『マンガーの投資術』

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デビッド・クラーク

「手っ取り早く金持ちになりたい」という欲望は非常に危険である
人生はある意味でポーカーゲームのようなものである。お気に入りの手札を持っていても、時には降りることを学ばなければならない投資では、座して待つことが重要だ。
証券会社に支払う手数料を抑えられるし、つまらないことに一喜一憂しなくても済む間違って価格づけされた賭けを探すこと、それが投資だ
良いアイデアはめったにない。勝算が高いと思ったら、大きく賭けるべきだ
金持ちになる秘訣は、投資の好機が訪れたときにすぐに行動を起こせるように、いつでも小切手口座に1000万ドルの残高を持っていることだ
何事も複雑であれば、必然的に不正や誤りの温床になる
賢い人は自信過剰に陥りやすいがゆえに、大惨事を免れることができない

マンガーが言うように、とても頭の良い人々と大きなレバレッジという組み合わせは、しばしば大惨事を招く。同じことは、とても頭の悪い人々と大きなレバレッジについても当てはまる
勝ち目があるときにだけ行動すること。あなたは勝算を理解し、自分に勝算があるときにだけ賭けるという規律を守らなければならない
投資で成功するためには、度胸と忍耐という、とんでもなくハードルの高い二つの資質が必要になる。そして、好機が来たら、迷わず跳びつく準備ができていなければならない。好機というものは、そうそう長くは続かない

会社には二種類ある。一つは、毎年12%の利益を稼ぎ、それを年度末に現金化できる会社。
もう一つは、同じく毎年12%の利益を稼ぐのだが、それを再投資しなければならない会社──現金が手元に残らない会社である。
この話をすると、ある男のことが思い浮かぶ。自社の設備を指して「儲けは全部ここだ」と言った。
私たちは、そのような会社が嫌いだ
自分が何を知らないかを知っていることは、優秀である以上に価値がある
バフェットもマンガーも、経歴だけ見ると必ずしもエリートではありませんが、彼らは好きなこと、わかっていることに投資したからこそ、人生で成功しました。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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