効果的なミーティングの仕切り方

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秋山 ジョー 賢司

部下の声に耳を傾ける。部下にうまく頼るということですね。
自主性を持ってもらうとパフォーマンスもあがってきます。
責任感が出てくるのですね。
自分ができるからといって、自分で全て仕切ってしまうと、
部下は指示待ちになる。
そんな部下のことを「言わなやってくれへん」と嘆くのは、
実は自分の責任であったりするのですね。
組織で事業を運営していっている以上、
チームワークでの力を上げていく。
これがマネジメント力ですね。

あなたは、効果的なミーティングを実施できていますか?
効果的なミーティングって?
それは、その時間を使い「部下」を活かすことなのです。
例えば、ミーティングを使って、あなたの実現したいことに
対して部下が集まり、
・最もいい方法を考えてくれて
・各自のアクションプランを作って
・ミーティング後にそれに着手してもらう
(あなたは何もしない)

なんてどうでしょう!
どうです? いいですよね。
これを実行させるためには、あなたが欲しいものを
明確にすることです。
そして、きちんと伝えるのです。

「◯◯をしたい。でも、どうしたらいいのかわからん。
一番いいやり方をこのメンバーで考えて欲しい」と。
最終的に実行してもらうのは「部下」なので、
相手に考えてもらった方がいいのです。
それを、あなたの実現したいことに対して、
・あなたが考え
・部下に実行させようとする
だから、部下が「やらされ感」を感じるのです。

「俺にはわからないんだけど、どんなやり方がいいのかな?」
あなたは、その出てきたアイディアに対して、
ちゃんとリアクションをしましょう。
「えっ、そんなことできるの?」
感動したなら感動を、思いがけないアイディアに驚いたなら
驚きましょう。

例えば、こんな流れです。
「凄いね!それは俺にはできないわ」
「◯◯さんだからそれができるんだね」
「具体的にはどうやってやるの?」
「じゃあ、その方法で進めてもらえるかな」

ここで引き出したいのは、部下のパフォーマンスです。
「モチベーション」ではありません。
この違いは、わかりますよね。

部下が自分の内側でどんなことを考えるのか?
を最大限に引き出しましょう。
新しく生み出されたものに対して、
みんなでブラッシュアップさせるのもよし。
責任を持って取り組ませるのでも良いのです。
このメンバーで実行するのですから、
このメンバーにとっての最もいいやり方は
「彼ら」が知っているのです。

経営者のマインドセットの秘密
ミーティングでは「部下に活躍してもらう」ように
場を支配する。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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