『10秒で伝わる話し方』

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桐生稔

『できるビジネスマンは、例外なく「話が短い」』。
常に結論がハッキリしています。

発言も行動も、すべて簡潔でわかりやすく
一切無駄がありません。
どこを目指すのか、何がやりたいのか、何が言いたいのか、
非常に明快です。

逆に成果があがらない人は、
1. あれもこれも言いたがる
2. 不要・必要の区別がつかない
3. 頭の中が整理できていない

結果、言いたいことがたくさんあって、話が長くなり、
話がまとまらない…
不要なことに時間を使い続け、
いつも忙しそうなのに成果が出ていない
そんな負のスパイラルに陥っている人が多い。

1990年以降、インターネットや携帯電話が普及し、
情報技術が加速しました。
総務省の調査によれば、1996年~2006年の10年間で、
選択情報可能量、つまり人々が接することのできる情報量は
530倍に増加しています。

これだけ情報が氾濫する時代において、
あなたの言葉はどれだけ相手に届いているでしょうか?
どれだけ深く伝わっていると思いますか?
残念ながらほとんどスルーされている。

現在のような超情報化社会で、
とてつもないスピードで社会が進行する時代に、
旧来の「なんとなく伝わるだろう」的な憶測で
コミュニケーションを図ろうとすれば、
間違いなく失敗する。

時代は変わり、
コミュニケーションの手法も大きく変わりました。
たくさんの情報の中で、
いかに大切なことを正確に伝えるか…。
これが21世紀型のビジネスコミュニケーションにおける
命題です。

「できるビジネスマンは話が短い」
これまで私がお会いした、できるビジネスマンは例外なく、
的確で、簡潔で、話が短い。
メールやフェイスブックのメッセージも極端に短い。

これ以外に、もう一つ我々は重要な共通点を発見しました。
それは…「要約力」。
要約力とは、多くの情報から、
大切な部分を短くまとめて表す力。

できるビジネスマンは、例外なく「多読家」です。
常に多くの情報を取り入れています。
1日1冊は必ず本を読むという方もいらっしゃいます。

できるビジネスマンは忙しいはず。
いつそんなに読む時間があるのか?
不思議に思い、多くのできるビジネスマンを観察すると…
できるビジネスマンは、
本をすべて読んでいるわけではありません。
では、どうしているか…
それは、要約しているのです。
要約とは、伝えたいポイントを絞って特定することです。

タイトル、目次、見出し、太文字の文章から、
著者が言いたいことは何か?
自分なりにまとめる作業です。
パッと見て一瞬でそのページの言いたいことを把握する。
そこの力が異常に強い。

〇スティーブ・ジョブズ
「シンプルにすることは、
複雑であることよりも、ずっと難しい。
物事をシンプルにするためには、
思考をシンプルにしなければならないからだ。
だが、そうするだけの価値はある。
なぜなら、そこに到達できれば、山をも動かせるからだ」

情報量が格段に増えた現代、何かを真剣に伝えたいなら
「シンプルであること」が必須だ。
複雑で分かりにくいことは、何も伝わらない。

つまり、ワン・シングという一点集中が大事。
その結果として、話が短い。

だらだらとした話は、「いったい何がいいたいの?」とか
「それ、一言でいうとどういうこと?」と言われてしまう。

大事であればあるほど、シンプルに考え、一点に絞る。
できるビジネスマンは話が短い。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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好きなことだけで生きていく

