マーケティングのレジェンド4 

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ヘンリー・フォード 

自動車会社「フォード」の創設者もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、彼らは「もっと速い馬が欲しい」と答えていただろう きっと、あなたのようにマーケティングを勉強している方なら「お客さんの声を聞こう」というのは、耳にタコが出来るほど聞いてきたと思う。
もちろん、お客さんの声を聞くのはとっても重要なこと。「答えは顧客のみぞ知る」という言葉にある通り、いくら社内で云々悩んでいても時間の無駄で、常に顧客と会って話を聞くことが重要だ。

ところが、この言葉には、大きな落とし穴があることも知っておかないといけない。かの昔、「自動車王」と呼ばれたヘンリー・フォードは、こんなことを言った。もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、彼らは「もっと速い馬が欲しい」と答えていただろう
まだ自動車が世に普及していなかった時代。移動手段が馬だった時代。その時代に、お客さんに欲しいものを聞いても、「自動車」という言葉は出なかったと。これがまさに「顧客の声」の大きな落とし穴。
多くの社長・経営者が、お客さんに「どんな商品が欲しいか」ということを聞いてしまう。そして、お客さんが「もっと速い馬が欲しい」と言えば、速い馬を提供しようとする。
でも、お気づきの通り、お客さんは「速い馬」が欲しいわけじゃない。そうじゃなくて「もっと速く移動したい」という願望があるだけなんだ。

要するに、どんな商品が欲しいかなんてことは、お客さんだって分からないってこと。だから、お客さんに「どんな商品が欲しいか」なんて聞くことはナンセンス。じゃあ、何をお客さんに聞けば良いのか?って話なんだけど…きっと、あなたならもうお分かりだろう。
そう。困ってることや、解決したい問題を聞けばいい。「今、どんなことに困っていますか?」「今すぐ解決したい悩みはなんですか?」そう聞けばいい。お客さんは自分の悩みを解決する方法は分からないけど、自分の悩みはよく分かっている。自分が困っていることはよく分かっている。

僕らがやることは、お客さんに「悩み」や「困ってること」を聞いて、解決策を教えてあげること。これを間違えちゃいけない。まとめると…お客さんの声を聞くことは大事なんだけど、ポイントは、お客さんの「悩み」や「困ってること」を聞くってこと。そして、その問題の解決策として、商品を提供するようにすれば、きっとあなたの商品の売上は、グンと上がるだろう

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マーケティングのレジェンド3

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 デール・カーネギー

“私はイチゴクリームが大好物だが、魚は、どういうわけかミミズが大好物だ。だから魚釣りをする場合、自分のことは考えず、魚の好物のことを考える。”大ベストセラー『人を動かす』の著者、デール・カーネギーは、かつてこう言った。

これは、マーケティングの基本中の基本だけど、つい忘れてしまいがちなとっても重要な原則。特に、良い商品や良いサービスを扱っている人が、この罠にハマってしまう。
ちなみに…「マーケティング」は、とても複雑な概念なので、分かりやすく理解するために、しばし「魚釣り」に例えられる。お客さんが魚で、海が競合や市場。釣り人が僕たち売り手で、魚を釣る餌が商品。不思議なことに、こうやって例えると、今までマーケティングというぼんやりしていたイメージが、具体的な絵になる。そうすると、行動のアイディアも湧いてきやすくなる。

さて。この絵を頭に入れて、もう一度最初の言葉をじっくり読んでみる…
“私はイチゴクリームが大好物だが、魚は、どういうわけかミミズが大好物だ。だから魚釣りをする場合、自分のことは考えず、魚の好物のことを考える。”どうだろう?きっと、最初に読んだ時よりもすっと頭に入ってきたはず。

かくして、僕ら事業をやっている身からすると、自分の商品やサービスに愛着が湧いてくるもの。もちろん、それ自体が悪いことじゃない。でも、気をつけておかないと、自分の商品やサービスに惚れ込みすぎて、お客さんが見えなくなってしまう。
カーネギーの例えを借りると、イチゴクリームに惚れ込みすぎて「魚も絶対イチゴクリームが好きだ。だってこんなに美味しいんだもん!」と思い込んでしまう。でも、イチゴクリームで魚は釣れない。なんとも馬鹿らしい話だが、現実の世界では、これと同じような現象をよく見かける。

