『はしゃぎながら夢をかなえる』

Pocket

本田晃一

〇僕が憧れる「はしゃぎながら夢をかなえて、
うまくいっている人たち」は
自分のダメな部分をたくさん見せられる人たちです。

僕が尊敬するベストセラー作家のひすいこたろうさんから、
とてもいいキーワードを教えてもらいました。
それは、
「人は長所で尊敬され、短所で愛される」というもの。

ひすいこたろうさんは、ベストセラー作家ですが、
そのひすいさんは講演をやるとき、
ものすごくあたふたされるんです。

「僕、人前に出るのが苦手で」とか言いながら、
しょうっちゅう、かみます。
でもその姿ってすごく魅力的ですね。

ひすいさんのファンのネットワークがあって、
ひすいさんがかむたびに、「いま、かんだ!」と
メールが飛ぶらしいのです。
それを読んだファンの方が
「ああ、今日の講演会行けばよかった!」と
返事が来るとか。

このやりとりに衝撃を受けた僕は、
ひすいさんに詳しく聞いてみました。

「僕だって、カッコ悪いところは見せたくないし、
できるだけ隠してたんですが、
カッコ悪いところを見せると、
読者さんがむしろ喜んでくれることが分かりました。
そうか、人は長所で尊敬されて、短所で愛されるんだって
気づいたんです。
欠点は欠点ではなくて、自分に欠かせない点だったんです」

〇僕は、その言葉にまたまた衝撃を受けました。
もちろん欠点を出すと嫌がる人もいます。
「ダメな自分」を出すと、「ふん」とバカにしたり、
「あっちへ行け!」と嫌うんです。
そういう人からは、
むしろ早く嫌ってもらった方がいいでしょう。
一緒にいても、あまり楽しくありませんから。

もっと言うと、そういう人は、
「ダメな自分」を出すあなたに、
自分自身を見ているんですね。

自分にも同じような「ダメな部分」があるのに、
それを認めたくないから、
「ダメなあなた」を見ることを、否定したがるんです。

〇「俺の人生の目的は、笑う時間を長くすること」

「楽しむためにこの人生を生きているのに、
なんでそんな深刻な顔をしてるの、バッカみたい」と、
イタリア人の女の子に言われたときに思った。

「はしゃぐ」のは、感性豊かな子どもの心がないとできない。
同様に、短所を出すのが、大人になると苦痛になる人は多い。
カッコ悪さをさらけ出せないからだ。
ついついカッコをつけてしまう。

時に、ふざけたり、大さわぎしたり、はしゃいだりして…
笑う時間を長くすることはとても大事だ。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

Pocket