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堀江貴文

とにかく、まずは「行動あるのみ」だ。
僕はいつも、そうやって生きてきた。
だから、痛い目も見たし、成功もした。
時には耐え難いような苦しみも経験した。

しかし、その全てにおいて言えることは、
「周囲の声を言い訳にせず、
僕の選択で、僕の生きる道を選んできたから、
何も後悔はない」ということだ。

自分の選択で一歩踏みだしてみれば、大失敗することもある。
大恥をかくこともある。
しかし、それによって失うものなど、
よくよく考えてみれば、何もない。

それによって傷つくものなど、
あなたの「小さな小さな」プライドだけに過ぎない。
そして、そんな小さなプライドなんて、
実は周囲は気にしてすらいない。

失敗したときの周囲からの嘲笑が怖いという人は多い。
けれど、あなた以外の人間なんて、所詮あなた以外の人間だ。
無責任なものだ。
あなたの悪口を言ったって、陰でバカにしたって、
そんなことは次の日にはケロッと忘れている。
あなた以外の人間なんて、所詮そんなものだ。
そんな人間の目を気にして、
あなた自身が自分の人生を無駄にしていいわけがない。

自分の人生は、自分の責任でもって、
自分自身で決めてほしい。

そして、一寸の後悔のないよう、いや、後悔したとしても
それが自分の決断による後悔だから受け入れられるよう、
そんな生き方をしてほしい。

これまで僕は、著書はもちろん、あらゆるメディアを使って、
行動することの大切さを訴えかけてきた
(それが自分が本当にやりたいことなら)。
とにかく、うだうだ考えないですぐにやりなさいと。

「言い訳」を並べたてて口を動かしている暇があったら、
一歩を踏み出しなさいと。

一時的には、意識、気持ち、モチベーションを
比較的多くの人が変えてくれる。
でも、やらない、続かない、行動で示してくれない。
ある人が僕の講演を聞きにきてくれる。

自分の貴重な時間を割いて聞きにきてくれて、
僕の話に共感してくれて、
その場では表情を変え決意を新たにしてくれる。

だが、少したつとまた僕の講演を聞きにきている。
この間にその人自身なんにも変わっていない。
こんな人が多いのが本当に寂しい。

既存のレールに乗って生きていくことは、
これからの時代、通用しなくなる。

僕が言う1%の人にならなければ、
本当の意味で仕事に没頭することはできなくなる。

あらゆる分野において皆さんの想像以上のスピードで
テクノロジーが発達しAIが進み、
これまで普通にあった職業がなくなる。
稼げなくなる。
与えられた仕事だけこなしていれば
安泰の時代はもうすぐ終わる。
そんなことはありえないと思っているあなたが一番危険だ。

自分から動き、何かを見つけ、
仕事を生みだしていかなければならない。
そうしないと人生を楽しむことができなくなる
ということをわかってほしい。

〇『10年後、君に仕事はあるのか?―
未来を生きるための「雇われる力」』
藤原和博

それには、3つのポイントがある。

1つめは、今の中・高校生が社会人になる2020年代の半ばには、
多くの親が体験した「標準的な人生モデル」は
追求できないということ。

会社で正社員にはなれないかもしれないし、
大手企業に入社したとしても
一生そこで働くのは珍しくなる。

2つめは、言わずと知れたスマホと、
それにつながったネット世界の広がり。
いまの高校生は1998年以降の生まれになるが、
グーグルも1998年生まれ。

グーグル以前とグーグル以降は人種が違うと思ったほうがいい。
この世代の若者は、人生の半分をネット上で暮らすことになる。

3つめは、人生の長さ(ライフスパン)が決定的に異なること。
つまり医療が進み、平均寿命100年の時代に突入するということ。
そして、 あらゆる面倒なことや手間のかかる仕事も
ロボットやAIがやる時代になる。

すなわちこれからは、親とは全く違う価値観を持たなければ、
生きていけない時代になったということ。

だからこそ、新たな仕事を生み出すという
「創造」をしなければ生き残れないし、
楽しく生きることはできない。

そのためには、まずは「行動あるのみ」。
行動しなければ、何も変わらない。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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『悩まない人の習慣』

