『ある日突然40億円の借金を背負う── それでも人生はなんとかなる。』

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湯澤剛

追いつめられた状況で、
心が弱っているときに意思決定をする場合には、
その動機をよくよく自問自答するべきだろう

創業経営者というのは、ピンチを拡大均衡で乗り切ろうとしがち

創業者というのは、会社を自分の子供のように
育ててきたわけだから、どうしても思い入れが出て、
目が曇る。
合理的に考えれば答えは明らかなのに、
「創業1号店はつぶせない」とか
「この社員は動かせない」といった判断が出てくる

創業者は拡大の中で充実感を持ち出店していく一方で、
撤退するときのことも考えておかなくては
後を引き継ぐ者が大変である

私は日記を欠かさずつけている。
辛いことがあると、もっと厳しい状況を乗り越えてきた
過去の日記を読み返すことで、
目の前の問題に立ち向かう勇気を得られるのだ。
書き続けるうち、辛いことがあった日の日記の最後には
「これも絶対乗り越えられる」と記すのが習慣になった

〇正気を保つ方法
1.自分の心の状態を常に把握する努力
2.言葉遣い
3.自分が見るもの、聞くものに気を配る
4.原因を自分に探すこと
5.宇宙に思いを馳せること

懺悔の念を払拭するには、
がんばっている社員に報いる会社をつくるしかない

「人が輝く」とは、働く仲間が物質的・精神的に豊かになり、
幸せになることである

中小企業は、「大企業になれなかった会社」ではない。
「大企業になる前の段階にある弱い会社」でもない。
私は、社会の一隅を照らすことが中小企業の役割だと
思っている。
「特定の分野に特化していく」といい換えてもいい

「大企業はいいよなって? それは全然違うよ。
自分を卑下することはない。
おまえたちは地域に必要な存在なんだ」

もう一度、立ち上がってみませんか。
「これ以上はとても無理だ、
もう終わりだ、死んだほうがいい──」
そう思っていても、もう一度だけ、立ち上がってみませんか。

経営者は9割メンタルだ

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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