米中対決は長引く

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80年代後半、日本のGDPが米国の5割を超えた。 
その時、米国は日本に円高を要求した。 
輸出自主規制や市場開放、内需拡大、構造改革と 
激しく日本を攻め立てた。

今もそうだ。中国のGDPが米国の7割近くに達した。 
共産党主導の特異な体質のまま肉薄する中国。 
アメリカのナンバー2叩きは、 
かつての日本以上のモノになるだろう。

米国では今春、 
「現在の危機に関する委員会・中国」が発足するなど、 
ハイテクや軍事力の覇権は絶対に譲らないスタンスだ。

トランプ氏の仕掛けた貿易戦争に始まる 
技術移転や軍事を巡る覇権争いは、 
中国が本格的な改革開放路線立ち戻らない限り 
続くだろう。

習近平は鄧小平以来の歴史を逆転させた。 
共産党を政府の上位に置き、 
国有企業の改革も停滞している。 
国家資本主義で、米国に替わって 
先端技術や軍事力の覇権を握ろうとしている。

エンジンオイルのOEMにおいては、
ナンバー2叩きに会うなんてことは考えられませんね。
夢のまた夢ですわな。

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中国の共産党支配

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楊海英

今年は六四天安門事件から30年になる。 
この間に、ユーラシア大陸では、ソ連が崩壊し、 
東欧の共産圏やモンゴルも民主化した。

唯一、中国だけが武力で市民を弾圧して 
正常な国になるチャンスを失った。

中国共産党のエリート層は、庶民を信用していない。 
中央集権にまい進するばかりだ。 
これでは、東北部や香港などの地方は 
特色を失い、衰退する。

加えて人権意識に乏しいので、 
新疆ウイグル自治区やチベットでの同化政策は 
歯止めが利かずに暴走する。 
こういう弾圧は終わりの始まりだ。 
習近平国家主席は、秦の始皇帝に倣っている。

しかし、中国史を見れば、 
寛容度、自由度が高い王朝ほど 
長続きしてきたことが分かる。

エンジンオイルのOEMも、寛容度、自由度の高い
運用をしていきたいと思います。

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