人はコストではなく資本

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人をコストとして考えるなら、コストは管理の対象であり、
いかに減らしていくかに重きを置く。
しかし、資本と考えるなら、人材を生かし、いかに増やしていけるかを
考える必要が出て来る。

ドラッカーは、人を活かす経営とは
「人の強み・創造性を解放する経営である」として、
これにより仕事の生産性を高めるマネジメントの重要性を説いた。

このマネジメントにおいて肝となるのは、
働く人が「生きがい」や「やりがい」といった
精神的な充足感を日々の業務の中で感じることができ、
自身の個性やアイデア、専門性を活かせる機会があるかどうかだ

人を大切にする経営とは、従業員が自律的に
自らの潜在価値を引き出し、高める環境を
企業側が提供しながら、
生きがいややりがいを持って働く人を増やす事。
これにより、従業員がその企業のブランドとなり
企業価値を高めるとともに、
生産性の向上にも繋がる。

これは、労働力が減る中で働く人を資本と捉えて投資し、
企業価値や利益をリターンとして得ていく、
持続可能な経営戦略でもある。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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