『人生と仕事の方程式』

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【考え方ひとつで人生は変わる】稲盛和夫

■考え方一つで、人生はガラリと変わってくる。
能力が劣っていようとも、逆境に立たされようとも、すばらしい 未来が待っていると思って生きていると、それだけで人生はうまくいく。絶対に、自分の将来は不運だと思ってはいけない。

■「能力」や「熱意」の重要性については誰でもわかっているかもしれないが、「考え方」や哲学が、人生においてどれだけ大切かということは誰も教えてくれない。しかし、人生においては、正しい「考え方」をもつことがいちばん大切なのである。(「ゼロからの挑戦」)

「人生の方程式 」
それは… 人生・仕事の結果 = 考え方 X 熱意 X 能力
人生の成功は、考え方と熱意と能力で決まるということだ。だが、すべて掛け算だから、考え方がマイナスであったら全部がマイナスとなってしまう。つまり、考え方が間違っていたら、意欲や能力があればあるほど、大きく失敗するということ。

昨今は、意欲ばかりが強く、どんなことでも、元気や気合があればできると錯覚している人が多い。しかし、大切なことは、利他か利己か、善か悪か、愚直か狡猾か、というような考え方や方向性。どんなあくどいことをしようが、儲かればいいと考えるか、 世のため人のためを先に考え、利はあとからついてくると考えるのか、でもある。
この方向のことを「ベクトル」といい、 会社や組織で、考え方を共有することを「ベクトルを合わせる」という。正しい考え方を持つこと、これこそが人生において最も大事な事。

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『不機嫌は罪である Ⅱ』

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齋藤孝

上機嫌は今や「職務」です!
「微笑みの国・タイ」は特別として、それ以外の国と比べても、日本人は、基本的に不機嫌な人が多い。

知的な人間はやたらとニコニコと愛想よくふるまわない、作家や学者というのは根暗で不機嫌なものだという風潮が根強く存在しています。「不機嫌臭」を醸し出している中高年男性が多いのにも、無意識に「不機嫌=頭がよくて威厳がある」と思っていることが影響しているからだ。
今まではそうかもしれません。が、これからは違う。「良好な職場の人間関係」が「仕事をするうえで大切だと思うもの」のトップに来る
現在では(リクルート調べ・2012年)、不機嫌は、大きなマイナスになる。

中年から老年にかけての男性の不機嫌の問題をいち早く取り上げたのが、シェイクスピアの『リア王』でした。リア王は、愛情深い末娘が自分におべっかを使わないことに激昂して彼女を追放し、甘言を弄する上の娘たちをかわいがった結果、身を破滅させて荒野をさまようことになります

性別や年齢にかかわらず上機嫌に見える方はたくさんいます。なぜなのか? それは彼らが、自分の機嫌をコントロールし、周囲に上機嫌に見せるためのワザを身につけているからです
機嫌というのは、理性や知性とは相反する分野のように思われがちですが、気分をコントロールすることは立派な知的能力の一つです

ステップ(1)自分の「不機嫌の芽」を知る
ステップ(2)からだを上機嫌モードにする
ステップ(3)こころを取り戻す

わざを身につけるまずはもっと「自分の気持ちを考える」ことを学ぶべきなのです。自分の気持ちが分からないままで、どうして他人の気持ちを思いやれるでしょうか
今は、イノベーションを起こすにも、チームワークが必要とされる世の中です。チームワークで最大の効果を出すためには、天才であっても上機嫌が求められます
あなたが上機嫌になれば、周りも上機嫌に変わっていく

現代のインターネットはみんながコメンテーターとして断罪する「リンチ」の刑場になりつつあります。リンチは、世界中のあらゆる国家の法律では禁じられています

「自分には正義がある」「自分は偉い」と思うこと自体が危険

文字に残るものに関しては基本的には不機嫌を露わにしない
人間の三大欲求を思い出してみてください。食欲、性欲、睡眠欲ですよね
実は、この三大欲求の裏には、共通する一つの欲求があります。それが「温まりたい」というのものです

■不機嫌をなおす七つの習慣
(1)自分の「普通」は不機嫌に見えると自覚する
(2)情報を遮断して自分の時間を持つ
(3)血流を意識して、こまめに体をほぐす
(4)「一定の状態」を保つのがプロだと意識する
(5)「まずいな」と思ったら一呼吸入れる
(6)ネガティブな感情は、表現物に乗せて洗い流す
(7)人の不機嫌を見て、自分の不機嫌をなおせ

不機嫌を抑えて人に見せないというのも、本来は私たちの職務の一つ

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『2000人の崖っぷち経営者を再生させた 社長の鬼原則』

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板坂裕治郎

銀行への返済と給料の支払いばかりに追われている。下請け、孫請けの仕事ばかりで利益が出ない。値上げしたいけれど、お客さんが離れていくのではないかと不安。求人を出しても、いい人材が集まらない。たとえ採用できてもすぐ辞める。自由になりたくて独立したのに、常に顧客とお金に振り回されている。

資金繰りや顧客に振り回されている状態から脱出したいのなら、仕事をする前にお金をいただき、金を借りずに経営できる仕組みを作ればいい。
下請けが嫌なら、発注元から直に仕事を受けられるようにすればいい。
値上げしたいのなら、それでも買ってもらえるような付加価値をつければいい。優秀な人が集まらないのなら、今いる三流スタッフを一流に育てればいい

商いの最前線で体を張っている中小零細弱小家業の社長さんたちは、基本的に高いポテンシャルを持っている。ただ、長く社長でいるうちに、徐々に社長の「4大疾病」に冒されアホ社長になってしまうのだ
安定の中でぬるま湯に浸かり、「怠慢」「傲慢」「自堕落」「無知」の4大疾病によって、過剰な投資、過剰な調達、個人的な浪費、仕事の邪魔になる色恋沙汰などを起こし、経営を急激に傾かせていくことが多いのだ

常に手持ちのお金が十分にあることが、チャンスを掴み取れる会社と、そうでない会社とを分ける
「あなたでお願いします。ほかより高いけど」と、向こうからお願いしてくるような商売をすれば、「先に現金払いなんですけど大丈夫ですか?」と言えるようになる
債権回収時は社長が不在でも、電話を取った相手と約束をする

■アホ社長の7つの共通点
1.応接室 2.神棚 3.熊手 4.高級車5.ブランド物のバッグ、財布、名刺入れ6.会社のトイレが汚い 7.占い師

40代にもなって「金、クルマ、いい暮らし」言うとらんか?
新しい商売が軌道に乗るまで、元の商売で日銭を稼ぐなんて考えは、両手が塞がったまま、まだ何かを掴もうとしているのと同じ。スケベ根性丸出しだ
想いを込めた本業は1つ、独自の強みは2つ以上。そして、あなた独自の強みを名刺に書き、ホームページに載せ、看板に掲げる
いい人材を入れたいなら、あなたがいい社長になる必要がある
何年経っても、成果が上がらない社長ほど、何年経っても、同じ人間とつるんでいる!

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