中計は将来ビジョンを実現し、持続成長を果たす手段である。
中計最終年度の目標達成度を過度に重視するあまりに、
結果として短期志向を助長する面がある。
つまり、最終年度の目標が意識されると、
逆算して毎年どれくらい成長すべきかが重視される。
すると、経営を前年の延長線上で考えてしまうようになる。
これでは目指すべき中長期の目標に届かない。
それよりも売り上げや利益などで計画期間累計の目標を
設定すべきである。
すると、最終目標が達成できなくとも、
中長期的な企業価値向上を意識した経営が可能になる。
エンジンオイルのOEMも、過去の延長線を走るようでは
面白くありませんからね。発想を変えましょう。