シニアの雇用

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シニアには、高度な専門能力が求められる。
それよりも大切なのは、プラットホーム能力である。これは、新しい役割で活躍するための基盤となる次の3つの能力だ。

1.過去にとらわれずに新しい役割に前向きに向き合う事が出来る「気持ち切り替え力」だ。定年前の地位や働き方に固執するようでは、「気持ち切り替え力」は無いという事になる。
2.新しい役割に合わせて人間関係を構築できる「ヒューマンタッチ力」だ。プロの担当者としての役割が求められる多くのシニア社員は、職場の若い同僚と水平的な目線で、人間関係を作る事が大切になる。
3.部下のいない担当者になれば、自分の仕事は自分でする事になる。担当者としては、当然持っていなくてはならないITなどのテクニカルスキルを持っている必要がある。

キャリアを見直し、プラットホーム能力の面から自分を知り、足りない部分があれば学習する。それは、シニア社員が戦力として活躍するための第1歩である。その取り組みは、定年直前では遅すぎる。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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