『やり抜く人の習慣』

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ハイディ・グラント・ハルバーソン
コロンビア大学モチベーション・サイエンス・センター副所長

「やせたい」と思うのならば、目標は「やせる」ではなく「5キロやせる」とするべき学生たちに人生の目標を聞くと
「仕事で結果を出したい」「健康的な食生活をしたい」といった返事が返ってきます。
そんな人に私は続けてこう質問します。「どうなったら、目標を達成できたと言えるでしょうか?」「目標を達成したときのイメージを思い描くことができますか?」
たいていの人は、こう質問されると答えられなくなってしまいます。あるいは、困った顔をして、「そこまでは考えていなかった」という答えが返ってきます

「私にとって成功とは何か」そして「成功への障害は何か」この2つを繰り返し心の中で考えることは、とても大事なことです。この心の中の作業を、心理学では「メンタル・コントラスト」と呼びます

〇メンタル・コントラストの実践
例えば「今より給料のいい業界トップの企業に就職する」という目標を持ったとしましょう。最初にするべきは、その企業から採用通知をもらった時に感じるうれしさや興奮を味わうことです。
次に、そのときの自分の姿や周囲の様子、友達や恋人や両親と一緒に喜んでいる姿をありありとイメージします。さらに、今のあなたと採用通知を受け取ったあなたの差(=コントラスト)を考えてみるのです

〇if-thenプランニングただ決めるのではなく、事前に「いつ」「何を」やるかを、はっきりと決めておく
──これで実行できる確率は2倍から3倍も高くなります。例えば、「16時になったら、何があっても、今日かけるべき電話はすべてかける」といったように決めるのです
if-thenプランニングをした被験者の91パーセントが運動を習慣化することに成功しました。それに対して、普通の目標設定をした人は、31パーセントが成功したに過ぎませんでした
「目標に対して自分はこれだけ進歩したのだ」ということに目を向けると達成感を得ることができます。

「これまで思考」の強い人は、早い段階で達成感を持つために、早く気が緩んでしまう
「簡単に食べ物の誘惑に打ち勝てる」と答えた人は「そう簡単にはいかない」と答えていた人に比べて13キロも重いままだった

複数の大きな目標に、同時に挑戦することは避けましょうスタンフォード大学のビジネススクールを訪れ、関谷英里子さんになぜシリコンバレーで起業が盛んなのか伺ったことがありますが、その答えは拍子抜けするようなものでした。
「この良い天気の下にいると、失敗してもいいか」と思うんですよ
どんなに天気が悪くても、「失敗してもいい、と開き直る」メンタルを持つ。そうすれば、成功の確率は上がる。それがダイエットであれ事業であれ、達成するには、やはりメンタルが重要。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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