『モノを元に戻す技術』

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ドミニック・ローホー

こんまりさん曰く、「定位置を決める。使った後は定位置に戻す」をやれば、決して散らからないのですが、そのためには『モノを元に戻す技術』が必要です。

片づけの心構えと基本ルール、そしてモノの置き場所を決めて戻すためのルール。片づけは物理的なルールなわけですが、これが守れないために、みなさん多くの時間とエネルギーをムダにしている。
ビジネスパーソンの時間の多くは、「モノを探す」ことに費やされていますが、使われているのは時間だけではありません。

片づいた部屋にいると、自分を尊重できる

片づけるとは、モノを将来使い易くすることだよ。(日本人の祖父から孫へのアドバイス)

散らかった空間で暮らしているといつも何かを探さなければならない。そのたびに、東洋の概念では時に「生きるために必要なエネルギー」とも言われる自分の「気」を少しずつ吸いとられるのです。それは時間のムダであり、お金のムダでもあります

現代の科学技術のせいで、私たちは丁寧に生きること、つまり何をなすにもそれぞれ一つに集中することを忘れてしまっています
私たちの行動を妨げるのは疲労です。モノが山積みで散らかった部屋に住んでいると、マニキュアが剥がれているのに気づいたらすぐに除光液とコットンを探しに行ったり、バースデーカードを見つけるために引き出しをあさったりするといった日常の些細なことが、どれもうんざりする事のように感じられます

私たちは誰のために、これほど高い場所代を払っているのでしょう?私たち自身のためでしょうか? それとも私たちが所有するモノのためでしょうか?

大規模な自然災害や大事故、緊急事態が起こったとき、散らかった部屋にいては助かる見込みはありません

家族のことを真剣に考える。一人だけで暮らしているわけではないのに自分のまわりを散らかすことは、家族に対する敬意が欠けているということだと理解しましょう

捨てることは情熱にもなり得る

自分が持っている一つひとつのモノを愛し、尊重してください。袋の中や整理箱の奥に、モノを不幸なものとして寝かせておくことはもう辞めましょう

ほんとうの思い出をしまっておくところは、頭の中である。(モニーク・ド・グラモン)

幸福とは、自分が持っているものを欲し続けることである。(聖アウグスティヌス)

モノは使う場所に置くこと「大がかりな片づけ」をする事はお祭りのようなもの

立てて収納する

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