『「残業ゼロ」がすべてを解決する』

Pocket

小山昇

残業が増えれば、人件費や固定費が増えて、会社の経営を揺るがします。残業が増えれば、訴訟リスクが増えます。残業が増えれば、社員の健康を損ないます。残業が増えれば、新卒社員がどんどん辞めていきます。

「ゆとり世代」以降は、「給料はほどほどでいいから、プライベートの時間が多い会社がいい」と考える学生が増えています。事実、「2016年マイナビ新入社員意識調査」では、「プライベート優先」が2011年の調査以降最高の56.5%。過去6年間で13%以上も増加

「今、中小企業を取り巻く経営環境は、『4つの理由』から大きな変化にさらされている」と捉えています。
(1)消費税増税による雇用・採用の変化
(2)新卒社員のトレンドの変化
(3)「月45時間以上」の残業は法令違反
(4)社員の「健康」を重視する機運

残業を賞与に連動させて、「残業が多くなると賞与が少なくなる」ルール「以前はクライアントごとに担当者が決まっていて、担当者は、ひとりですべての作業を受け持っていました。でも、これでは人に仕事がついてブラックボックス化し、他の社員が手伝うこともできません。そこで、仕事のやり方を切り替えました。

具体的には、『ベストテン管理』です。仕事を納期順に並べてベストテンを決め、納期の早い順に『手の空いている人』が週単位で作業をします。こうすることで社員の疲労も軽減され、辞める社員が少なくなりました。また、仕事が平準化されてミスも減りました」(ISO総研 山口智朗社長)

年間の締月を「3月から10月に変更」し、残業の多い社員を閑散期に残業させないようにした残業届に仕事内容を書かせたら、ピタッと残業がなくなった大切なのは、「始める時間」と「終わりの時間」会社から貸与された端末で友だちや家族に電話をしたり、LINEをしたり、自宅で好きなウェブサイトを閲覧してもいい。

私用を認めるのは、日常的に使用することで、ツールを使いこなすことができるようになるからです会社は、物をすぐに買い換えるのが正しい。なぜならITツールは、新しい世代のほうが、処理スピードも省エネ性能も高いからです「21時から4時までは社内システムに入れない」

エンジエオイルのOEMの仲間の勉強塾より

Pocket