水素ステーション80カ所増設

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2022年3月までに、水素ステーションを国内80カ所に
建設する計画を打ち出した。
これでは、水素燃料電池車(FCV)の普及は切望的だ。

09年に産業競争力懇談会がまとめた報告書では、
20年には1千カ所の水素ステーション網と明記していた。
この当時ですら、たった1千カ所ではFCVの普及など無理と
懐疑論が圧倒的だった。

新たに80カ所できたところで、
国内の水素ステーションは170カ所にすぎない。

1カ所の経営を支えるには、2千台のFCVが
利用しなくてはならない。
黒字化するには、34万台のFCVが必要になる。

ところが、経済産業省のロードマップによる
FCVの予測は、
20年までに4万台、25年までには20万台。
これでは、とてもペイしない。

水素ステーションがなければ、FCVは普及しない。
FCVが普及しなければ、水素ステーションは増えない。
負のスパイラルである。

 

 

 

 

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