『お金をかけない販促の反則技』

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石橋拓也b

あまり知られていませんが、
「市役所のオフィス内で営業活動をする権利」が
存在しているのです。
職員に対して有益であるものに限るという条件はありますが、
基本的には申請さえすれば誰でも実施できます

市役所オフィスサンプリングは、特に不動産や高級車など、
高額の商品に対しては爆発的な効果がみられました

社宅に住んでいる層は、
「優良企業に勤務していて、安定的な収入を得ており、
いずれマイホームを購入したいと考えている
若い世代の既婚世帯」です。
不動産の広告ターゲットとして、
これ以上ないくらいぴったりだと思いませんか。
それに、教育関連、金融、保険などの
「未来への投資」も需要が見込めそうです

社宅や公務員宿舎は「リスト」という形で
入手できるわけではありません。
私は、地道なインターネット検索や地図検索、
資料閲覧などを利用し、担当エリアでの
「社宅・公務員宿舎リスト」を完成させていったのです

アンケートに答えてくれたお客さまには御礼として、
「お土産」をお渡しします。
お土産はもちろん、
持ち帰りできるものにしなければなりませんが、
いくつかポイントがあります。
「なるべく個数を多くすること」、
そして、「絶対に一人では食べきれない量にすること」です

頻度の高いサービスをフロントエンド(目玉商品)として
お客さまを集め、単純接触効果によって信頼を勝ち取り、
いざという時に依頼されるべきポジションを確立する

詰め放題イベントの告知方法として
最も効果の高い方法をご紹介します。
それは、詰め放題のための容器そのものを告知ツールとして、
あらかじめ配ってしまうことです

タウンプラスの配布エリア指定には、
他にも驚くべきものがあります。
それは「マンション名で指定できる」ということです。
これは、特定の業態にとっては願ってもない話でしょう

ただの学割や家族割では面白みがありません。
コミュニティを「名指し」するのです。
ここの細かさにこそ意味があります。
「◯◯高校・××高校の学生限定」
「◯◯町にお住まいの方限定」
「◯◯スーパーのカードをお持ちの方限定」
「◯◯映画館の利用者限定」
「◯◯ホールの入場券をお持ちの方限定」……

販促アイデアは、実行した時には陳腐化したり、
パフォーマンスが落ちている、
ということが往々にしてありますが、
目のつけどころを盗んで、時代に合わせて考えれば、
きっと斬新なアイデアが浮かぶはずです。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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