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中谷彰宏 

《全員に嫌われない人は、熱烈に愛してもらえない。》

悩む人は、全員に嫌われたくないという恐怖感が強い。
特に、ネット社会においては炎上することがあります。

ただ、全員に嫌われないことが実現するならば、
熱烈に愛してくれる人もいなくなります。
いわゆる可もなく不可もなくという状態です。

ベストセラーは、賛否両論です。
「これは誰もけなす人はいないよね」という企画は
ヒットしません。
賛否両論は、読まない人は読まない、
読んだ人は「これは面白い」と、くっきり分かれます。

世界中の人全員を相手にしなくていいのです。
世界中で「よい」と言ってくれる一部の人を大切にする。
その人がもっと満足するように努力するのです。

悩まない人は、アンケートに振りまわされません。
アンケートは平均値でしかないからです。

「あのミュージシャンてどうなの?」と言う人は、
ライブに行ったことがない人です。
そういう人の意見をアンケートに加える必要はありません。

T.M.Revolutionの西川貴教さんは、
体を鍛えて体脂肪率1ケタを維持しています。

ダウンタウンの松本人志さんも体を鍛えているので、
西川さんの体を見ると、どういう鍛え方で、
どれだけトレーニングしているかよく分かります。

ネットで、一部の人が西川さんについて
「あれってどうなの?」と書いたそうです。
それに対して、西川さんは「『あれってどうなの?』って
言う人いるんですけど、やってから言ってくださいね」と
余裕で笑っていました。

私は、西川さんの対応の男らしさに拍手しました。

「あれってどうなの?」と言うのは、
そのことを体験していない人です。
体験して分かっている人は、「すごいなあ」と賞賛します。
体験していない人のコメントは、気にする必要はないのです。
炎上は、すべて体験していない人の意見です。

読んでいない人、ライブに来たことがない人が
言っているので、なんら影響はありません。

「ベストセラーの〇〇という本はどうなの?
買ったけどさ」と言う人は、パラパラと読んだだけです。
体験した人は、「あれってどうなの?」とは言わないのです。

人に嫌われないために、一歩を踏み出せない人は多い。
叩かれたり、悪口を言われたり、
批判されたりするのが嫌だからだ。

人の悪口を言ったり、批判したりする人は、
たいていパワーがある。
悪のパワーだ。

善人は、悪のパワーに負けやすい。
子供のころから、「人には嫌われないように」とか
「悪い評判が出ないように」という、
「いい人でいなさい」というメッセージを
ずっと受け取ってきたからだ。

だから、ちょっとしたことで批判されたり
悪口を言われたりすると、
すぐ立ち上がれなくなってしまう。

その点、悪人はしたたかだ。
悪の中でもまれ、失敗してもめげないとか、
傷つかないという経験を多くしているから。

だが本当は、「いい人」ほどタフでしたたかである必要がある。
なぜなら、そうでなければ、悪のパワーに負けてしまうからだ。

そのために必要なことが、「全員に好かれようとしないこと」。
現代社会においては、全員がいいと言ってくれることなど、
まずありえない。
批判や悪口は出て当然。

善人でありながら、タフでしたたでないといけない。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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『自分イノベーション』

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夏野剛

日本の長所でもあり短所でもありますが、
従来の社会に存在しなかったものが登場すると、
まずネガティブに反応します。

そして過去のルールに照らし合わせて、
どこに該当するかを探して規制しようとします。

そもそも、法律や社会制度は、
その時点で存在しない要素を想定せずに
つくられているものですが、
現在の秩序を守るために、
半ば強引に該当項目を見付けようとするのです。

これに対して英米法では、新しいものが出てきても、
法律で禁止されていなければ問題ないと考えます。

ですから、新しい技術やサービスが生まれると、
「とりあえずやっちゃえ」と社会に送り出す人が現れる。

それが社会に浸透し、どこかで混乱が起きて初めて、
法律が制定されたり、社会制度が変更されたりします。

日本とアメリカ、どちらの考え方が良いか悪いかに関しては
各議論がありますが、
少なくともテクノロジー進化やその活用という点に関しては
各議論がありますが、
少なくともテクノロジーの進化やその活用という点に
関して言えば、
英米法的な考え方のほうがはるかにスムーズに進みます。

