コミュニティをつくろう!

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マツダミヒロ

まずは「コミュニティとは何か?」という部分を理解しなければ、うまく作れません。。「コミュニティ」と横文字を使うと難しく感じるかもしれませんが、より理解するために想像してみましょう。あなた自身の誕生会を開催しようと思ったとき、何人が集まるでしょうか?ここで集まってくれる人数が、あなたのコミュニティ力です。

「コミュニティが、これからのビジネスの鍵になる」と言われて、難しく考えてしまうあなたも、このように誕生会を例にとると、わかりやすいでしょう。コミュニティとは、つながりから始まること。ですからコミュニティをつくるということは、誰にとっても必要なことなのです。

私は「ご縁」という言葉をよく使います。ご縁とは、関わり合いで成り立ちます。つまり関係性のことです。相手が感じ悪く関わってきたら、こちらも嫌な気分になり、いい関わり方をしたいとは思いません。反対に、相手が感じよく関わってくれたら、こちらもいい関わり方をしたいと思います。自然なことです。この感覚を活用して、「自分がいい関わり方をしたら、相手もいい関わり方をしてくれる」という状態をつくっていきましょう。

ご縁は広めるものではなく「深めるもの」 です。だから、たくさんの人とつながることより、1人の人とじっくり深く関係性をつくることを大切にしていきます。強いつながりをつくるには、まずは弱いつながりをつくることです。弱いつながりがないと、コミュニティはできないからです。

最初は感じよく挨拶をする。SNSなら相手の投稿にコメントをする。ただし「いいね!」ボタンを押すだけでは、コミュニケーションには数えません。コメントで想いを伝える、言葉を交わすことが関わりです。

ここでの重要なポイントは「きっかけは自分からつくる」ということです。人は誰もが多かれ少なかれ、何らかのコミュニティに所属している。総務省の資料によれば、さまざまな地域課題の解決や、PTAや自治会が活動エリアを拡大したもの、あるいは、高齢者や子育てのコミュニティや、まちづくりの団体もある。
ここでいうコミュニティは、よりパーソナルなゆるいつながりのコミュニティのこと。ある意味、サードプレイスと言ってもいい。コミュニティは、オンライン上のつながりが「主」で、リアルな場で会うことが「従」となる。サードプレイスは、リアルな場がメインで、オンライン上のつながりは「従」となる。ひとつのファンコミュニティだ。

これからの時代は、どんな会社でも、個人であっても、コミュニティづくりが必須となる。コミュニティがあれば、色々な案内もスピーディにしかも無料で告知でき、イベント開催も集客も容易にできる。コミュニティをつくろう!

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

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