『「悲劇」はすべて「否定する心」からはじまる』

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小林正観「

そうじゃない、そうじゃない」と思う心、“非ず、非ず”と否定する“心”、これが“悲しい”という文字になっています。

悲劇は、すべて否定する心からはじまるのです。もし、その現象が、つらくて大変で楽しくないものであっても、私は「そうではないとらえ方」をお教えすることができます。

たとえば、コップに水が半分入っているのを、「半分しかない」と思ったら、<不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句>になります。
しかし、「半分も残っていて嬉しい、楽しい、幸せ」と思ったら同じ現象も喜びになります。
さらに、「誰かが半分も残していてくれて、ありがとう」という受け止め方もあります。

私は「否定してはいけないとか、否定をすべきではない」と言っているのではなく、「半分しかないという否定的な事実は、宇宙のどこにもない」ということを言いたいのです。
宇宙に存在している現象というのは、何の意味づけもされていません。ニュートラル(中立)で冷厳なる現象があるだけ。このことをお釈迦さまは“空(くう)”と言われました。

〇「好況よし、不況さらによし」
「鳴かぬなら、それもまたよし、ホトトギス」松下幸之助翁
どんなに絶望的な状況にあっても、「それもまたよし」と肯定したとき、そこからパワーが生まれる。

肯定からしか創造力も、エネルギーも生まれない。反対に、否定からはマイナスのエネルギーしか生まれない。
『「悲劇」はすべて「否定する心」からはじまる』どんなときも、肯定から入ろう。

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