『自分を鍛える!』

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ジョン・トッド

仲間の間でけっして感情をむき出しにしないこと。たとえ意地悪をされたり怒らされたりしても、そこで興奮してはならない。どんなに大声で怒りを爆発させたくとも、完全に冷静を保ちなさい。

「冷たい刃ほど切れる」のだから、必ず論争に勝てるはずである。挑発に対して冷静に立ち向かう人のほうが、必ず仲間の支持や尊敬を集める。「すぐカッとなって喧嘩腰になるような人間は、放っておけばいい。そういう人間の喧嘩相手はすぐに見つかる。彼以上に強い者があらわれて、あなたよりうまくやっつけてくれる。

口論好きな人間は、一生決闘をし続けなければならない」論争は通常、自分の意見を強く押し出し、勝利をめざして争われるものであり、仲間の間で行われるべきものではない。どちらか傷つかなくてはすまない。議論がそこまで昂じたら、すぐにやめるべきである。

考えや意見を対話によって交換し合えるということほど、人間に与えられたすばらしい贈り物はないのだ。これは永遠の慰めでもあり、たいへん役に立つ道具でもある。また、同様に、口はわざわいのもとともなりえる。良くも悪くもなり得る道具である。したがって、われわれの責任は重大である。言葉ににじみ出る感情は、多かれ少なかれ他の人に影響を与える。
それが正しい影響なら結構だが、そうでなければとんでもないことになる。この贈り物の使い方には重大な責任が負わされていることを、一日でも忘れてはならない。

エンジエオイル、OEMの仲間の経営塾より

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