ゼレンスキーのダボス会議での演説

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ゼレンスキー大統領はいつもの調子でダボス会議で演説を行いました。
戦争は、公正で安定した平和で終わらせなければならない。一時的な停戦ではなくロシアを敗北させることが重要だと強調し、引き続き欧米諸国からの強力な支援を強く要望しました。
しかしそれに対する参加者の反応は、2年前がまるで嘘のように冷ややかで、明かに状況が変化してしまったと誰しもが認識しました。

ウクライナへの支援に限界が来ているEUはウクライナの早期加盟のために引き続き支援を表明していますし、EUから独立した英国も引き続き強い支援を表明しています。
しかしながら、莫大な連邦債務に苦しみ始めた米国は、共和党が下院議会を握っているので、もうウクライナを追加支援する予算は皆無の状況。

最後まで支援を受けられると甘く考えていたゼレンスキー大統領は完全に行き詰まりました。
またウクライナが負ければ、NATOとの戦いになると危惧してきたNATO加盟国・EU加盟国は、たった2年の戦争ですっかり疲弊してしまった様子。もはや資金についても兵器の提供についても、完全に及び腰です。

ウクライナの敗戦は第三次世界大戦の引き金を引くという、いつもながらのゼレンスキー大統が煽る演説はすっかり色あせており、完全に説得力を無くした。
これが欧米の軍産複合体メンバーの年次総会でもあるダボス会議の場で露見してしまいました。

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