「これは売れる!」と思って出した新商品が、全く売れなかった…
世の中には、こうした『売り手の思い込み』で作られた商品の残骸たちが、山ほど転がっている。お客さんが見えていない証拠だろう。これに関して、ウォルト・ディズニーも同じことを言っている。“自分たちのために商品をつくってはいけません。人々が求めているものを知って、人々のために商品をつくりなさい” と。自分たちが売りたいものじゃなくて、お客さんが欲しいものを売ろう

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『極上の孤独』

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下重暁子

日本はこれから、高齢化とライフスタイルの変化に伴って、死別・離婚・生涯未婚の数が増えると思われますが、そこで問題となるのが「孤独」です。孤独は、健康や治安、生産性にもつながる問題なので、本来社会として放っておけない問題ですが、なぜかこの国はそれを放置しているため、個人が何とか対応しなければならない状況になっています。

一人の時間を孤独だと捉えず、自分と対面する時間だと思えば、汲めども尽きぬ、ほんとうの自分を知ることになる。自分はどう考えているのか、何がしたくて何をすべきか、何を選べばいいか、生き方が自ずと見えてくる孤独がいやだからといって、表面的に他人に合わせて一緒にいることに意味があるのだろうか

仏教では、悩みの原因となる対人関係から距離を置くことをすすめている
淋しいとは一時の感情であり、孤独とはそれを突き抜けた、一人で生きていく覚悟である

人と群れる、人の真似をする、仲間外れになることを恐れる、物事に執着する……。そんなことを続けていると、あっという間に「個」が失われていく
他人とのコミュニケーションの手段が増えれば増えるほど、淋しさは増すのだ

返事が来ない時の不安。それが来た時の安堵感。スマホという機器に自分がふりまわされるのが嫌だ。たかが人間の考え出した機器に自分の大切な一生を邪魔されてなるものか

友達や知人など少ないにこしたことはない。そのかわり、ほんとうに信頼できる友を持つこと人間関係は、あくまで一対一。それが鉄則である

自分を省み、恥を知り、自分に恥じない生き方をする中から、誇りが生まれる。それがその人の存在を作っていく。そして、冒すことの出来ない品になる。いつもいつも外へばかり目が向いていると、誇りも恥も生まれては来ない

喝采に孤独はつきものである。孤独に耐えてすっくと立つ姿が、人々の喝采を受けるのである
大きな決断をする前に人に相談するな

期待は自分にするべきだと、私は常々いっている。自分に期待してうまくいかなくても、結果は自分に返ってくるだけ。次へ生かすことが出来る。他人(家族も含めて他の人)に期待したら、うまくいかない結果はその人のせいであって、後に残るのは不満と愚痴だけである。他人に期待するひまがあったら、自分に期待するべきである

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マーケティングのレジェンド2 ピーター・ドラッカー

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経営の神様・現代経営学の発明者

「マーケティングとイノベーション、それ以外は全部コスト」ドラッカーはかつて、こう言った。
正確に言うと、「企業の目的は顧客の創造である。したがって、企業は二つの、ただ二つだけの企業家的な機能をもつ。それがマーケティングとイノベーションである。マーケティングとイノベーションだけが成果をもたらす。他のものはすべてコストである」

マーケティングって広い概念だから、難しいんだけど、小さな会社にしてみたら、要するに、集客と販売だと考えていい。イノベーションも、すごく抽象的な概念なので、難しいんだが、これも誤解を承知で単純化すれば、商品のイノベーションだと考えていい。こういう抽象概念は、よく分からなくなって行動につながらないよりは、自分の中で単純化して行動につなげた方が有益だ。

さて、これ以外は全てコストって言うんだからね。どういう意味って話なんだけど、こういう事を問いかけてみるといいのかもしれないね。集客・販売と、商品をより良くすること。が収益を生む仕事で、それに集中するために他の全ての業務があると。だとすれば、、
・人の管理とかで時間つかってないよね?
・社内の問題で時間つかってないよね?
・会議ばっかりで時間つかってないよね?
・それで仕事してるとか思ってないよね?などなど(笑)。

経営者にとって、最も重要な仕事がマーケティングとイノベーションなら、毎日、それに使う時間が、最大でなければいけないよね?よくある間違いは、人の管理とか、モノの管理、スケジュールの管理とかを仕事だと思っちゃうところ。管理なんか、いくらやっても売上伸びないからね。もちろん、それらが不要だとは言わない。だけども、そういう事だけやってたら会社は潰れる。

