「生き生きと仕事をする」

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渡部昇一

ニューヨークのある事務所。
「自分に何かできる仕事はないか」と
目を光らせている給仕がいた。
いろんな人の仕事を手伝わせてほしいと
熱心な姿勢で仕事をしていた。
そんなことを続けていると役職者が栄転する時に
後任にその彼を推薦。
「給仕だけれど、彼は私たちの仕事を手伝ったおかげで
私たちの誰よりも業務に詳しい」とまで
言わしめたぐらいであった。

この彼がのちに現・エクソンモービルの社長になる
ベッドフォード。
彼が晩年に青年が成功する秘訣を次のように語った。
「命じられた仕事は何でもしろ。
生き生きと嬉しそうに、熱心にするのだ。
それが済んだら、すぐに他に仕事がないかと見回すのだ。

仕事を量るのに、何時間働いたかで量ってはならない。
朝から晩までの同じ時間内に、
どれだけ仕事ができるかで量らなければならない。

会社のひける時間がきたとき、時間後まで働くよりも、
時間前に仕事をしてしまうぐらいがいい。
しかし、仕事が残っているときは、
時間が過ぎても、決して帰ってはいけない。」

〇人生の半分以上を仕事で過ごすことになる。
そんな時に、嫌々するよりも、
何か使命感を持って取り組みたいものです。
サラリーマン時代など理不尽な目標もあったりしましたが、
どうしても嫌な場合は、
ゲーム感覚にして仕事に取組むようにしたりして、
なるべく仕事を楽しむようにしていました。

「何かこの仕事には意味があるはず。
無いとしても、この仕事を早く片付けることを
工夫するということで発想あ広がるかもしれない。」
そんなことを考えながら
今まで取り組んできたような気がします。

ベッドフォード氏は大会社の社長にまで上り詰めた人。
やはり言葉に重みが違います。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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