堀江貴文

「日本は長寿企業が世界一多い」なんていいますが、それは裏返せば、挑戦者を受け入れない、新規参入を許さない仕組みがあるということ。(会社は新規参入により潰されることが多いのです)

つまるところ、僕らは「自分のことだけ考えて」生きるしかないのだ。人は「自分のことだけ」に集中して、生きるしかないはずだ
チャレンジしようとする者には、必ず批判する者がいる。常識を打ち破ろうとする者には、必ず抵抗勢力が現れる。そして、目立つ者は、多かれ少なかれ必ず叩かれる。重要なのは「自分がどう言われるか」「どう思われるか」ではなくて、「自分が何をするのか」「それによって何が変わるのか」ということ。

価値のあること、信念を持てることなら、人の目は気にせず、ぐいぐい前に進んだほうが絶対「勝ち」だし、面白い人が裏切るのは当たり前。
でも、人は信じる斜に構えた段階で、その人はもう「負け」。自分にできないことをやっている人を見て、嫉妬したら「負け」。

幸せの基準について考えるとき、「自分」を軸に置くことはもちろんだが、それが後々周囲にどんな影響を与えるかも、基準のうちに入れてほしい組織への忠誠心や「生真面目さ」だけでは、いい仕事なんてできるわけがない。「生真面目なだけの人」なんて、いらないのだ

炎上の効用として「コスパのよさ」が挙げられる。炎上すると、情報がとにかく拡散するのだ
僕が言う「ポジティブな炎上」とは、皆が知るべきことが正しく広まったり、建設的な議論のきっかけになったり、自分の信念を嘘偽りなく自分の言葉で伝えることができたりと、結果的に物事が前に進む炎上だ

残念ながら、この日本には「自分のやりたいことに熱中できていない人」が多すぎる。古い慣習や世間体を気にしすぎて、やりたくもない仕事をしたり、したくもない結婚をしたり、必要もない人間関係を築いたり、必要のない家や車を買ったりして、一見満足した気になっている

信用できる人とだけ仕事をしていれば、それはそれで不安はないかもしれないが、その分、できることの範囲やスピードに制限ができてしまう
自信をつけたいなら「できること」を繰り返せ
他者への優しさだけは忘れてはならない
「同質化」の日本から「多様化」の日本へ。

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