『PEAK PERFORMANCE 』

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ブラッド・スタルバーグ、スティーブ・マグネス

最近、「働き方革命」の号令のもと、
「定時に上がる」ことや時短、
休暇を取ることばかりが強調されていますが、
生産性において本当に大切なのは、「結果を出す」こと。

組織のなかで結果を出しつつ、個人としても成長できれば、
ビジネスパーソンとしてこれ以上のことはないでしょう。

「負荷+休息=成長」は、あらゆる分野の一流がやっている
ピークパフォーマンスのための方程式。

〇悪習を断ち、成長のための集中力を付ける

突破口が開くとき。
「人が自分の分野には絶対的な決まりはない事に気づき、
さまざまな可能性に心を開いたときだ。
◯◯は他のやり方でもできると気づくとき、
または△△を試せないかと考えるとき、
あなたの前にはあらゆる方向性が開く」

負荷がかかると、炎症性たんぱく質と
コルチゾールが活性化されて、
「この攻撃には耐えられそうにない」と体に信号を送る。
すると体は脈拍や血圧を上昇させ、運動機能を増幅させる。
かくして体は前よりも強くなり回復力もアップする。
体には、未来の脅威に備えるための
すごいプログラムが備わっているのである

〇トップレベルの人々とその他とを隔てるのは、経験ではない。
どれだけ「意図的な練習」をしたかだ

生理学的なデータと自己診断データから、
アマチュア歌手たちは練習中に緊張感と楽しさを
感じていたことが読み取れた。
他方でプロの歌手たちは、練習中に高い集中力を
維持し続けたことがわかった。
プロの歌手たちは、歌う楽しさを多少犠牲にしながら、
特定の歌唱技術を伸ばそうと注意を払い、集中していたのだ

「シングルタスク」に徹底的にこだわる

ストレスを有意義なもの、いわゆる「成長の起爆剤」と
考えることを「チャレンジ反応」と呼ぶ。
ストレスにさらされたときに「チャレンジ反応」が起きると、
人は自分でコントロールできることに集中する。
恐怖感や不安などのネガティブな感情は気にならなくなる

〇「洞察に満ちたアイデア」は休息が生む

一流は「ルーティン」を持っている

仕事をする場所を設定するときは、
仕事がはかどるものをまわりに置き、
邪魔になるものは置かないほうがいい

大きな成功を手に入れるためにミニマリストになる

・アシュトン・イートンが疲労にもかかわらず
記録更新に挑んだ理由
「実をいうと、幼い頃のことを思い出したんです。
ソファに座ってマイケル・ジョンソンかカール・ルイスかが、
勢いよく飛び出して疾走する姿をテレビで見たんです。
そのおかげで僕は今ここにいます。
で、思ったんです。
どこかでソファに座っている子供が、
大会記録を破る僕の姿を見て、
自分も何かをやってやろうと思うんじゃないかって」

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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