『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』

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デイヴィッド・S・キダー、ノア・D・オッペンハイム

ジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』(1922年)は、20世紀に英語で書かれた中で最高の小説だ。ホメロスの『オデュッセイア』をアイルランドの都市ダブリンでのある一日1904年6月16日の出来事として作り変えたもので、ホメロス版の主人公オデュッセウスは、レオポルド・ブルームという、お世辞にも英雄とは言えない、妻に浮気された中年の広告セールスマンに置き換えられている

トーラーとは、ヘブライ語の聖書の冒頭にある五つの書、いわゆるモーセ五書を指す名称だ。キリスト教徒は、この五書に他のユダヤ教文書を加えたものを、旧約聖書と呼んでいる創世記 出エジプト記 レビ記 民数記 申命記

ハンムラビ法典には将来の王たちは一時の感情に従って統治するのではなく、法の支配を守らなくてはならないとも述べている。国民を支配する法律を為政者が勝手に変えてはならないという考えは、革命的な発想だった

バロック時代、オペラの男性主役はカストラートが演じることが多かった。カストラートは、声域の広さ、声の力強さ、声の柔軟さ、ブレス・コントロールの巧みさなどが際立っていた

ジョーゼフ・ヘラーの『キャッチ=22』(1961年)(“Catch-22”飛田茂雄訳 早川書房 1977年)は、英語で書かれた戦争小説やブラック・コメディーの中でも成功傑作のひとつであり、今では「キャッチ=22」という言い方が、「どうしようもない状況」を指す表現としてアメリカでは定着している

イエスに従った者たちのうち、行動をともにして教えを受けた者たちを弟子といい、イエスから自分の死後に教えを受け継ぐ者として選ばれた人を使徒という

聖体イエス・キリストの体を食べ、血を飲む行為。カトリック信徒は、聖体拝領の儀式で使われるパンとワインは、本当に体と血になったものだと信じている

アイルランドのジャガイモ飢饉1841年から1851年というわずか10年のあいだに、アイルランドの貧しい農民数十万人が、近代ヨーロッパ史上最悪規模の飢饉で餓死

スーフィズムとは、従来のイスラム教がクルアーンの語句を非常に重視していたことへの反動として起こった運動だ

ジャクソン・ポロック(1912~1956)と言えば、「ドリップ」ペインティングで有名だ。彼は巨大なキャンバスの上に絵具をこぼしたり飛び散らせたり垂らしたりして作品を作る。この手法を彼は「アクション・ペインティング」と呼んでいた

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