ちなみにマーケティングとイノベーションの二つでも、ドラッカーは最初にマーケティングの方を挙げている。小さな会社の社長の仕事は、マーケティング。要するに集客と販売。あなたは、毎日、どれくらいの時間を、マーケティングに費やしてるだろうか?チェックしてみよう。
きっと、あまり時間を使ってない人も多いと思う。それなら、毎朝、仕事に行く前の1時間だけでもいい。集客のこと、販売のこと、マーケティングの仕事をやるようにしよう。それで、きっと業績は良くなる

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『自分のことだけ考える。』

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堀江貴文

「日本は長寿企業が世界一多い」なんていいますが、それは裏返せば、挑戦者を受け入れない、新規参入を許さない仕組みがあるということ。(会社は新規参入により潰されることが多いのです)

つまるところ、僕らは「自分のことだけ考えて」生きるしかないのだ。人は「自分のことだけ」に集中して、生きるしかないはずだ
チャレンジしようとする者には、必ず批判する者がいる。常識を打ち破ろうとする者には、必ず抵抗勢力が現れる。そして、目立つ者は、多かれ少なかれ必ず叩かれる。重要なのは「自分がどう言われるか」「どう思われるか」ではなくて、「自分が何をするのか」「それによって何が変わるのか」ということ。

価値のあること、信念を持てることなら、人の目は気にせず、ぐいぐい前に進んだほうが絶対「勝ち」だし、面白い人が裏切るのは当たり前。
でも、人は信じる斜に構えた段階で、その人はもう「負け」。自分にできないことをやっている人を見て、嫉妬したら「負け」。

幸せの基準について考えるとき、「自分」を軸に置くことはもちろんだが、それが後々周囲にどんな影響を与えるかも、基準のうちに入れてほしい組織への忠誠心や「生真面目さ」だけでは、いい仕事なんてできるわけがない。「生真面目なだけの人」なんて、いらないのだ

炎上の効用として「コスパのよさ」が挙げられる。炎上すると、情報がとにかく拡散するのだ
僕が言う「ポジティブな炎上」とは、皆が知るべきことが正しく広まったり、建設的な議論のきっかけになったり、自分の信念を嘘偽りなく自分の言葉で伝えることができたりと、結果的に物事が前に進む炎上だ

残念ながら、この日本には「自分のやりたいことに熱中できていない人」が多すぎる。古い慣習や世間体を気にしすぎて、やりたくもない仕事をしたり、したくもない結婚をしたり、必要もない人間関係を築いたり、必要のない家や車を買ったりして、一見満足した気になっている

信用できる人とだけ仕事をしていれば、それはそれで不安はないかもしれないが、その分、できることの範囲やスピードに制限ができてしまう
自信をつけたいなら「できること」を繰り返せ
他者への優しさだけは忘れてはならない
「同質化」の日本から「多様化」の日本へ。

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マーケティングのレジェンド1

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 スティーブ・ジョブズ Appleの創設者

“いくら素晴らしいものをつくっても、伝えなければ、ないのと同じ”
スティーブ・ジョブズはかつて、こう言った。
あれだけ素晴らしいものを作ったジョブズがこう言っているんだから、説得力はハンパない…

あなたもご存知の通り、アップルが作る製品は最高に素晴らしい。恐らく世界最高の商品じゃないかな。
そんな世界最高の商品を作ったジョブズが、「伝えなければ、ないのと同じだ」と言ってる。もちろん言ってるだけじゃない。
ジョブズが初めて「Macbook air」というノートパソコンを発表した時、その伝え方にこだわっていた。当時のノートパソコンと言えば、重くて分厚くて、見た目もゴツゴツしていて、あまりカッコいいものでは無かった。一方で、ジョブズが作ったMacbook airは、とても薄くて見た目もスタイリッシュ。もちろん、機能だって素晴らしい。最高に素晴らしい商品だった。
そんな素晴らしい商品にも関わらず、ジョブズは「どうやってそれを伝えるのか?」に非常にこだわった。
そしてご存知の通り、ジョブズは「Macbook air」を紙封筒から取り出してみせた…。それを見ていた人々は一気に心を奪われた。
結果、Macbook airは記録的な大ヒットになったが、その要因は「商品が素晴らしかった」以上に「伝え方が素晴らしかった」と言う人がとても多い。

