『残酷すぎる成功法則』

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エリック・バーカー

玉石混交の自己啓発の成功法則を、すべてエビデンスベースで検証する

興味深いことに、ロビックに見られるような狂気は、ときに運動選手にとって強力な武器になる

ルールに従う生き方は、成功を生まない。良くも悪くも両極端を排除するからだ

演奏家の卵からアドバイスを求められると、彼はこう言った。「演奏以外のすべてを諦めることだ」順調にキャリアを築いていたグールドだが、突然聴衆の前から姿を消す。「人生の後半は自分のために生きたい」と、32歳でコンサート活動の中止を宣言したのだ。彼は「劇的な形で姿を消すことによって存在感を維持し続けた

並外れてクリエイティブな人間とは、傲慢で誠実性に欠け、支離滅裂

軽躁病は、ゆるくでも現実と結びつきながら、目標に向かって片時も休まず、興奮状態で、衝動のままに突き進む仕事人をつくり出す

利己的な人は、初めは成功しそうに見える。しかし長い目でみれば、彼らが成功するために必要とする環境そのものを破壊しかねない

迷惑なことをされても何一つ抵抗しなければ、なめられるのは人間社会の常だ。だから完璧な聖人になる必要はない。実際、聖人でいることは、成功するには不利な戦略だ

多くの人が自分の人生に満足しないのは、楽しいときを過ごしていても、それが自己のイメージに合わないという思いに囚われているから

面白いゲームに含まれる共通要素は、勝てること(Winnable)、斬新であること(Novel)、目標(Goals)、フィードバック(Feedback)の四つ

差し引くより、むしろ新たな課題を加えるほうが仕事への情熱を生む

『外向性は個人的な熟達度と負の関係にある』と題する研究がある。平たくいえば、「外交的であればあるほど、業績が落ちる」ということだ。すでに見てきたように、多くの友人を持つことは明らかにメリットだ。しかし同時に、注意散漫の元にもなる

人には三種類ある。職場に行き、デスクに脚を上げ、あとは12時間夢を見る人。毎朝五時に出勤し、16時間働き、一瞬たりとも夢を見ない人。
デスクに脚を上げ、1時間夢を描き、それから夢のために何かを始める人だ

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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