依頼されたときは、「その場で」とにかく分かっていることを形にしてみることです。
時間と情報がないときほど、「まずは調べてみますので時間を下さい」と言いたくなりますが、すぐに第一弾の答えを出してしまったほうが良いのです。
時間が経つほど依頼者の期待値は上がり、そのわりには悩んでいる側の成果が上がらないため、期待値のズレが大きくなる一方だからです

究極のすり合わせのタイミングは、「その場で」最終的な成果物のイメージを合わせることなのです
答えを出そうとせずに「質問」をたくさん出す
「なにをやるか」と同時に「なにをやらないか」も考慮されたものが、「全体から考えた」状態
普段から話をしていない人に話をするときに必要なのは「最初に全体像を共有する」こと

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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