ところが…ほとんどの社長がこんな悩みを持っている。あなたの周りにも心当たりがあるんじゃないだろうか。「ウチの商品、1度使ってもらえば分かるんですけどねぇ…」気持ちは分かる。
きっとこういう悩みを持っている人は、本当に良い商品やサービスを提供しているんだと思う。満足しているお客さんがたくさんいるんだと思う。それは素晴らしいこと。
でも、世界最高の商品を作ったジョブズだって「それをどうやって伝えるか?」ってことに全身全霊を注いでた。僕たちは、そこから何を学ぶのか?
いくら素晴らしいものをつくっても、伝えなければ、ないのと同じ。これを肝に銘じて、あなたの素晴らしい商品を、もっともっと多くの人に広めていこう

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『手ぶらで生きる。』

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ミニマリストしぶ

月の生活費は7万円。テーブル、収納、冷蔵庫は持たない。財布も持たない。床に寝る。服と靴は毎日同じ。食べるのは1日1食…。
著者は現在、福岡で4畳半、家賃2万円の部屋に暮らしていますが、それでも豊かに過ごせていると言います。その理由は以下の通りです。

狭い部屋に住める人は、安い家賃で済むから、好きな場所に住むことができる。部屋の掃除も簡単だ。そして何より、浮いたお金で時間と生活にゆとりが生まれる
ミニマリストの思想の本質は、本当に大切な1%のために、99%をそぎ落とすことにある。

我々はつい受け身で物を選び、常識を疑いもせずに平均よりちょっと良い暮らしを望みますが、本当に大切な1%に集中すれば、生活は驚くほどシンプルに、かつ豊かになります。多様な価値観が受け入れられる世の中になり、「見栄」の重要度が減った今、ミニマリストの考え方は、もっと多くの人に受け入れられていい。

僕が今の部屋を選ぶ決め手となったのが、出窓の存在だ。食事の際は皿を置き、読書やネットをするときには腰をかける
持ち歩いて使うパソコンは「リュック」、薬類は「クラッチバッグ」、シェーバーや歯ブラシなどの水まわりの物は「トラベルポーチ」に入れて収納している。これらの収納用品に共通するのは、すべてが「収納以外の使い道がある」ということ。いずれも「収納」と「持ち運び」の両方を兼ね備えている

まずは、「本当に必要か」を吟味して買うこと。そして、買うときには「不用になれば売れる」物を選び、必要がないとわかった時点で早く売り抜けること

「ちょっと好き」ではなく「大大大好き」と思えるレベルの「好き」を大事にする

【消費活動=お金を払って「与えられる」側になること】
【生産活動=自分で生み出して「与える」側になること】

時間を生み出すツールに投資する
ミニマルな空間が「没頭」を生み出し、一点突破で結果を出せる

貧乏人の部屋には物が多い。ドラマの美術さんは、貧乏人の部屋には物を増やし、壁に隙間無くちぐはぐなタンスを並べたりして、「貧困」を表現するそうだ。逆に、豪邸のセットでは物を減らし、なにも置いていない面を増やして「余裕」を表現する

毎日長時間使う物にお金を多く使ったほうが幸福度が高い(=コンフォート原則)
自分が必要とするものを考え、そのニーズを満たすと思った最初のものを選択すること
生活コストを抑えて、稼ぐべき金額を下げる60万円以上は貯金しない。60万円の根拠は、「必要最小限かかる生活費の1年分」である

人にプレゼントをあげるとき、基本的に消耗品しか贈らない
物は少なく、「心の拠り所」は多く

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『アウトプットは錬金術』

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成毛眞元日本マイクロソフト代表取締役社長
現在書評サイト「HONZ」を手掛ける

よくセミナーで「こっち側」と「あっち側」という言い方をしますが、情報を発信する側と受ける側では、圧倒的に情報量が違う。それは、情報発信する人には自ずと情報が集まるからです。先生が生徒より優れているのは、そこに「情報の非対称性」があるからです。そして、社会人がこの「情報の非対称性」を生むのに手っ取り早い手段が、情報発信する、つまり「アウトプットする」ことなのです。

今の時代、情報収集、勉強をして、知識、教養を溜め込んで満足しているようでは、もうダメだ。得た情報をどう発信して、自分の血肉とするのか、価値あるものに変えていくのか、もっとわかりやすく言えば、「お金」に変えるのかを意識せよ

