●「これからのアパレルは、オンデマンドだ。」
米オリジナル社
オーダーシャツの首回りや着丈などを
サイトで指定すれば、
体に合うように作ってもらえる。
出店コストが無いため、
高品質のモノを割安で売れる。
ファストファッションはもっと安いが、
サイズ展開は限定されている。
試着せずにネットで買った商品が合わない、
という懸念がオーダーメイドなら払拭でき、
費用対効果は高い。
企業も在庫コストを減らせる。
●ユニクロの先を行く新興勢
店舗や在庫を持たない新しいサプライチェーンで
浮いた流通費を製造費に上積みし、
ファストファッションより高品質の物を作る。
ネバーセイネバー社「スタイルデリ」
中間コストを圧縮し、良い材料と有能な職人に
多額の資金を掛ける。
●ユニクロの反撃
在庫滞留や売り残しを極限まで減らすために、
シーズン前に大量生産する従来方式からの脱却を図る。
ITで消費者のニーズをつかみ、
最短10日で商品が店に届く。
これが改革のゴールだ。
ネット通販では、ジャケットの袖丈を
数センチごとに揃える「セミオーダー」を導入。
店頭でサイズを測り、倉庫で裾上げし、
直接消費者に配送するサービスも始めた。
●第4勢力の動き
アマゾンジャパンは、ネット通販用の写真撮影スタジオを開設。
メーカーやデザイナーを巻き込み、大流通網を築き始めた。
エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より