マーケティングのレジェンド5 ダン・S・ケネディ

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DRMの世界的権威・億万長者メーカー

三流は売上を上げるために、商品を売る一流は顧客を獲得するために、売上を上げる
かつてダン・ケネディは、僕たちにこう教えてくれた。このたった1つの教えが、世界を変えた。

この教えを自分のものにするためにはまず、この話を理解する必要がある。「資産 」と「収入」たいていの人は「収入」を追い求める。売上がいくらあがった、利益がいくら残った。今月の売上はいくらだった、先月の売上はいくらだった、、、このキャンペーンはどれくらい売れた、、、などなど・・・収入にフォーカスしている人は、収入を得る事で喜びを感じてそれがすごいと思っている。
たとえば、年収いくら稼いだ、みたいな事を考える人たちだ。しかしそういう人たちはたいてい、何年か後には姿を消している。なぜか?
答えは簡単だ。収入ばかりに気を取られているので、資産が育っていないからだ。もっと端的に言えば、目の前の金ばかりに目がいっていて、ビジネスの構築ができてないからだ。 

収入はなくなる。あっと言うまになくなる。目の前に1億円の現金があったとしても、その収入を使い果たすのは、驚くほど簡単だ。あっと言う間になくなってしまう。一方、資産は減らない。資産は収入を生み続けるが、一度使ったらなくなる、、、というようなものではない。たとえばあなたがマンションを一棟持っているとしよう。マンションから家賃収入が入る。今年たくさん入ったからと言って来年にはなくなってる、、、なんて事はない。毎年、毎年、資産は収入を生み続ける。もちろん、良いときもあれば悪いときもある。しかし収入と違い、資産は継続的だ。
では、、、社長にとって収入を生み出す最大の「資産」は何か?それは間違いなく「顧客」である。顧客リストである。もっと言えば、「顧客との関係性」絆である。関係のできた顧客がたくさんいれば、その資産は、毎年、毎年、ずっとずっとずーーーーーっと収入を生み続けてくれる。

収入ではなく、資産にフォーカスするということは、今月いくら売れた、このキャンペーンでいくら儲かった、、、という考えではなく、今月は何人の新規客を手に入れた、このキャンペーンで新規客が何人入った、リードから顧客になった、顧客と何人接触した、、、こんな事に注意するという事ではないだろうか。

ダン・ケネディにこのコンセプトを学んでなかったら、きっと僕も顧客との関係性などよりも、目の前の収入ばかりを追いかけて事業は発展しなかっただろう。というのも、実際、ダイレクト出版を創業したときに、最初に売った商品は、かなり売れた。Eブックだったので粗利100%の商品で、3000万円くらい売れた。当時の僕にとっては、ちょースゲー金額だ。
ケネディにこの話を教えてもらってなかったら、やったー3000万円げっとぉー。豪遊だぜぇ!なんてなってたかもしれない。

しかし、目的は将来に向けて資産を作ること、つまり顧客リストを作ることだったので、利益として残った3000万円は、全て広告費として突っ込んで、一銭も残らなかった。その代わり、3000人の顧客リストが手に入った。現実問題として、利益を広告費に突っ込んだから3000万円売れた。
もし、早い段階で利益を確保していたら、3000万円も売れない、よくて、500万とかいうところだろう。そうすると、3000人の顧客リストは手に入らなかった。

創業当初はこんな事を繰り返していたので売上は急激に伸びた。確か目は2億4000万円、2年目で7億円くらい、3年目で10億円を突破したはず。。。多くの会社は年商1億円いかず、そのうちのほとんどは10億円いかない事を考えると、2~3年でこの成果はそれなりじゃないかと我ながら思う。
しかし、ほとんどの人が知らない重要な点は、1年目2年目には、ほぼ一切利益が出ていないことだ。当たり前である。利益なんか最初から出す必要はない。最初は資産形成が一番だ。利益を全て投資につぎ込み、資産をつくらなければいけない今、ウチのビジネスはそれなりに安定して成長してくれているが、全てはこの「資産と収入」の考え方から来ている。

何が資産で何が収入なのか?今でも考える。そして、資産を大切にしなければいけない、顧客との関係性を大切に育んでいかなければいけないという考えが、全ての原点になっている。この考え方がハマれば、きっとあなたのビジネスも大きく成長するだろう。ぜひ一度見てみてほしい。そして、考えてみてほしい。自分は資産を大切にしてるか?それとも収入を追いかけているのか?

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