「幸せな結婚の仕方」

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ジェームス・スキナー

「結婚すると幸せになれる」と多くの人が思っている。結婚がゴールになっていると思っている。しかし、結婚してみるとなかなかパートナーが自分を幸せにしてくれない。不幸な結婚をしたと感じている人のほとんどは、「何で幸せにしてくれないんだ?こんな筈じゃなかった。幸せになれるって思ったから、この人を選んだのに」と言っている。これは、相手にすごく依存した状態ですね。

本当にうまくいく結婚は違う。まず、自分一人でも幸せになってしまうこと。「結婚なんかしなくても、自分一人で幸せ!」それができたら、次に同じように、一人でも幸せに生きている異性を探す。そして、その人と結ばれると「幸せな結婚生活」がやって来る。これが「幸せな結婚の仕方」だ。

幸せは他者から与えられるものではなく、自分で完結すべきものなのだ。一人でも幸せを完結できている者同士が、一緒に二人の幸せを完結する。いずれにせよ、幸せな結婚の極意は「結婚なんかしなくても、自分一人で幸せ!」を体感すること。
自分以外の何かに頼って幸せになろうというのではなく、自分の力で幸せになれる人であること。今、自分の手元にあるさまざまなものに感謝し、それを楽しみ、愛おしみ、満たされた心を持つ。
「幸せ」っていうスポーツのソロ競技を嗜んだ二人が、次はデュエットでその競技を究めていく。結婚はゴールではなく始まりなのだ。

■小林正観
今すぐに、一瞬で幸せになる方法がある。それは、「今、幸せだ」と感じること。「幸せという状態」があるのではなく「幸せを感じる自分」がいるだけなんだ。何気ない日常でそれを感じるかどうか。健康で食事ができて「幸せ」。夜眠れる家があって「幸せ」。
幸せは、与えてもらうものではなく、自分で感じるもの。他者に依存している自律していない人は、自ら幸せを感じる力が弱い。だから、不平不満が多い。
結婚だけでなく、人間関係も、自律している者どうしの方が長く続く。

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