日本人も、個人としては
「便利なものは使っちゃえばいいじゃん」と簡単に受け入れますし、
新しいものを使いこなすことも得意です。

学校でLINEが禁止されていても、
プライベートな世界ではどんどん広がっていく
というようなことはよくあるのではないでしょうか。

問題は、新しいものを拒絶する日本的なマインドセットが、
国の法律のレベルから行政指導、
そして会社の経営、ビジネスのアプローチにまで
浸み込んでしまっているということです。

このままでは、いつまで経っても、
私たちがIT革命の恩恵を受け、再び成長していくことはできない。

まずはこの認識からスタートしなければいけません。

では、私たちが取り入れるべきIT革命の本質とは何なのか。

まず1つ目が「効率革命」です。
従来現実社会で行われていたことが
、ネットを介することによって劇的に効率化されました。
例えば、「アマゾン」を始めとするECサイトの登場です。

これにより、書店での購入が一般的であった書籍は、
ネット上で簡単に買うことができるようになりました。

食料品、衣料品、家具、電化製品など
生活に必要なものがすべて揃い、
インターネット環境がさえあれば、
いつでもどこでも買い物ができる。

証券会社も同じで、今では個人取引の99%が
ネット上でトレードされています。

わざわざ証券会社の窓口まで出掛けたり、
電話をしたりする必要はなくなりました。

あとは、社内組織の電子化により、
効率化され、組織もフラット化されていきます。

2つ目の革命は「検索革命」です。
私たちは、何か知りたいことがあれば、
パソコンやスマートフォンで世界中の情報を簡単に検索できます。

あらゆる情報が瞬時に、しかもその多くは無料で入手できます。
この検索革命は、“専門家”の定義を変えました。

20世紀まで、専門家とは、どの組織に属し、
どのような業務に従事しているかによって決まっていました。

組織の中でなければ、
その分野の情報を得ることはできなかったからです。

しかし現代では、自宅で検索するだけで、
どの分野の専門家にもなれるようになりました。

自動車産業で働く人より車に詳しいアマチュアや、
JR職員より電車に詳しい鉄道オタクはたくさんいます。

彼らがそこから新たなビジネスを起こし、
本当のプロとして活躍することも珍しくない世の中になりました。

しかし、この検索革命の重大さを、
多くの経営者が認識していません。

何か購入するものがあれば、
わざわざ業者を集めて相見積もりを取るよりも、
「楽天市場」で価格を調べたほうがよほど効率的です。

ところが「勤務中にショッピングサイトを
開いてはいけない」などと言われてしまう。

挙句のはてに、アクセス制限のフィルタリングや、
USBの持ち込み禁止など、
無意味な社内ルールを設けている企業が少なくありません。

3つ目は「ソーシャル革命」です。

SNSの浸透などにより、
個人の情報発信力は飛躍的に向上しました。
誰もが自分の考えや発見を世界中に発信できるようになった。

検索革命によって情報収集能力が高まった個人が、
さらに情報をシェアするためのツールとして
SNSを使うことで、相乗的に触れられる情報の量が増え、
お互いに意見交換や議論ができるようになったわけです。

そうして、いわゆる
「アルファブロガー」に代表されるように、
一般の人の中にも大きな発言力を持つ存在が現れるようになりました。
企業の競争力は、何によってもたらされるか。

仕事をしていると、「ここはこういう風に
直したほうがいいな」といった発見や、
小さなアイデアといった、
個々の社員の“気付き”がたくさん生まれます。

それを共有して横軸にしていくことが、その企業の競争力です。

トヨタに代表される“カイゼン活動”はまさにそうです。

作業効率の向上や安全性の確保などに関して、
経営陣から指示されるのではなく、
現場の作業者が中心となって知恵を出し合い、
ボトムアップで問題解決を図っていく。

これを全社的に共有し、品質向上や効率化を進めていく
スピードによって、日本の製造業は一気に競争力を得たわけです。

ここで重要なのは、その気付きが
個人によってもたらされたということです。
個人の気付きが共有され、蓄積されることで
企業の競争力は高まっていきます。
個人と組織の関係性が、常に競争力の源なのです。

