『北欧スウェーデン式 自分を大切にする生き方』

Pocket

マッツ・ビルマーク、スーサン・ビルマーク

嫌われるのが怖くてなかなかノーと言えなかったのです。その結果、疲はい性うつ病になりました。いま思えば、私のようにひどい神経衰弱になるのは、そもそも強い人なのです。
自分に必要なことを我慢し、自分という人間の価値、つまり、自分自身が大事にすべきかけがえのない人間であることを分かっていなかったのです
身体からの警告に気づかずにいると、無能感や無力感が襲ってきます。これがイライラにつながりやすく、周囲の人たちとちょっとしたことで衝突しがちになります
性ホルモン、オキシトシン、その他の抗ストレスホルモンの生成が抑制されます。燃え尽き症候群の兆候があり、仕事も家庭も無意味に感じられ、将来が不安になります。

こうなると、友人や家族との付き合いも避けるようになるかもしれません。自分を見失ってしまいます
仕事のことで頭がいっぱいだと、自分自身を意識することがなくなります。自分自身や家族にどんな思いをさせているか気づかないのです

〇重度のストレス障害につながりやすい要因
・精神的に強く、屈しない人だと思われたい
・成果を出すよう求められて育った
・自分の問題を人に話さない。
 みんな自分の力でなんとかやっているのだから、
 自分もそうすべきだと考えている
・お荷物になりたくない
・助けを求めるのは非常に難しいと感じる

甘い物、カフェイン、お酒の代わりになる息抜きを探す
アドレナリンには、緊張や心配を増大させ、不安で仕方なくさせる副作用がある

血糖値が高い状態で一日をスタートさせるのもよくありません。一日中、甘い物が欲しくなってしまうからです。スウェーデン政府は、学齢期の子どものお菓子は多くても週に150ミリリットル(コップ一杯程度)まで、また、食事のときは清涼飲料やジュースではなく、水を飲むように勧めています
本当に人生の目標にしたいことを考える
「順調です」ではなく「実は大変なんです」と言う自分の状況を正直に話すことと、弱音を吐くことはまったく別
人に褒めてもらおうとするのはもう辞めましょう。自分で自分を褒めるのです
長く働くためには、「他者に奉仕する」だけでは持ちません。自分を大切にする、という基本ができてこその仕事ですので、仕事熱心な人ほど、ぜひ自らを振り返ててもらいたい。

エンジンオイル、EM仲間の経営塾より

Pocket