はじめてのエシカル

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末吉里花

コーヒーやチョコレートといった嗜好品。
あるいは、洋服やシャツなどの衣料品が、
安くて高品質のものが手に入るのであれば、
それにこしたことはない。

しかし、これらは途上国の小さな子供たちが低賃金で、
学校にも行けない程の長時間労働の末に
生み出されたモノが多い。

少し値段が高くても、生産者のことを思いつつ、
自分も納得できる形の消費を考えねばならない。

エシカルとは英語で「論理的な」という意味だ。
エシカル消費とは、社会や環境、取引の公正にまで
目配りした消費を指す。

先進国で500円程度で売られるTシャツを1つ見ても、
コストを抑える為に、
途上国の劣悪な環境での長時間労働や
若年労働力に依存している。

アクセサリーやジュエリーの中には、
採掘現場での子供たちの危険な労働を経て
生まれてきているモノも多くある。

国際的な富の不均衡や格差の広がりなど、
資本主義の在り方が問い直されている。
最終消費者の私達一人一人が、少し意識するだけで
変えられる世界があるかもしれない。
日々の買い物を社会的貢献に繋げる、
フェアトレードやエシカル消費は大切だ。

まずは、100円玉2枚で
フェアトレードのチョコレートを買うことから
始めてみましょう。

安くてええもんの追求は、
どこかに無理強いをしているのですね。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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