AIに代替されない仕事は、編集後にアウトプットをする仕事
アウトプットしないと、アウトプットは上達しないのだ。さらに、アウトプットしないと、アウトプットの才能の発見が遅れてしまう
それまでは別のものとされていた話し言葉と書き言葉を隔てる垣根がぐっと下がったのは圓朝と四迷、この二人の天才がいたからだ。これからももしかすると、文章と、今は文章とは違うと思われているものが、どこかにいる天才によって融合される日がくるかもしれない

社会人が書くべき文章、また、求められる文章とはどのようなものかというと、ズバリ、紹介文だ800字と思うな、100字×8だと思え

第1ブロック:その本の印象の紹介。100文字で、この文章を読む人に、どう思ってほしいかを伝える
第2ブロック:その本の読者の想定
第3ブロック:その本の中身の紹介1。100文字で、その本の面白さはどこにあるのか、その全体感を伝える
第4ブロック:その本の中身の紹介2。別の側面をピックアップできると良い
第5ブロック:その本の具体的な中身の紹介1。つまり引用だ
第6ブロック:この本の具体的な中身の紹介2。ここも引用だ
第7ブロック:この本の著者の具体的な紹介。第2ブロックあたりで著者については紹介済みのはずだが、文章を紹介した後なので、それを書いたのはどんな人? という関心を持った読者へのサービス精神をここで発揮する
第8ブロック:なぜこの本を取りあげたのかだめ押しをする

リズムのお手本としておすすめなのが都々逸調だ。都々逸とは「三千世界の鴉を殺し ぬしと添い寝がしてみたい」のような七七七五調の定型詩だ

単に「古い家、買いませんか」ではなく、「レアで二つとない年季の入った建材買いませんか」という提案をするのだ。これが、他人がスルーしている現象をマネタイズしながらアウトプットする唯一の方法だ実際には、みんながアウトプットするようになると需要と供給の関係で書き手の収入は下がるはずですが、それでも優位な立ち位置が取れれば、まだまだ可能性はあると思います。

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ゴルフ場経営も厳しい

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競技人口が減り、高齢化も深刻な問題。客足が遠のき、業績が頭打ちになっている。ゴルフ場倒産の一般的なパターンは、ゴルフ会員権の仕組みにある。

会員権として、預託金を集めるのだが、その償還する期限が必ずやって来る。預託金の償還に耐えきれずに倒産するリスクは大きい。建設ラッシュから10~20年が経過した2002年に、ゴルフ場倒産はピークに達した。1年で100件超の倒産が発生した。

こうした側面から、金融機関が整理回収機構による不良債権処理を勧め出した。再建型の法的整理に至ったゴルフ場を、当時に積極的に買収していたのがGSとローンスターだ。

GSは、ゴールドマン・サックスで系列会社のゴルフアライアンス・ジャパンが買収に当たっていた。この会社は、2003年にアコーディア・ゴルフに改称した。保有コース約40、契約コース約90。

ローンスターは、地産グループのゴルフ事業を買収し、PGMグループとなり、ゴルフ場を買収してきた。パチンコメーカー・平和の傘下で約140コースを保有している。

こうした大手資本の後ろ盾を得たゴルフ場は、再倒産のリスクは少ないと思われるが、そうでもない。法的整理を選んだゴルフ場の多くは、預託金の償還期限を15年延長するなどの措置が再建計画に織り込まれているからだ。問題は解決しておらず、先延ばしされただけだ。

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ソクラテスは、ポピュリズムに殺された

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ソクラテスの裁判は、戦争中に行われるが、独裁者による秘密裁判で処刑されたのではない。訴えたのは市民であり、刑を言い渡したのも市民である。

市民がソクラテスに向けた批難は、「お前は、なんか怪しい。嫌な事を言う。皆の空気に水を差す。だから、死ね。」というもの。犯罪の具体例は無く、噂による感情の暴走だけだ。それは、現代のSNSで頻発するリンチを全く変わりない。

対するソクラテスの法廷弁論は、実に論理的だ。ソクラテスは、論理という手段では勝てないことを承知しており、そのことも、はっきり語っていた。彼は、人々が論理を選ばないことを、よく知っていた。しかし、それでも彼は論理を選び、死刑を受け入れたのだ。

もっとも心を打つのは、そこだった。今でも、人間は論理的ではない。話し合えば正義が実現する訳ではない。すべての政治と哲学は、この前提から始まらなくてはいけない。

魔女狩りも、ポビュリズムというか、集団ヒステリーですな。

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