一昔前まで、中国の情報インフラの低さに、
誰もが到底これは先進諸国には追い付かないだろうと思われていた。
しかし、現在は「飛び級的進化」と言われ一躍時代の寵児に躍り出た。

「イノベーションの普及が飛び級型で進むのが中国市場だ。
電話は固定を飛ばして携帯があっという間に広がった。
利用者の大半がスマホを使い、通話はアプリ経由がほとんど。
映画やドラマなど映像コンテンツの視聴は
ビデオテープやDVDの時代を経ず、ネット配信に進んだ。

飛び級型の革新には利点がある。
既存のインフラや既得権益者ら
守旧勢力の妨害が起きにくいのだ」日経新聞(2017.10.16)

中国では、市場の屋台でもスマホで決済ができる。
日本がまごまごしている間に、
あっという間にキャッシュレス化が進んでしまった。

それが、さらに進み、個人の信用(格付け)も
スマホ決済が普及したおかげでできるそうだ。
その結果、自分の信用のスコアを上げるため、
「品行方正な人」が増えてきたという。

中国人に今まで一番か欠けていたのが「信用」、と言われていたのが、
このスマホ革命によって変わるかもしれない。

日本は、まさに旧勢力(既存の利益を守る集団)が多く、
あらゆる業界がガラパゴス化する危険性がある。
飛び級ができないのだ。

「IT革命の本質」は個々の力を生かすこと。

一人ひとりが自分の力を発揮し、
この大変革の時代を乗り切らねばいけない。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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『一度きりの人生だから』

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曹洞宗尼僧、青山俊薫

お釈迦さまはね、大変な神通力をお持ちだったようです。

お釈迦さまほどの方ですら、
いやすべてをお見通しのお釈迦さまであればこそ、
超能力が、神通力というものが
大変に危険性を伴うものであることを承知しておられ、
いかなる場合にも使ってはならないと、
ご自分にも弟子たちにも禁じておられ、
人々を救済するという、良いことにおいてすらも、
使うことを禁じておられるのです。

仏教では、ほんとうの大神通とは『運水搬柴是れ神通
(うんすいはんさいこれじんつう)』といってね、
水や薪を運んだり、何とも思わなくても食べることができ、
食べたものが必要なカロリーとして消化し、
不要なものは排泄され、
そういう働きを大神通と呼んでいるのです。

こんな不思議な働きをはじめからいただいている、
それに目覚めることこそ大切と呼びかけているのが
仏教なのです。

どうでもよいもの、むしろ凶器となって
あなたの人生を滅ぼしかねないようなものを欲しがらずに、
授かっている生命の姿にこそ目を開く学びを致しましょうね。

我々は、何かに行き詰まってしまったとき、
奇跡が起こること願う。
超能力があれば、と切に思う。
そんなとき、怪しい占いや、
自称超能力者に引っかかってしまう。

〇斎藤一人「この地球は行動の星だよ
つまり、行動を通して学び、少しでも役に立つ人間になって
あの世に行くという実践が試される星。

だから、大神通力があるお釈迦さまでさえも、
この世では奇跡は起こさず、
具体的な行動を通してしかお教えにならなかった。

エンジエオイル、OEM仲間の経営塾より

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『寝てもとれない疲れをとる』

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中根一

食事、入浴、就寝はどの順番でするのが正解でしょうか?
答えは、「入浴→食事→就寝」の順番。

なぜなら入浴は交感神経モードで、食事は副交感神経モード、
就寝も副交感神経モードで、切り替えがシンプルなほど、
体はスムーズに休息モードに入るから。

ちょっとしたことで結果が変わるのは、
ダイエットも疲労回復も同じですね。

舌の色をチェック
血の気がなく白っぽくなっている→胃腸が弱っています
赤みが目立っている→食べすぎの傾向があります
赤みが黒くくすんでいる→血流が滞り気味です

舌の苔をチェック
苔が黄色っぽい→カロリーのとりすぎです
苔が分厚くなっている→水の代謝が落ちていて、体が冷え気味です
ところどころ苔が剥がれている→胃腸が弱っています

