『モリー先生との火曜日』

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ミッチ・アルボ

世界で1600万部を売った名著の刊行20周年記念、スペシャルエディション

スポーツコラムニストとして活躍するミッチ・アルボムが、偶然テレビで大学時代の恩師・モリー先生を見かけ、16年ぶりに難病ALSに侵されている恩師から、人生の大切な教えを受ける。
病に苦しみ、死に直面しながらも幸せそうな恩師から、ミッチは大切ことを教わるのです。本書は、いわば恩師とミッチの卒業論文。

希望をなくして消えていくか、それとも残された時間に最善を尽くすか

文化がろくな役に立たないんなら、そんなものいらないと言えるだけの強さを持たないといけない。自分の文化を創ること。多くの人はそれができない。私よりよっぽど不幸だよ──こんな状態の私より。

もうじき死ぬとはいっても、私のまわりには愛してくれる人、心配してくれる人がたくさんいる。世の中にそう言える人がどれだけいるか?

多くの人が無意味な人生を抱えて歩き回っている。自分では大事なことのように思ってあれこれ忙しげに立ち働いているけれども、実は半分ねているようなものだ。まちがったものを追いかけているからそうなる。

人生に意味を与える道は、人を愛すること、自分の周囲の社会のために尽くすこと、自分に目的と意味を与えてくれるものを創りだすこと

自分が苦しい思いをしていると、苦しんでいる人が今までになく身近に感じられるんだ

人生でいちばん大事なことは、愛をどうやって表に出すか、どうやって受け入れるか、その方法を学ぶことだよ

必要なときには、まず思いっきり泣く。それから、人生にまだ残っているいいものに気持ちを集中する

家族っていうのはそういうものなんだ。単に愛だけじゃなくて、見守っている人がいますよ、と分からせてくれること

ある感情を例にとろう。女性への愛でも、愛する者を失った悲しみでも、私が今味わっているような死にいたる病による恐怖、苦痛でもいい。
そういった感情に尻ごみしていると──つまり、とことんそれとつき合っていこうという考えを持たないと──自分を切り離すことはできない。いつもこわがってばかりいることになる

私にも三十代という自分の時代がかつてあった。今は七十八歳が私の時代さ。自分の今の人生のよいところ、ほんとうのところ、美しいところを見つけなければいけない
ほんとうのところ、私自身の中にすべての年齢がまじり合っているんだよ

本当に満足を与えてくれるものは何だと思う?自分が人にあげられるものを提供すること

愛とは、死んだあとも生きてとどまること

死ぬ前に自分を許せ。それから人を許せ

本書は、読者が何歳になっても人生に幸せと喜びを感じ、前向きに生きられる、そんなヒントを与えてくれる。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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