『ドラッカー5つの質問』

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山下淳一郎

・我々のミッションは何か
・我々の顧客は誰か
・顧客にとっての価値は何か
・我々の成果は何か
・我々の計画は何か

経営者の仕事は、今日の仕事をこなすことではなく、
今日と違う未来をつくることだ

「あらゆる組織において、共通のものの見方、
理解、方向づけ、努力を実現するには、
『我々の事業は何か。
何であるべきか』を
定義することが不可欠である」
(『マネジメント』)

伸び悩む会社は意見の食い違いで問題が生まれる。
伸びている会社は意見の食い違いで成果が生まれる

「明確かつ焦点の定まった共通の使命だけが、
組織を一体とし、成果をあげさせる。
焦点の定まった明確な使命がなければ、
組織は直ちに組織としての信頼性を失う」
(『ポスト資本主義社会』)

「第一に問うべきは、
機会は何か、ニーズは何かである。
第二に問うべきは、
それは我々向きの機会かである。
我々ならばよい仕事ができるかである。
我々は卓越しているか、
我々の強みに合っているかである。
第三に問うべきは、
心底価値を信じているかどうかである」
(『非営利組織の経営』)

わが社が心から喜んでもらいたいと願う人は誰か

お客さまはわが社の商品をどうやって見つけることができるか

「我々の顧客は誰か」を明らかにするということは、
同時に、
「辞めた方がよい顧客」をはっきりさせる事でもある

我々の製品を購入しない人たちは誰か。
なぜ彼らは顧客になっていないのか

顧客、あるいはノンカスタマーは他社から何を購入しているか

いかなる状況が、わが社の製品やサービスなしでも
すむようにしてしまうか

何をもって成果とするのかを問いただし、
どのように成果をはかっていくかをはっきりさせよう

組織のエネルギーと資源を正しい領域に集中すること

「事業が発展を続けるには、
生産性を向上させていかなければならない。
したがって、生産性の目標が必要である」
(『マネジメント』)

「5つの質問」および各章の小さな質問と向き合うことで、
忘れかけていた組織の存在意義と機会に
気づくことができるでしょう。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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