「夜遅くに食べる」をやめるだけで胃腸が蘇る

汗のかきすぎはかえって慢性疲労の原因となることもある。
この理由は、体内の「ミネラル」にあります。
代表的なミネラルとして知られている
マグネシウムや亜鉛、鉄は、
体内で行なわれている様々な代謝に欠かせませんが、
体内ではつくることができません。
過剰に体外に排出されないようにコントロールしながら、
毎日の食事で適切な量を摂取する必要があるわけです。
しかし、たとえばナトリウムは体液や筋肉の働きの調整に
欠かせないものですが、こういったミネラルは
汗をかきすぎると体外に排出されてしまいます。
それに伴って体内の代謝サイクルが滞り、
疲労が抜けなくなってしまうのです

注意が必要なのは、蒸し暑い空間で行なう「ホットヨガ」です

「金属」タイプに効果のあるツボは、
手の下側、手首の辺りです。
刺激する回数は、尺沢は5回、
それ以外は3回程度がオススメです。
・少商(しょうしょう):喉痛、頭がぼーっとする
【手の親指の爪の、人差し指とは反対の生え際】
・魚際(ぎょさい):喉痛、咳
【親指の付け根にある盛り上がりの中央】
・太淵(たいえん):のぼせ
【手首を曲げるとできるシワの親指側のくぼみ】
・経渠(けいきょ):喘息、痔
【太淵から3cmほど、ひじのほうに下がった部分】
・尺沢:肩こり
【ひじを曲げるとできるシワの親指側のくぼみ】

「熱はないのに、熱っぽい」というときは、
体が「陰=休息」不足を訴えている

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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図で考える。シンプルになる。

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櫻田潤

頭で「図」を思い浮かべ、それを見ながら話す
これなら、どんなに緊張しても話す内容を忘れることはないし、
聴き手にも論点が伝わりやすくなります。

図で考えるときは、大事なところが浮かび上がるようにします

人に何かを伝える際には「視点」が必要

小手先のテクニックを磨くのではなく、
図にする対象への理解を深めなければいけません

〇思考を磨き上げる「7つの図」
1.交換の図
2.ツリーの図
3.深掘りの図
4.比較の図
5.段取りの図
6.重なりの図
7.ピラミッドの図

「どのような登場人物が、何を交換しているか」。
これを理解することは、ビジネスパーソンの必須スキル

「交換の図」を使って小売ビジネスの仕組みを見極める
STEP1 登場人物をパーツ化する
STEP2 交換の矢印を書く
STEP3 交換内容を書く

「売上=客単価×客数」という構造を知っていれば、
どちらか、あるいは両方にテコ入れが必要とわかります。
「客単価」アップだけを考えれば、
セット販売の導入などが有効かもしれません。
「客数」アップだけを考えれば、値引きが効果的でしょう。
ただし、それによって
もう片方がダウンする可能性があるので、
気を配る必要があります。
そういったことを考えやすいのも、
構造を「見える化」したおかげです

「共通点」を見つける4つのコツ
切り口1.共通語から考える
切り口2.売り場から考える
切り口3.機能から考える
切り口4.見た目から考える

組織や自分が何を目指すのか。
「ピラミッドの図」を使うと端的にまとまります

結果を出せる人は、フレームワークであれ、図解技術であれ、
アイデア発想術であれ、決まって結果を導き出せる
「ツール」を持っています。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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『ある日突然40億円の借金を背負う── それでも人生はなんとかなる。』

