社員を大切にしてください

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鷲見貴彦

キャリアコンサルタントの森清華いわく、
「社内人事が上手くいっている会社は、
一度崩壊の危機を経験している」。
大事なことは、崩壊するかしないかではなく、
そこからどう大切なことに気づけるか、。

著者によれば、ベンチャーバンクは、
かつてIPOも視野に入れながら、
崩壊の危機を経験したそうです。
52人採用して、56人が退職…。

集客・売上は絶好調なのに、社内が機能不全に陥り、
どん底に陥った著者が、どうやって会社を立て直したのか?

今思えば、当時の私たちは、
「おもしろい」を履き違えていました。
思いつきをそのまま安易に形にしようとするばかりで、
ビジネスとしての必然性や戦略、バランスを考えることを、
怠るようになっていたのです

入社3年目の青年が、事業を立ち上げ、
その後数年で、社長になる……。
実はこれこそが、私たちベンチャーバンクという会社が目指す、
ひとつの理想のありかたです。
というのも、ベンチャーバンクという会社は、
社員の一人ひとりが発案した、
新規事業という「卵」を大切に孵し、
一人前になるまで育て上げることをミッションに据えた
「インキュベーションカンパニー」だからです

もしもビジネスにおける「成功」があるとすれば、
それは、そこに関わる人間すべてが、
一人ひとり、全身全霊を持ってその仕事に打ち込み、
それまでの人生で一度も感じたことのないぐらいの
充実感を覚え、
人として成長を実感することにある

人件費を抑えれば、短期的には利益率は上がる。
しかし、長期的には、サービスの質を低下させ、
成長を鈍化させる

管理職クラスの人材は「引き抜く」のではなく、
「育てる」ほうが低コスト

働く人が「つまらない」「やりたくない」と感じている
ビジネスには、未来がない

もしも顧客満足度のために、
社員満足度を犠牲にしてしまうことがあれば、
そのビジネスからは、持続的な成長は失われるだろう

自己犠牲をビジネスに持ち込まない

労働条件や、ワークライフバランスの改善と、
働くこと自体が幸せをもたらしているかは別問題

「他人からの評価」と「他人との比較」は、
自分の軸を見失わせてしまう、最大の原因

転職のときにチェックすべきは、年収や社名ではなく、
社員満足度

ある人が直面していた壁が、別の人であれば、
簡単に乗り越えられるということは、あって当然のこと

昨今は、若い働き手がお金や義務だけのために働かない時代。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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