幸福寿命

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健康寿命は人生の目的ではない。健康は、あくまで人生を楽しく過ごすための手段だ。だから、健康でも幸せだと感じていない人もいる。人生の本当の目的は、幸せになること。生涯、幸せを感じて生きていけることが大切だ。健康か、そうでないかには拘らない。一人一人が自分らしく幸せを感じて生きていくこと。それが人生にとって一番大切なことだ。

生き物にとって最も重要なのは種の保存だ。これが成就される時には幸せを感じるように本能にインプットされている。人間は仲間を増やして社会を成熟させ進化・発達してきた。
今は、生殖だけが仲間を増やす方法ではない。同じ価値観や気持ちを共有できる仲間とのつながりが幸福寿命の糧となっている。一人でいると幸せを感じにくくなるが、気持ちを伝える相手や仲間がいると幸せを感じられるようにできている。一人では幸せになれない。人間はそういうふうに進化・発達してきた生き物だ。人とも自然とも、つながると嬉しい、楽しい。

幸せは歩いてこないという歌の通り。自分から歩いていくのが大切だ。一歩、心と体を動かせば、必ず何かと出会う。幸福寿命はその一歩の積み重ねだ。近づいて見れば、世界が広がる。そこから幸せのタネが見つかる。仲間の形も幸せの形も、今は実に多様だ。健康は測れても幸せは測れない。だから幸福寿命は自分で決められる。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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