『 社員をサーフィンに行かせよう』

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イヴォン・シュイナード

愛するものを守ろう。山。川。ジャケット。登山靴。どれも大事だ。なぜなら、みんなつながっているからだ。

イヴォン・シュイナードの言葉を読むと、物を使い捨てにするのはそれを作る人々を使い捨てにするようなものだとわかる。物を捨てることは地球を捨てることにもつながっている──捨てた物は、大本をたどれば地球に行きつくのだ(ナオミ・クライン)

成功の可能性があるとすれば、それは、我々が「倫理的な」買物客となったときではなく、買い物以外のことをするようになった時だろう(ナオミ・クライン)

パタゴニアは異色な事業のやり方を試す場所だと我々は思ってきた。きっと成功すると思っていたわけではないが、「常識とされている事業のやり方」に興味がなかったのだ

いかなるものであれ、「完璧」とは、加えるべきものがなくなった状態を言うのではなく、取り去るべきものがなくなった状態を言うのである。すべてを脱ぎ去り、一糸まとわぬ体となった状態だ

服に関する2つ目のアイデアは大当たりした。60年代後半のあのころ、明るくカラフルな服は男が着るものでなかった

私は、自分を事業家だと考えないようにしていた。自分はあくまでクライマーであり、サーファーであり、カヤッカーであり、スキーヤーであり、鍛冶職人であると思っていた。しているのは、自分や友だちが欲しいと思う優れた道具や機能的なウェアを楽しんで作ること

階段を1段飛ばしで駆け上がってしまうほどわくわくしながら出社できるようでなければならないし、思い思いの服を着た仲間に囲まれて仕事をしたい。
裸足の奴がいてもいい。仕事時間は柔軟でなければならない。
いい波が来たらサーフィンに行きたいし、パウダースノーが降ればスキーに行きたいし、子どもが体調を崩したら家で看病してあげたいからだ。
仕事と遊びと家族の境目はあいまいにしておきたい

機能を基本に据えればデザインがぶれず、優れた製品が生まれる

ひとつの道具が二役をこなせるなら、ふたつも道具を買わずにすむ

成長が遅い、あるいは成長しないという前提で利益を出すには、毎年効率を高めていくしか方法がない

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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