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湯澤剛

追いつめられた状況で、
心が弱っているときに意思決定をする場合には、
その動機をよくよく自問自答するべきだろう

創業経営者というのは、ピンチを拡大均衡で乗り切ろうとしがち

創業者というのは、会社を自分の子供のように
育ててきたわけだから、どうしても思い入れが出て、
目が曇る。
合理的に考えれば答えは明らかなのに、
「創業1号店はつぶせない」とか
「この社員は動かせない」といった判断が出てくる

創業者は拡大の中で充実感を持ち出店していく一方で、
撤退するときのことも考えておかなくては
後を引き継ぐ者が大変である

私は日記を欠かさずつけている。
辛いことがあると、もっと厳しい状況を乗り越えてきた
過去の日記を読み返すことで、
目の前の問題に立ち向かう勇気を得られるのだ。
書き続けるうち、辛いことがあった日の日記の最後には
「これも絶対乗り越えられる」と記すのが習慣になった

〇正気を保つ方法
1.自分の心の状態を常に把握する努力
2.言葉遣い
3.自分が見るもの、聞くものに気を配る
4.原因を自分に探すこと
5.宇宙に思いを馳せること

懺悔の念を払拭するには、
がんばっている社員に報いる会社をつくるしかない

「人が輝く」とは、働く仲間が物質的・精神的に豊かになり、
幸せになることである

中小企業は、「大企業になれなかった会社」ではない。
「大企業になる前の段階にある弱い会社」でもない。
私は、社会の一隅を照らすことが中小企業の役割だと
思っている。
「特定の分野に特化していく」といい換えてもいい

「大企業はいいよなって? それは全然違うよ。
自分を卑下することはない。
おまえたちは地域に必要な存在なんだ」

もう一度、立ち上がってみませんか。
「これ以上はとても無理だ、
もう終わりだ、死んだほうがいい──」
そう思っていても、もう一度だけ、立ち上がってみませんか。

経営者は9割メンタルだ

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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『京都のおばあちゃんに学んだお金の神さんに好かれる知恵』

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熊谷和海

京都のお金持ちおばあちゃん3人から薫陶を受け、
年収220万円から資産5億円になったという著者

会社経営で年商4億5千万円を実現し、
その後、不動産投資を始めて約5億円の資産形成。

・一万円貯まったら銀行口座に移す
・「お金を貯める日」を決める
・お金の使い道を「受け身」から「自分の目的」に変える
・価値が下がらないのは“燃えへんもん”と“少ないもん”

「何があかんって、そのザルのような生活や。
そっから直さんことには、お金の神さんに好かれるかい」
(金ばあちゃん)

「おまえさんのこうとるもん(買っているもの)は
『ごもくひろい』みたいや。気分次第で、お金をつことる
(使っている)と、お金の神さんに好かれへん。
お金をつことる(使っている)本人が、
お金に振り回されとるんや」
(金ばあちゃん)

夢や未来のためなら、お金が貯められる

「仕事ができる人、気遣いのできる人に
靴下の穴があいとるお人はおりゃしません」
(銀ばあちゃん)

お金に好かれている人のお財布は「3ない」です。
「3ない」とは
「小銭が少ない」「カードが少ない」「レシートが少ない」

お金の使い道を「受け身」から「自分の目的」に
変えたとたん、
くすぶりつづけていた自分の人生が動き出した

「価値の下がらないもんとは“燃えへんもん”と“少ないもん”や。
いざってときのために、
お金に換わるものを身につけておきなはれ」

「先にもらおうとせんと、いま、自分のできることで、
相手にまず喜んでもらいなさい。たらいの水の法則ですわ」
(緑ばあちゃん)

