「美少女コンテストのグランプリは活躍しない」

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えっ、と思いますよね。グランプリが活躍しないってどういうこと?では誰が活躍するの?
日経新聞に美少女コンテストを調査した結果がありました。

実はコンテストで知名度が高いのは「審査員特別賞」や「演技部門賞」をもらったタレント。
審査員特別賞:米倉涼子さん、上戸彩さん
モデル部門賞:武井咲さん
予選落ち:剛力彩芽さん
今では有名人の彼女たちでもグランプリでなかったんだとびっくりです。

なぜか?グランプリは多くの人によってあらゆる角度から評価される。この結果角が取れ、既視感のある人が選ばれる。新規性や意外性が捨てられるので「化ける」可能性が低い。大量の情報が飛び交う今は「選んだら外れる時代」とまで言う。同志社大学、太田教授

見たことのない才能や商品、サービスに対して概ね否定的な評価が多いのは世の常。セブンイレブンも「大型店全盛期に成功は難しい」との見方が多かった。

ビール不振の中「世にないもの」を提案して13年連続増収のヤッホーブルーイング。
秘訣は大株主の声にも声を貸さないこだわり。大株主が反対してもターゲット層にインタビューしながら表面化していないニーズをつかみ商品化する。「万人受けを狙う既存のビール文化を変える」同社井出社長
まさに特別審査員賞を重視するような姿勢だが、実は売上高で業界5位に接近。まだまだ化ける可能性はある。

1番が一番いいとは限らない。何か不思議な感じもしますが、逆に言えば今一番ではなくても後で一番になれる可能性もあるし、一番になったからといって、何もしなければそこに安住していれば、すぐに転落してしまう。
反対に、きらりと光る個性を大切に、自信を失わず存在意義を明確にしていくことで、次のステージに進むことができる。

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