〇京都・信頼の3か条
1.話を聞く 2.ほめる 3.値切らない

自分の家の前、一軒分だけそうじすると、「自分だけの人」。
となりの家の前、二軒先までそうじすると、「嫌みな人」。
一軒半先だと「心遣いのある人」……。

お金の流れをつくるには、順序があります。
1.ひとつの仕事を最低3年は続ける
2.クレジットヒストリー、銀行の信用をつくる
3.貯金と自分に対する投資を意識する
4.銀行から融資をしてもらう
5.不動産投資をし家賃収入で暮らす
6.投資物件をお嫁に出す
7.新しい物件を仕入れる

「知らないあいだに余計なものを支払っていないか?」
「高い契約のまま、ほったらかしにしているところがないか?」

人間は、現状維持の生き物ですから、
お金まわりは時々見直すことが必要です。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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『クルマを捨ててこそ地方は甦る』

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藤井聡
第2次および第3次安倍内閣・内閣官房参与で、
防災・減災ニューディール担当

クルマ社会化=モータリゼーションが進めば、
鉄道やバスなどの公共交通産業が打撃を受け、
駅前は寂れ、
郊外型の大型ショッピングセンターだけが繁栄する。
ところがその大型ショッピングセンターは
地域外の大資本であって、地域経済への還元率は低い。

つまり、地方はクルマ社会化することによって、
富をどんどん地域外に流出していた。

筆者の研究室の調べでは、地元商店街では
使ったオカネの5割から6割が地元に還元されるのだが、
大型ショッピングセンターでは、
1割から2割程度しか地元には還ってこない。
その大半は、地域外に流出するのだ

道からクルマを追い出せば、人が溢れる

歩行者を対象とした心理調査により、
「商店街でクルマとすれ違うことで、
楽しい気分が失われてしまう」という実態が
明らかになっている

「歩行者天国」の最大の魅力はクルマがない、
ということだが、そこにはもう一つの大きな魅力がある。
それは「賑わいがある」ということだ。
賑わいとは、人がたくさん集まり、活気ある状況をいう

そもそもクルマが走っているような道では、
親は子供の手をつないだり抱っこしたりしておかないと
危ない。
結果、子供たちは好きに歩き回る自由が制約されてしまう。
お母さんたちにしてみても、
子供を守るためにずっと「緊張」していなければならない

歩道拡幅の効果は、それだけにはとどまらない。
その結果、より多くの人々が四条通りを訪れるようになった。
歩行者調査によれば、四条通りの毎月の歩行者数は、
歩道拡張前と比べて1~2割程度増加している

日本中で最も「高密度な都市」が形成されている
東京23区では、
現在、すべての移動に占める、クルマでの移動の割合
(一般に、自動車分担率といわれる)は、
わずか11%にすぎない(平成20年時点)。
つまり、東京の人たちの移動の実に9割が電車か徒歩だ。
一方で、全国各地で同様の調査を行なったところ、
地方都市圏のクルマでの移動のシェアは、実に58%に上る

広く薄い都市化と税収減で「行政サービス」が劣化する

富山市は街の中心部に約90億円弱のLRT投資を行なって、
それを「軸」として薄く広く拡大した
市街地のコンパクト化を図った

言うまでもなく、こうした新しい人の流れは
「新しいビジネスチャンス」を生み出す。
実際、富山港にある国指定重要文化財である
北前船廻船問屋「森屋」の入場者数は、
LRT開通後、一気に3.5倍に増加している

平成28年1月時点で、環状線(セントラム)沿線を中心に、
4.9~7.5%もの地価上昇率が確認されている

人口減少時代に「集中」するというのは、
戦略的には正しいと思っています。

強者は日本国内で弱者をいじめるのではなく、
海外に雄飛して外貨を稼ぐのが本来の筋であり、
地方のマーケットは地元の中小零細企業に任せておくのが良い。

実際、著者の研究でも、地元で消費する方が地方経済への
還元が大きいということがわかっている。
(大資本のお店で消費すると、富が流出してしまう)

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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